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囲碁普及大作戦

先日、日本囲碁界で一番歴史のある本因坊戦が縮小された。

囲碁をこよなく愛している私にとっては、想像はしていたが実際にこの報道をお伺いした時には大変ショックなニュースだった。

これは、優勝賞金が1/3に減った事だけではなく、
・最終リーグ8名前後の手合料が無くなることを意味する。
・タイトル戦も2試合分の手合が無くなった事を意味する。
・2日制から1日制になる事になり、1日×7日×関係者数の仕事が無くなった事を意味する。
・将来棋士を目指す子供がいる親御さんに少なからず考えさせられる事を意味する。
・他のスポンサーの多くも新聞社であり、これだけでは済まない事を意味する。

1.10級までフリーパスポート

日本棋院の棋士達が、指を加えて衰退しているのを待つとこのままでは、囲碁が絶滅危惧種になる恐れがある。
囲碁の主要スポンサーは、全て新聞社なので、旧来のメディア(TV、新聞、紙媒体)衰退に伴い、囲碁も一緒に衰退していく。

このまま棋士達が行動しないと囲碁界は、無くなりはしないが囲碁人口やお金の規模が一気に縮小していく。

ただ、私の感覚では、動けば未だ間に合う
動かなければプロ棋士という囲碁で稼ぐ仕事が皆無になる。

では、どのようにすれば良いか具体的な戦術をここに残す。
小林理事長や日本棋院の運営部にこのnoteを知らせて欲しい。

試験的に都内の囲碁関連施設と提携して、3~65歳未満の囲碁未経験者達に10級までの3ヶ月無料コースを実施する。

これは、

1.日本棋院運営部
2.都内の主要碁会所
3.プロ棋士

全員と連携を計り、囲碁の入門者に囲碁の入門~10級までの入門~初級コースを無料で習えるフリーパスポートを日本棋院から発行する。都内の囲碁施設に10級未満の3~65歳未満までの方々であれば3ヶ月(4週×3ヶ月)間無料で通えるコースを1年間に回作成する。

ここで重要になるのは、日本棋院とプロ棋士達である。

我々はお金を貰わないと動かない、教えないというのでは駄目だ!

囲碁が整地できて囲碁の楽しみが分かり、碁会所に1人で顔に出せるようにならなければならない。そのラインが恐らく10級前後であろう。

日本棋院に所属する全棋士が持ち回りで無料入門コースを分担して、週1回3ヶ月のコースを手弁当(交通費支給)で対応する。

そして、都内小中学校、高校、大学、全新聞社に協力してもらって、

無料で囲碁が習える

の普及活動をする。メインは、日本棋院の大ホールだ。

何のイベントもしないで、日本棋院の施設をがら空きにする位ならば、無料入門コースをバンバン開催して、プロ棋士の先生達がガンガン10級まで囲碁を習える人を育てるべきだ。

プロ棋士のノルマとして、全員が無料入門コースを年1回必ず担当する事をノルマとしても良いと思う。

2.タイトル棋士との記念撮影会

これは、一力遼棋聖、芝野虎丸名人、井山裕太本因坊など全タイトルフォルダーに協力してもらって、1年に3回程度囲碁ファンのための集合写真会を無料で開催する。

年に1~3回決まった祝日、土日の何れかにタイトルフォルダーや棋士達が市ヶ谷の大ホールに集合して、アマチュアと記念撮影をする。記念撮影は、メールアドレスを登録してくれれば暗号付き電子ファイルで後日展開される。

私は、井山裕太本因坊と大学の先輩と撮らせて頂いたスリーショットは、今でも私にとって最大の財産となっており、生涯忘れられない思い出となっています。

3.スポンサー

上記
・10級フリーパスポート大作戦
・記念写真大作戦
・3者一体(日本棋院、棋士、アマチュア指導員)大作戦

を最低1年~3年継続していけば、アマチュアの囲碁人口が必ず増えるだろう。

それでも、残念ながら新聞は売れない!

今まで囲碁界を非常に世話してくれた新聞業界には敬意を払いつつ、他の勢いのある業界にスポンサーになって頂く努力が必要だ。中途半端にタイトルだけを抑えられて、規模がどんどん縮小し、手合料がガンガン減らされるならば、以下のようにした方が良い。

新聞社は囲碁を報道にする事や記事にする事は、今まで通り自由にして貰う。ただ、歴史あるタイトルのスポンサーを日本棋院が譲り受けて新たなメインスポンサー探しをする方向性にもっていく。 

スクウェア・エニックス、ソフトバンク、NTT、ソニー、KDDI、メルカリ、任天堂、パナソニック、Zホールディングス、大塚商会、サイバー
エージェント、Microsoft、Google,Apple,Facebook,Amazon、U-NEXTなど

今のインターネット社会を支えるプラットフォーム企業(通信3社、ゲーム、人口知能、OS、動画配信サービス、ECサイトなど)に関わって貰う事が兎に角重要です。

今まで支えてくれた新聞社の社長と担当者に堂々と主タイトルのメインスポンサー探しをさせて貰う主旨とスキームを提案して、今後の半世紀以上骨太になる方法を模索するしかないだろう。

4.BigBossさとるんへ

心中お察しいたします。

小林理事長が
・棋士全員
。アマチュア囲碁人達

の心を纏めて、同じ方向で活動すれば必ず将来の子供達に囲碁という素晴らしい競技を残せます。今までの小林理事長の動きを視ていると新聞社やスポンサーの担当者ベースの都合で、雁字搦めになっており日本囲碁界が新聞と共に衰退する道を歩んでいます。

心を1つにして、どうせ縮小する運命ならば、棋士全員とアマチュア指導員が週1日1年間普及のためにそれぞれが1週間の内、4~6時間を奉仕する活動をしていけば、必ず囲碁ファンが増えると思っています。

何もしないで、ラストサムライのように朽ち果てるならば、
全員で週1日の手弁当(10級までの無料コース)をやり切って
やれるべきことを全てやり切ってから縮退したい。

棋士全員を纏めて、アマチュア指導員、碁会所の席亭を纏めて、全員同じ方向性に向かせて、鼓舞させるのが日本囲碁界のBigBossのやるべき1番の仕事だと思う。


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