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風がないと生きていけない


言葉にするとなんだか仰々しい感じで、
でも実際は全くたいしたことじゃない、みたいな。
でも私は風がないと生きていけない。

風って?って思うかもしれないけれど、
ええ、普通の「風」です。
微風、清風辺りが希望です。
時々夜に狂ったように強風が吹いていると、
どうしてもその中に自分の身を置いてみたくなって
暗い外に出て風を浴びます。
髪の毛がまるで炎のように立ち上がり、
うねる感じも嫌いではありません。

「風」が苦手な人もいるので、そういう場合は我慢しますが
1人のときは出来るだけ窓を開けていたい。

言い方を変えれば
「空気が流れていないと息苦しくてたまらない」
という感じ。


スピリチュアル的にとか
そういう話が嫌いなわけではないけれど、
もうこれはなんと言われようとも私が感じている事は
「私の普通」であり、
「私の日常」であり、
「私という人間の特性」であって、
「背中が痒いから背中を掻く」とかと同じことだ。
そのくらい当たり前のことになっている。


1日に何度も窓を開けたり、
風を通したり、する。
普通にしますでしょ?  皆さんも。
ただこれが私にとってはものすごく大事に思っているだけ
のコトでございます。

車酔いが昔から常だった私にとって、窓から入ってくる風は神。
今も車の冷房が苦手で、うちの車は基本、窓が開いている。
激暑の日もこっそり、私側の窓は常に開いていたりする。


「自分が死んで何か伝えたいことがあったら風吹かすね」と
友人には伝えてあるし、

「お母さんが死んで何か私に伝えたかったら風を吹かせてね」と
父には言い忘れたことを母には伝えてある。


「いい風吹くな」は私の口癖。
そう思える時は幸せの時間。


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