きっと何者にもなれないので、せめて悪い大人になりたかった
実はやっていた悪い大人
えらてんさんが紹介していた「悪い大人」の裏話
https://shimanoyaaaa.com/2019/02/06/waruiotona/
こちらを読んで、私も同じようなこと思ったのでメモついでに自分が「悪い大人」をやった時のことを書いてみる。
私は、このブログで言われているところの第二弾組にあたります。
そもそも何だこの企画
簡単に説明すると、えらいてんちょうさんの本の販売企画で
この本を欲しい人は欲しいものリストに入れて、URLを出せば誰が悪い大人が買ってくれる
というもので、誰が赤の他人の本を買うのさと一見思われるこの企画、実際のところは大盛況(TL見る限り)でした。
私自身は予約しておくくらい、この本は早期に買って読んでいた組だったので、既に持っている身として
①布教(オタク的な意味で)
②企画の盛り上がりが面白そうだったので悪ノリ
を理由として、参加してみることに。
第一弾で盛り上がってる時はガチお金持ちの方が多そう(それこそ10冊単位で即買えるような人たち)だったのと、やろうかなというタイミングで締めてたので断念。
が、どうやら第二弾をやるということになり、かつ実際に購入してる人も1~2冊くらいからやってる人が多いので、私もやってみたいと気持ちが盛り上がり、いざ送り先を探してみた。
結局はタイミング、だが足切りはある
この辺の選定については、先に挙げたブログの方が的確に述べられていたので私が新たに書くようなことはないが、やはり、送り先は選ばれる。
大体、TLを流れてるのをざーっと見て、
・アイコンの画像が無い
・「欲しい」だけで他特にコメントなし
は即除外。そこからいくつかプロフィールに飛んで
・直近(10ツイートくらい?)で変なつぶやきしてない
・プロフィール内容が怪しくない
を確認して、大丈夫そうな人のところに送ることに決定。
結局、たまたま目についた年齢性別が近く、やってることも自分の関心に近いところの人にすることにした。
贈与の輪に入る資格はあるのかという内省
この企画で最大のテーマが「贈与の輪」「贈与の連鎖」(この辺えらてんさんのツイートで検索して読んだ方が多分分かりやすい)に入ることなのだけれど、やってみた後にこれはより実感した。
投資額としてはごくごく少額なのに、ものすごく感謝してもらえるのだ。
私が本を送った人の様子を見てみると、リストから消えていることに驚き、届いてから喜び、まさかのその後お礼の手紙(しかもプチギフト付き)までいただいた。
繰り返し言うが、額としてはごく少額なのに。時給700円で働いても2時間分なのに。
ありがたいなと思う一方、罪悪感も発生してこれ何なんだろうと思っていたが、その後のTLの様子を見ていて思った。どうやら、私は
「もっと力ある人に出資させてあげれば良かった」
と思っているらしい。
えらてんさんのRTしているTL上では、本の贈与をきっかけに
悪い大人(ガチお金持ち)との付き合いが始まったとか、出資元の知名度から自分のやってることの知名度を上げたりだとかで、この企画をちゃんとステップにしている人が多く見られた。
これって出資者が「何者であるか」に強く関連するので、何者でも無い人間がその人にとっての「悪い大人」だと、すごく損させているような気持ちになってしまうのだ。
なるほど、何者でもないと悪い大人にもなりきれない。
出資する自分に耐えられるか
昔に比べていろんなものに出資しやすくなった現在だけれど
①出資するに足る人物かという内省が激しくなりすぎない
②出資先を余計にコントロールしようとしない
という点は今後出資するならちょっと気にしておこうと思ったのであった。
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