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やけ麻雀

先日、アマチュア囲碁界の年数回しかない大会の予選に幕が閉じてしまった。3年前程度の自分であれば、毎年本戦に出場しベスト16前後は平均的に勝ち上がっていた。あと1、2回で全国大会という惜しい状態が何回かあった。

そして、ここ1~2年間の成績でいうならば予選1回戦で連続で敗退するという有り様となってしまった。敗因は自分でも理解している。

圧倒的に体力、集中力、気力など人の生命力と深く関係し、囲碁にとってはかなり重要な要素が圧倒的に衰えてきてしまった。

闘病生活2~3年目位は、通院生活や不定期な病院生活でも大会の予選に半日(1日2~3局)を打ち切れる体力が有ったのですが、ここ最近では1局を打つのも一苦労となってしまった。

自分を知っている多くの囲碁人先輩方やIT業界で良くして頂いた取引先の方々も、自分の体調と囲碁の活動を心配されている。尚更、自分が元気に生きている証として、成績を残したいと思っているのですが、トーナメントは甘くない。

そして、予選1回戦で敗退した時にまだ対局が残されていたのですが、自分の衰えにモチベーションを維持できずに会場を後にした。

気持ち的には、「そこに私はいません」的な感情になってしまった。そして、死にぞこないアラフィフおじさんの「やけ〇〇」をしようと考えた。

①やけ酒🍺   
 
若い頃は週3平均で飲み屋や付き合いで飲んでいたのですが、ここ5年間位は100ml缶のビールを年1回飲む程度になっている。やけ酒は命に係わる。絶対にできん。

➁やけ仕事💻
  元々3倍以上の生産力でハードワーク気味でも楽しんでいたが、今の身体では1日数時間自宅のデスクに向き合うのも厳しくて、やけ仕事はしない。

➂やけ食い🍖
  若い頃は、仕事のストレスを美食で発散していた時期もあるが、これも今厳しい食事制限をしている。自炊がメインでやけ食いはできない。

④やけセックス
   自分が健康体の時には、このような心情になったときに自分を癒してくれる美人の彼女が居ましたが、闘病生活に入ってからはチェリー道を極めつつある。

⑤やけ博打🎰
  スロット、賭け麻雀は人生の通算成績は間違いなくプラス。でも、体力が持たなくて気力が沸かず勝ててもテンション上がらない。

⑥やけゲーム🎮
   プレステなどのゲームの新作を手にしてみる。若い頃は色々と息抜き程度にやっていた時期もあるのですが、この歳になると3D酔いするゲームが多く体調が絶望的に悪くなるので、ここ5年間は殆どプレイした事が無い。

⑦やけ麻雀🀄
 健康体の時には、週末の金~日曜昼過ぎまでどのようなレートでも卓をぶん回し、メンバー以上に稼働していた。それが今では、5~10半荘でギブアップ。

健康体でないと、やけ〇〇が簡単にできないな。

で迷いに迷って選択したのが、やけ麻雀🀄 となった。

ただ、体力・気力が持つまで対局して10半荘程度打ってみた。
平均着順2.10前後をキープできた。これは、数か月前に50半荘程度対局して平均着順1.85前後をキープできているので、麻雀の腕はまだ衰えていないようだ。

自分の人生における2大競技である囲碁、麻雀は、片や絶望と悲壮感と老いを感じさせたのですが、片方は「お前まだ頑張れよ、まだ楽しめよ」と語ってくれたように感じた。

やけ麻雀🀄 をしたおかげもあり、翌日はベッドに一日中永眠したと思える程爆睡出来ました。
起きて1日振りの晩飯を食べると生きている実感が湧いてきた。

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