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身近なコトから理解する インクルージブ社会の障害学入門ー出雲神話からSDGsまでー水内豊和著 を読んで1

まずは一番読みやすそうだった本から。


まだ途中ですが、抜粋させていただきながら読み進めています。
大学生まで保育士になろうとしていた島根大学人間文化学部保育教育学科准教授の40代後半の先生が書かれています。

飲酒、マスク、カラオケなど身近なことを切り口に、それぞれの章で読者に問いかけがあり講義方式で進んでいきます。

障害児・者とその家族の想う「あたりまえへのアクセス」
当事者やその家族が想い描く当たり前へのアクセスという意味
・・・だそうで、水内先生が生み出したことばだそうです。
ちょうどモヤモヤしていた事でした。

発達障害は、脳の機能障害という生物学的脆弱性に起因することは疑うべくもないことですが、その彼らをして「障害者」としているのは、いわゆる「健常者」(って誰??)というマジョリティが作り上げた「21世紀現代の日本という時代・社会・文化様式」の中に置かれているからであり、障害状況は特にことばに代表されるコミュニケーションを前提としたこの社会と、本人の特性との相互作用の中で「作られた」ものなのです。ものの認知や理解の仕方が、定型発達の人と違う発達障害のある人たちは、ある部分では私よりも生き方を楽しんでいるのではないかと思います。

この部分は正にそうで、発達障害の診断は住む地域や担当の先生で異なる場合も多いのが現状です。特に私の住む東京は発達障害の診断がつきやすいのではないかな〜と思います。・・・実際のところどうか分かりませんが。普通の枠が小さく感じます。ただ、沢山人がいるので、ちょっと変わった人に対しても興味関心が薄く、小学生や成人男性が平日にウロウロしていても誰も不思議に思わないというか放っておいてくれる社会は人によっては居心地が良いかもしれませんね。

発達障害に限らず、コロナ渦が、障害のある方の就労や生活にどのように影響したのかについて調べてみましょう

以前一緒に働いていた子が、大学院でコロナが発達障害児の外遊びに及ぼした影響について論文を書いていたのでこのお正月にじっくり読ませてもらうつもりです。この本に出てくる数名に、就労についてはかなり影響が出ているようですね。仕事がクビになったり、苦手なことに配属転換されていたり、配慮がなされていない現状が書かれていました。

いわゆる「健常者」と言われる人からみたらこうした普通のことが、本人の障害特性によってだけでなく、社会側の無知や無関心、無理解により制限されていること(これが社会的障壁です)は、実は飲酒以外にも少なくないのです。就労、高等教育や生涯学習、自動車運転免許取得、選挙など、挙げればキリがありません。これらの課題(問題ではなく)は、当事者とその家族だけが努力したり我慢したりすることでは決してなく、医療、福祉、教育、就労、その他社会全体が、障害を含めた多様性(ダイバーシティ)を包摂するインクルージブ社会へと変わっていかなければ解決できません。シティズンシップ教育の必要性と重要性が問われています。

調べてみよう、考えてみよう、やってみよう
1、障害者の就労には、一般就労と福祉的就労に分かれています。それぞれについて自分でも調べてみましょう
2、「農福連携」について、国内外の取り組みを調べてみましょう。
3、もしあなたに知的障害のある友人がいたとして、「お酒を飲みに行きたい」と言われたら、あなたはどうしますか?考えてみてください

シティズンシップ教育について調べる必要があるのですが・・・めまぐるしく変化し続ける現代社会にあって、子どもたちが将来、市民としての十分な役割を果たし得るよう、知識、態度、スキルを体得させるための教育として、近年、欧米諸国で関心を集めているそうです。
1、については私の今の課題です。一般就労と福祉的就労のメリットデメリット。息子はどれを選べば幸せか。そして息子はどこまでの配慮が必要か?
2、農福連携は今少し関わり中の園芸療法の分野とも関連するのですが、調べてみたいですね。園芸療法士の中では違和感を感じている方もちらほらいるのが現状なようです。
3、知的障害のある友人の飲酒。これはどうなんだろうな〜。これを読んだ今は一緒に飲もう!となる気がします。もちろん量の様子を見ながらでしょうか?

1、あなたの趣味や余暇の分野において、障害のある人も参加できているかどうか、考えてみましょう
2、趣味や余暇の分野におけるバリアフリーやユニバーサルデザインのモノ、コト・サービスについて調べてみましょう。

1、この趣味や余暇の部分、園芸や森づくりといった分野でインクルージブにできないかな?と考えているところです。
どうやったらできるだけ多くの人が参加できるかな?
2、バリアフリーやユニバーサルデザインについては、今更ですが資格を取る勉強をして知識をつけようと考えています。


インクルージョン(一人一人がもともと違うものという前提に立ってそれを包括的に扱うということ
障害児と定型発達児とが時と場所を共にするだけだと、統合保育(インテグレーション)となる。現在の学校教育はまだ統合教育なのではないかと肌で感じる。・・・海外・・・イギリスではなぜ30年前にはすでにインクルージブ教育だったのか?日本人は元々調和を大切にする国民性なのが起因しているのか?


「ハンディキャップ・キャンプー障がい者運動の夜明け」2021年アカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞にノミネート、

「Educating Peter」1992年アカデミー賞で短編ドキュメンタリー映画賞。ダウン症のあるピーターが、小学3年生の通常学級に転籍してきた1年間。YouTubeで視聴可能。

その他「最強のふたり」が紹介されています。

1、障害者権利条約の第24条について、英語の原文と日本政府の示す邦訳とを読み比べて、この条約でねらいとするインクルージブ教育とはどのような事なのか考えてみましょう
2、諸外国のインクルージブ教育政策について調べてみましょう
3、国連の示した是正勧告を踏まえ、今後日本はどのようなインクルージブ教育ができるか、グループで話し合ってみましょう。
4、ここで紹介した3つの映画を鑑賞し、感想を話あってみましょう。まだ、これ以外に障害を取り扱った映画やドラマ、小説やアニメなどについても紹介しあってみましょう。

もう、これは時間をかけて取り組みたいのですが、
特に1、2、3は早急に取り組みたいと考えています。指摘内容と今の日本のインクルージブ教育の方向のずれがあるであろうことは分かっているのですが、具体的に自分に落とし込みたいと考えています。
4の映画についてはまずは最強のふたりはこの機会に観たいと思いますし、
3作品観てみたい!

というところで今日は終了します。
午前中のうちに我が家の花苗を植えて、お正月飾りも作成することを考えているのですが、できるかな〜💦
子どもの冬のキャンプの支度もこれからです💦

では、良い1日を!

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