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ABEMAと囲碁

この記事は、日本棋院で日々普及活動や囲碁の繁栄に尽力する理事長や理事の方々に自分の声が届けばという気持ちを記載します。


1.現状の囲碁媒体

囲碁を視聴するときにどのメディアを利用するだろう?
・NHK(日曜日 12:20~14:00 NHK戦)・・2023年10月から1,100円/月
・Youtube(日本棋院チャンネル 7大タイトルのlive放送)・・無料
・囲碁将棋チャンネル・・スカバー、ひかりTV、J-COM
・週刊碁・・・紙面:330円/週  、電子:319円
ぐらいだろうか。

私は、Youtubeの日本棋院チャンネルの7大タイトルは逐次視聴させて頂いている。上記媒体を視て、今そして将来を考えて絶対的に欠けている媒体は何だろうか

ABAEMA

2.ABEMAの基本情報

細かい情報は、「ABEMA」のwikipediaをご覧ください。
重要なポイントとしては、日本におけるビル・ゲイツことCyberAgent藤田氏が代表をされている点である。(以下CA:CyberAgent)

藤田氏が、昭和・平成・令和と世代を超えて影響力が非常に大きな社長になっている点を留意したい。そして時代を読む先見性と今を時めく時代の麒麟児達との計り知れないコネクション、グループ会社に勤める優秀な社員達。

インターネット=藤田氏=CA=ABEMA

3.サッカーワールドカップ全試合無料放送

そして、記憶に新しい2022年サッカーワールドカップ。
サッカーワールドカップは、TVで視聴するもの?

昨年ABEMAは、何とサッカーワールドカップのグループリーグから全試合のLive配信を無料で放送しました。これは、日本の全民放が力を合わせても過去一切実現できていない大偉業です。日本代表戦の4試合だけでは有りません。決勝トーナメントの全試合、そして優勝国を決める決勝も国内視聴者数が2000万超を記録しました。

今回のサッカーワールドカップにおいては、カタールとの時差の関係上、ABEMAの放送時間は決して日本国民にとって好ましい時間帯ではありませんでした。24:00開始、28:00開始など深夜・早朝などが多かったにも関わらず、日本戦から決勝戦まで脅威の視聴記録をABEMA単体で成し遂げました。

4.ABEMAは急所

ABEMAは、平成・令和世代そしてこれからの若手達にとって、昭和の団塊世代のTVと同等の位置づけに該当します。

更に恐ろしい事に、このABEMAのコンテンツには、映画、アニメ、バラエティ、サッカー、釣り・麻雀・将棋・ニュースが常時用意されている上で、更に格闘技、ボクシングなど日本のエンターテイメントの主要なコンテンツを全てこのABEMA内で視聴する事ができます。

即ち、昔の昭和のTVっ子が今では、ABEMAっ子の時代になっています。Z世代を中心として余計なサービス・物にはお金と時間を払わない世代には、NHK受信料を強制されるTVは買わない・置かないのが定着しつつあります。逆にABEMAのように無料でAll-In-Oneのツールは、場所を問わず、時間を問わず、ハードを問わない魔法のようなアプリなのです。

そして、Abemaプライムでフル機能を視聴できるようになっても960円/月の低価格帯に収まっています。これは、NHK受信料よりも安価です。

つまり、今の時代では既に以下の方程式が成立してしまっています。

ABEMA> 民放+NHK(旧来のTV媒体群)

この方程式を理解できる方は、日本棋院にいらっしゃいますか?
もしかしたら、棋院にバイトしている職員の子や囲碁の大会に参加する小さなお子さんに耳を傾てみるのも良いでしょう。

5.ABEMAのメニュー

このリアルタイムのTVメニュー以外にも、コンテンツとしてバラエティ番組、映画、その他諸々のエンターテイメント番組が多数存在します。

将棋と釣りは有るのに囲碁が無い

6.藤田氏へ囲碁を全力にアプローチせよ

囲碁界が頭を下げ続けるのは、旧TV・新聞媒体のスポンサーだけでは、新聞とTVの影響力の低下により囲碁もメディア露出度が天然記念物並に低下していきます。折角、アマプロ問わず若い世代がすくすくと成長しているこの時代だからこそ、メディアに対するアプローチも間違ってはいけません。

やるべきミッションは、ABEMA内に囲碁チャンネルを持たせて貰うように尽力する。それができなければスポット(1年に1回)でも決まった時期に放送させてもらう。

例えば、企画として囲碁電脳戦の大型企画を考える。
現在、ITでは量子コンピュータの研究が盛んです。量子コンピューターは人口知能と深く関係して、その性能や技術への追及が非常に重要視されている分野です。囲碁AIは未だ進化過程です。量子コンピュータの研究成果を計る上で囲碁AIの強さ争いは1つの題材として非常に優れており、世界的な知的なコンテンツとして歴史的価値が非常に高い題材になるでしょう。

・頭脳の甲子園「高校囲碁選手権」の放送。
昔は、夏の暑い時期にTBSの夕方に1時間番組で高校囲碁選手権が放映されていた。私は、2回出場させて頂いたがこの時の記憶と想い出は、今の自分に大きな自信と熱を帯びさせてくれた。私の母校でも、SNSが無い時代にも関わらず口づてで全校生徒が囲碁を興味が無いのに映らない自分を応援してくれた。

野球、サッカー、バレーが毎年放送されるように囲碁も独占的に高校囲碁選手権をABEMAで放送させてもらってはどうだろうか?

いずれにせよ、ABEMAと藤田氏に一切絡んでいない囲碁界は、将来への打つべき急所の一手を打ち切れていない。囲碁界がアマプロ問わず全員で頭を下げて藤田氏に熱意をみせれば、小さな事でもABEMAにコンテンツを流す事が可能なはずではないだろうか?

・ダメ元でもABEMAの担当社員にお伺いを立ててどうすれば、「囲碁」チャンネルを作って貰えるのか質問ぐらいはしなくてはならない。

そして、可能であれば少年少女囲碁大会や高校選手権、プロの新人王戦や新しくアマプロ混合のタイトル戦や群雄のようなチーム戦をコンテンツとしてCAにスポンサーになってもらえるような努力をしたい

CAに対するメリットは、囲碁を競技する学生は知能が非常に高く、東大の教授や医者、IT系になる優秀な学生が多くいるので、優秀な学生の青田買いを実現する事が可能となる。

7.BigBossさとるんへ

今まで囲碁界とお付き合いのある各種スポンサーとのパワーバランスや担当者との付き合い、色々なシガラミあるのは、重々理解できます。旧来の新聞社・各種メディアの方々には最大限の経緯は示しつつABEMA・CA・藤田晋というパワーワードを忘れずに囲碁界の子供達のために至高の一手をさとるんが表現して欲しいと思っています。

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