【シングルS17最終49位】伝説!アッテイ流脳筋アタック

TN:クリムト

【構築経緯】

 S15,S16と思うような結果が残せない中、竜王戦環境最後のシーズンとなった。構築が迷走していた為、使いたいという思いだけで構築を作った。対策の確立された前環境に戻る前に使用したく、ラプミミノラゴンのラプラスのみ変更とし、初手制圧力のある伝説としてディアルガを採用した。

【個体紹介】

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ディアルガ@いのちのたま 性格:ひかえめ 特性:プレッシャー

技構成:ときのほうこう/てっていこうせん/オーバーヒート/ふぶき

207(252)/×/141(4)/222(252↑)/120/90

 10の耐性を持つ化け物を初手ダイマ枠として採用。ダイマすることによってザシアンやカイオーガに強く出ることができ、広い技範囲によって多くのポケモンを一撃で粉砕できるまさに伝説のポケモン。その火力はHDポリゴン2でも受け出しできないレベル。なお初手出し負けると逆にそのまま全員粉砕される。特に終盤に増加したイベルタルに弱く、初手に出されないことで対策としていた。技構成は最大打点のときのほうこうのみは確定で入れたいが、他の技も全て火力重視の小学生型技構成であった為、ダイマが終わった後安定する技がなかったのが非常につらかった。炎技はオーバーヒートでなければザシアンが怪しくなる可能性があるが、氷技は間違いなくれいとうビームでよかった。それでもなお十分すぎる活躍をしてくれた。因みに氷技を持たせている理由はダイアイスでタスキを貫通する為であり、詳細は6体目で述べる。

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ミミッキュ@きあいのタスキ 性格:ゆうかん 特性:ばけのかわ

技構成:じゃれつく/かげうち/のろい/トリックルーム

162(252)/156(252↑)/100/×/126(4)/90

 こいつだけはいつもの個体をそのまま使用。持ち物はキュレム系統やネクロズマにも仕事をできるようにきあいのタスキを採用した。伝説環境においてもなおこいつの安定性は凄まじく、黒バドレックスや悪ウーラオスにも打点が持てるところも偉かった。強い点は多かったがこれまでに書き尽くした為、今回は省略とする。

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ウオノラゴン@こだわりハチマキ 性格:いじっぱり 特性:かんじょうあご

技構成:エラがみ/げきりん/みがわり/こおりのきば

197(252)/156(252↑)/121(4)/×/100/95

 この環境においても最強だった破壊神。当然トリックルームエースとして運用するが、あらゆる型のラッキーを上から叩く為にいじっぱりを採用。ポリゴン2、ブラッキー等も同時に上から叩ける為、非常に有用であった。伝説にドラゴンタイプが多いこともあり、エラガミの一貫がとりにくいのではと思ったこともあったが、ディアルガがドラゴンタイプに強い為、いい組み合わせとなった。しかしダイバーンとは完全にアンチシナジーであり、ターン管理が厳しいこともしばしば。当然ながら先制ハチマキエラガミの火力はザシアンのA特化+1きょじゅうざんより強い。伝説を超えた最強のパワーを持った魚野郎。

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ヒヒダルマ@ヨプの実 性格:いじっぱり 特性:ダルマモード

技構成:れいとうパンチ/ほのおのパンチ/じしん/はらだいこ

180/210(244↑)/83(60)/×/75/141(204)

180/232(244↑)/83(60)/×75/181(204) ※ダルマモード時

今回採用した対受けループ破壊用決戦兵器。Sラインは受けループに採用されているあらゆる型のムゲンダイナ抜き、AラインはA+6じしんでダイマドヒドイデはだいたい落ちるライン、Bラインは陽気イベルタルの珠ふいうちを耐えるライン。受けループは基本このポケモン一体で見ている為、ムゲンダイナ対面で居座りはらだいこを決めなければならない。大体通るがたまに突っ張られるとそのまま消えてなくなる存在。はらだいこ→ダイマックスが基本的な動きであり、ヨプの実を持たせることによって特性:がんじょうのボディプレスを耐えることができる。ムゲンダイナ受けループは何とかなるが、イベループの場合もイベルタルの前ではらだいこを決めなければならないこともある為、イベルタルに対してはまったく安定しない対策だった。

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カバルドン@オボンのみ 性格:のんき 特性:すなおこし

技構成:じしん/ふきとばし/あくび/ステルスロック

212(228)/132/181(212↑)/×/101(68)/57(↓)

 見せポケ枠その1。カバルドン対策に出てくるラムのみ持ちのランドロス等をディアルガでカモるために採用してみた。また、ミミッキュが構築単位で重い為、気持ち出しにくくなってくれればと思った。しかし、ウオノラゴンを呼んでしまい、イベルタルや黒バドレックスの初手ダイマの抑制にもなっていない為、もっと別の見せポケを採用したほうがよかった。

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ファイヤー@ラブラブボール 性格:おだやか 特性:プレッシャー

技構成:ねっぷう/つばさでうつ/にらみつける/ほのおのうず

165/108(↓)/110/136/115(↑)/109

 かつてこのポケモンは初代ポケモンにおいてLv.51でにらみつけるを覚えたことから「にらみつけるさんwww」などと馬鹿にされていた。しかし、今回はにらみつけるを採用したにらみつけるさんでレート2000を超え、49位を取ることができた。これでにらみつけるが弱い技でないことを証明することができたであろう。今後このポケモンがにらみつけるさんなどと馬鹿にされることはないと思うと非常に嬉しい。

 このポケモンの主な役割は選出誘導ではなく、初手に出てくる悪ウーラオスにあんこくきょうだを押させる技誘導。ディアルガと悪ウーラオス対面は基本悪ウーラオスが出し勝ちに見える為、ディアルガは引いてくることが予想される。タスキを持っていることが多く、行動保証もあることから強者になればなるほどあんこくきょうだを押してくれた。そこにダイアイス+あられでウーラオスを落すことができれば、重たいウーラオスを処理でき、十分にHPが残ったディアルガを場に残すことができる。一見ネタに見えるかもしれないが、このポケモンがいなければ間違いなくここまで勝つことはできなかった。

 ぶっちゃけちゃんと育成し、物理受けや初手びっくりダイマ枠として使っても良かったが、このポケモンに使用する特性パッチがなく、どうせ出さないから捕まえたままの個体で使用。持ち物はみんな大好き運勝ちを引き寄せるラブラブボール。見せポケ枠その2。選出率は当然0%。

【基本選出】

初手ディアルガをダイマ→ミミッキュでトリルしウオノラゴンでエラがみ

                               以上

【重たいポケモン】

・イベルタル→初手に来なければなんとかなる。できれば当たりたくない。

・グラードン→まじで無理。王が動画化し、環境に増えた時は終わったと思った。

・ラプラス→攻撃しながら壁を貼るとかチートやろ。もっと正々堂々と勝負をしてほしい。当たらないことで対策とする。

・マンムー→ディアルガで対面は勝てるがかなりHPが削られ、マンムーにはあられダメージが入らない為、非常につらい。当たらないことで対策とする。

【あとがき】

 ラプミミノラゴンは知名度が上がり、選出の段階でケアされるが、ディアミミノラゴンとすることで読まれることなく戦うことができた。しかし再戦が多く、読まれると対処が簡単な為、思うように勝つことはできなかった。S18からは考察を広げる為サイクル構築を使用したく、また、育成ポケモンが少ない為育成にも力を入れたい。一旦この構築で戦うのは最後となるだろう(たぶん)。今の私の力ではラブラブボールを構築に組み込んで勝てるのもこれが最後であろう。

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