教習日記 2
さて。
こんなに書くつもりもなかった 夜日記シリーズ。
これでラストです。
因みに最初に言っときますが
それなりに長いですよ、今回も。笑
🚖
上白石萌音ちゃん。
萌音ちゃんは最初仮免前に2時間、技能教習でお世話になって、仮免取得後2時間、路上でもお世話になった。やっぱり若い。そしてきちっとしてる。苦手じゃないけど、とても 真面目でしっかりさん な印象だった。
その後、学科教習の授業で「適正診断」みたいな時間があった。その先生が萌音ちゃんだった。この授業もマンツーマン。ここで一気に距離が縮まった。
萌音ちゃんは私の運転も見ているし、臆病者のビビりなところも既に知っている。
だから適正診断の結果もほぼ想定内だった。2人きりだし、お互いに少し打ち解けていたので、もう途中からすっかり 友達 みたいな会話になっていた。
「私も正直、めちゃめちゃビビりで、自分の後ろに車が連なっているとものすごく不安になって、今だに左に停車の合図出して、後続車に先に行ってもらうことが多いんですよ〜」とか言う。笑。そんなだったのか、萌音ちゃん。
萌音ちゃんの 自分ダメダメ話 はまだまだ続いた。自分から事故を起こすというより、ぼんやりしてるから もらい事故 か あたふたしてしまってドンッ みたいな事故になると思う、、、って、ほぼ私と同じ性格じゃないか!
最初の適正テストでこういう問題があって。ああ!あれって結局こういうことですよね?こういうことを試してるんでしょ?的な。そーなんですよ、でもちょっとおかしいですよね?そんなんで自分の性格当てられちゃうって怖いですよね。しかも結構当たってるという。私、いまだに何回あの診断やってもC判定なんですよ〜笑。
なんだ?この授業は?
そもそも授業か?これは?笑
もう殆ど女子トーク。めちゃめちゃ楽しい時間だった。
そんな萌音ちゃんがなんと 私の卒業検定の検定員 だったのだ✨✨
超ラッキーは実はここまで続いていた。
普段検定をする教官は私が目にしてきた限りでは、年配の男の人が多かったので、張り出された紙に萌音ちゃんの名前を見た時に は? って思った。
こんなことってあるんだーって。
萌音ちゃんは最初からとてもリラックス出来る雰囲気を作ってくれて、「私も落としたい訳じゃないから鬼のように見ている訳じゃないので、リラックスして頑張ってください😊」とにこやかな始まり。私ともう1人の男の子(小林くん)も緊張はしていても、ちょっと和んだ雰囲気に。検定中もとても穏やかなものが流れているようだった。
私の番が終わった最後に「最初こそ緊張していて(笑いながら。もう知ってる的な感じで)、左折の目視確認とか微妙でしたけど、その後はものすごくスムーズで、確認も完璧にできていて、全体的にはすごく良かったですよ〜」って言ってくれた。
私の緊張が更に減っていったのは、間違いなく萌音ちゃんのおかげ。
特別仲が良かったわけではないのだ。きっとどの教習生の検定員の時にも萌音ちゃんは同じようにあの穏やかな雰囲気で接してくれているんだと思う。
流石プロです!大事です!
本当にありがとう!
🚘
たおくん はこれまた結構な回数お世話になった先生。
教習所の先生は普通自動車の他に、二輪車も教えている人が多かった。
小池くんも米津くんも萌音ちゃんも(眞栄田くんは見ていないけど)二輪自動車も教えていたんだけど、今回の たおくん もそうだった。
たおくんも6時間の技能教習と4時間くらいの学科教習を教えてもらった気がする。(今思い出してみると、結構教えてもらったのねと今更驚いている。笑)
たおくんは見た目とは裏腹に(って、ものすごく失礼なんだけど)、とても好感度の高い先生だった。たおくんは若い生徒さんの時の方が、とても楽しそうに教習していたので、まぁこの中でいう年配の生徒である私の時は、ちょっと表情も固かったし、フランクではなかった。
でも私にとって高評価な理由は2つ。
ものすごく努力家なところ。
休み時間にバイクの8の字を何度も何度も繰り返し自主練する姿や、カーブや教習所内のコースを回っている姿を幾度となく見た。他の生徒さんはあまりしていなかったけれど、私は外の空気が吸いたくてしょっちゅうコース前のベンチに座っていたので。
それから例えば教材の文章の中に「バイクは他の車から 軽んじて 見られる」という表現があったり「高齢者マークや障害者マークは周囲の運転者にその存在を 知らしめるもの であって、、、」という表現があったりする。
私はこの『言葉の書き方』に、 ん? って思ったんだけど、そういうことにちゃんと突っ込む。
「僕はこの表現は好きではないのですが、そういうことを言いたいわけではないんですね。これは、、、」とちゃんと言う。ちゃんと 言いたい人 なんだと気が付いてから、たおくんの好感度がグッと上がった。(たとえ私との教習時間に笑顔が少なかろうとも。笑)
たおくん、見た目とは裏腹に(何度も失礼極まりない!)デリケートで繊細な人。
こういう人は応援したくなる。頑張れ!たおくん!
🚔
番外編として。
事務の人達の対応もすごく良かった。
事務の人で結構お世話になった男の人がいて、たまたまその人と卒検終了後に喫煙所で話すタイミングがあって。
やっぱり子供の数が減っているから教習所の経営も厳しいらしい。それでも私も含めてこの教習所には結構ネットの良いレビューを見て、ここに通おうと決める人が多い。
感染予防の対策に、徹底的に除菌や清掃を気持ちよくしてくれる掃除のおばちゃん。いつも気に掛けてくれて本当にありがとう😊
彼に「とても気持ちの良い教習所生活を過ごせました。ここに通って本当に良かったです。ありがとうございました」と総括のお礼を述べて、教習所を去った。
あと印象的だったのが教習所までの送迎バスのおっちゃんおじいちゃん達。
無言で!と書かれたバスではあったが、時折よく喋る人々がいて、その話はとても面白かった。
ある運転手さんの時に、あまりにも紅葉が美しかったので、つい「あの向こうに見える山は何ていう名前ですか?」と尋ねた。すると、あまり普段は生徒さんと会話をしていないおっちゃんなんだろうと思う。え?っていう感じで、最初の声がとてもかすれていた。「ごめんなさい。僕もよく知らないんです。この辺のこと。」という会話から、どんどんと会話が繰り広げられていって。
退職後にこの仕事を始めたおっちゃんは、この仕事をして約一年。この時期の紅葉の美しさに去年も感動したとのこと。そしてこれからの冬の季節がまた美しいと、とてもこの地を好きになっているのがビシバシ伝わってくるほどに話をしてくれた。(他県から移住して来たと言っていた方だったと思う)
私も雪一面の冬景色は久しぶり過ぎて、引っ越す前から相当な覚悟をしているのだけれど、ちょっと思ったんだよね。もしかしたらそれはそれでとても美しいかもって。
そう思ってから自分は万全の冬対策をして、少しだけ雪景色を楽しみにしているのだ。
そんな共通の話で盛り上がって、そういう景色を美しいって感じられるのも歳をとったからかもしれないですね、とお互いに年齢を重ねて変化する感情に共感して。
「楽しい時間をありがとうございました。」「いや、僕もとても楽しかったです。これからも頑張ってください。」ってお互いに言いながら、目的地で降車した。
🚘 🚖 🚔
そんなこんなの私の教習日記。
これで終了です。
目的はもちろん 普通自動車免許取得 だったのですが、それと同じくらい色々な人に出会って、色々なことを感じ、そして自分自身も見つめ直し(これは相当ね。笑)、とても濃ゆい日々だったなぁ〜と思います。
訳あってまだ車に乗るタイミングは訪れていないけれど、今は早く車を運転したいなーとその日を楽しみにしています♪ワクワクが止まらないぜ。
長々とお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました。
あ、最後に。
🏎
本当は卒検が実技だけじゃなくて、仮免の時のように試験もあると思っていた私。
だからその両方に備えて必死に勉強もしていたのだ。笑
卒検の実技が終わって、試験の前に(実際には試験ではなく、ただのテスト問題)やたら「卒業おめでとうございます」とか「卒業後の本免許試験場の説明」とか、本当にやたらするので「おいおい、気が早いな。まだ試験があるだろう」と思っていた。
実際に試験と思って受けたテスト中、先生が居なくなったことに ん? とここで初めて疑問が、、、。普通、ちゃんと監視してるだろ?こういう場合。
テストを終えて、先生が入ってくる前に一緒に受けた小林くんに「ねぇ、小林くん。このテストって、卒検の試験じゃないのかな?もしかしてさ、私達ってもう 卒検合格 ってことで、もう卒業できちゃうのかな?この試験の点数関係なく、、、」と聞いてみた。自信なさげに小林くんは「、、、それっぽいですよね。」と言う。「だってさ、やたら『卒業おめでとうございます!』って言ってたよね?え?え?これって試験じゃないの?ただの予想問題的な?」「うーん、自分もどうかなと思ったんだけど、やっぱり関係ないんじゃないですかね、、、」
え?そうなの?
良いんだけどさ、それでも良いんだけども!
めちゃめちゃやってきたんですよ、昨日の夜も。良いんだけども。
先生が教室に戻ってくる。
採点されたテストは90点だった。いやいや、本番だったらギリギリよ。
で、受け取りながら最終確認。
「これは卒業の試験とは関係ないんですよね?」
「ええ、ただのテスト問題です。通常の試験より難しい問題になってますが、2人ともよく勉強されてますね。」
、、、。
まぁ、いっか。笑
そんなこんなで小林くんとも さようなら をして、それぞれ家路に着きました。
おわり 🚗 🚙 🚕
サポートしていただいたら、とても喜びます♡