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ゆめうつつ #ことば展覧会


琥珀色の雲が流れる秋の夕暮れに
貴方はそっと私の手を握り
小さな声でこう言った
「君のことばかり考えてる」

2人で少し遠出した土曜の午後は
小春日和で柔らかな一日だった

刈り取られた稲の
規則的な正しさがどこまでも続く風景に
揺れた気持ちの私の心は戸惑う

「もし今僕が蜜蜂だったなら
きっと君の花しか目に映らないと思う」

脳が痺れて 繋いだ手はさらに冷たく
今日という私と 明日の私
美しい光の中でさえ 狼狽える自分がいる

「今日は帰らないで、ずっと君といたい」
「僕は君の全てを知りたいし、君にも僕の全てを知って欲しい」

「でも知ってしまったら 僕はきっと元の僕には戻れない」

優しい嘘 それは知ってる
でも言葉って媚薬


参加してみました。
まだまだまだまだ 書きたいよ。






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