【シングルS23 最終72位 レート2036】アッテイ流脳筋アタック ~6対6こそポケモンバトル~
TN:ソード
【構築経緯】
約1年の間、永遠に初手ダイマに頼っていた為、今ルールが発表された時は詰んだと感じた。シリーズ初期は色々なパーティーを試したが、どれも結局勝てず、最も使い慣れたミミノラゴン+対面最強伝説ザシアンを組み合わせた。3シーズンを通して2桁後半と、納得いく結果にはならなかったが、記念として執筆。
因みに2桁以上の順位の時は毎回3体又は4体でポケモンをしていたが、今シリーズは全シーズンを通して6体で戦った。
【個体紹介】
ザシアン@朽ちた剣 性格:意地っ張り 特性:不撓の剣
技構成:巨獣斬/じゃれつく/ワイルドボルト/インファイト
199(252)-220(76↑)-138(20)-×-144(68)-180(92)
対面最強ポケモンであり今環境の最強運ゲマン。無限に後投げしてくるサンダーやウルガモスの追加効果を引かなければ勝ち、引けば負けという試合は多数。どうせ運ゲをするのだから耐久ラインはメタモンの巨獣斬を9/16で耐え、臆病カイオーガの潮吹きも9/16で耐える無限運ゲ調整。Sラインは変えようと考えたが、最終日になり突如ミラー対面でSを勝つことが増えたので180という微妙なライン。
技構成はタイプ一致の巨獣斬、じゃれつく、カイオーガやホウホウに刺さるワイルドボルト、鋼に対する打点としてのインファイト。今期はワイルドボルトを切った立ち回りをしてくることが多かった印象。
努力値調整、技構成とも一考の余地はあるが最終的にはこれで良かったと思う。アタッカー一辺倒のポケモンではあるがプレイヤーの数だけザシアンの調整が存在する最強ポケモン。
ミミッキュ@ゴツゴツメット 性格:勇敢 特性:化けの皮
技構成:じゃれつく/影打ち/のろい/トリックルーム
162(252)-156(252↑)-100-×-126(4)-90(4)
※最遅個体
トリル要因最強の怪物お化け。今環境は評価されていない機会が多かったが、個人的にはこいつが弱い環境など存在しないと思っている。トリル始動はもちろんのこと、読まれないゴツゴツメット、黒バドレックスへの打点、ジガルデやルギアに対するのろいでの起点回避等、大活躍のシーズンであり、このポケモン以外にこの枠に収まるポケモンは存在しない。
化けの皮を貫通してくるポケモンが少なかったため、気合の襷ではなくゴツゴツメットを採用。ザシアンで削りきれない相手に対して影打ち+ゴツゴツメットの削りは非常に強力だった。
ウオノラゴン@拘りハチマキ 性格:意地っ張り 特性:頑丈顎
技構成:エラがみ/げきりん/みがわり/こおりのキバ
197(252)-156(252↑)-121(4)-×-100-95
本構築の圧倒的エースにして多くのシーズン共に戦ってきた相棒。ダイマックスのない環境でこいつの火力は凄まじく、先制エラがみはザシアン、カイオーガ、黒バドレックスと言った低耐久伝説を確殺する。堪えるサンダーを始めとする堪える持ちポケモン、ヌケニン、カプ・レヒレ、ゴリランダー等相手をしたくないポケモンも多かったが、カプ・レヒレは拘りメガネ型が多かった為、ミミッキュで削った後に通す等の一定の勝ち筋は常にあった。貯水持ちポケモンには選出されないことで対策とする。
冠環境での技構成をそのまま採用としたが、みがわりを打つ機会が殆どなく、ヌケニンへ打点を持たせた方がいい可能性あり。
トリックルーム始動ではあるが、環境にエアームド等が一定数おり、トリックルームを貼らずに上から殴りたいことが多数ある為、最遅にはせずいじっぱりの無振りにて採用。
ゴチルゼル@カゴのみ 性格:穏やか 特性:影踏み
技構成:アシストパワー/コスモパワー/挑発/眠る
177(252)-×-116(4)-115-178(252↑)-85
大出世したインキャ狩りの最強のインキャ。以前は挑発の枠を身代わりにて採用していたが、今シリーズは身代わりムゲンダイナや黒い霧ドヒドイデがあまりに多かった為、カゴのみ型で使用するならこの技構成が最も使いやすいと判断。個人的な意見だが、受けループを一体のポケモンで見るのは強いパーティーの組み方ではなく、役割対象以外のパーティーでは実質5対で闘うことになってしまう為、できる限り頼りたくはなかったが、ムゲンループがあまりに強すぎて採用せざるを得なかった。
ポリゴン2 @しんかのきせき 特性:ダウンロード 性格:図太い
技構成:イカサマ/冷凍ビーム/10万ボルト/自己再生
191(244)-×-156(252)-125-117(12)-80
黒バドレックスが最終日に増えた為、対応範囲の広そうなポケモンを探していたところ、ボックスにポリゴン2 しかいなかった。ダウンロード調整していないポケモンが多いと判断したことから、特性はダウンロードを採用。また、水ウーラオスが多かったことから10万ボルトを採用。(因みにC↑で中乱数)。構築単位で重たいネクロズマに強くでるためにイカサマを採用してみたが、1回も打った記憶はない。今更ながらイカサマ採用なら圧倒的にアナライズで良かった気がする。
黒バドレックスに対する圧力にはなったが、構築に合っていたかは不明であり、努力値調整、技構成共に一考の余地あり。
ファイヤー@ジャポのみ 特性:炎の体 性格:図太い
技構成:マジカルフレイム/蜻蛉返り/鬼火/羽休め
197(252)-×-156(252↑)-145-106(4)-110
シリーズ当初は「どうせ出さんからラブラブボール持たせとこ」と思っていたが、S21の最終日付近で「これ育成した方が強くね?」と気が付いた為、まともな個体を採用。パーティー単位で重いネクロズマには積極的に投げた。また、アタッカームゲンダイナにも投げることはあり、マジカルフレイムを入れた後に蜻蛉返りからゴチルゼルに引く動きも強く、一定の勝ち筋を見出すことはできていた。ザシアンやメタモン等の構築にはほとんど投げることはなく、ファイヤーの圧力によって深読みさせるのが1番いい働きだった。
例外としてウルトラ重たいヌケニンが出てくると思った構築にはザシアンにポルターガイストを撃たせ、ジャポのみを発動させるのが唯一の処理ルート。めっちゃ生きた。
【採用を検討したポケモン達】
・ゴリランダー→貯水持ちやヌオーに対して圧力になるが、パーティーがカイオーガに強くなりすぎてしまい、カイオーガの被選出率が極端に低くなってしまう為、クビ確定。
・トリトドン→S22のラストで使用していたが、カイオーガの被選出率が下がり、さらに天敵のゴリランダーが無限に出てきてしまう為、クビ確定。なお、S22の最終戦でイベルタルにミラーコートを打ったエアプは私である。ちなみに勝った。
・マンムー→最終日途中まで採用。対面性能が高く、気合の襷を盾に勝てる相手が多かった。ムゲンダイナ、ネクロズマに投げたが、勝率は微妙だった為、最後に船を降りることとなった。
【重たいポケモン】
・マンムー→ザシアンが地震+氷の礫を中乱数くらいで耐える。気合いで勝つ。
・ネクロズマ→異常耐久ポケモン。意地っ張りマンムーの地震2発耐えるのはバグ。調整し直せ。
・ムゲンダイナ→メテオビーム型は相当キツイ。当たらないことで対策とする。
・ゴリランダー→選出されないことで対策とする。
【あとがき】
この記事を読んでミミノラゴンを使ってみようと思った諸君に早まらないことをお勧めする。ミミノラゴンはやることが決まっており、桁違いのパワーから明確な対策がなければそのまま押し切れることが多数ある。しかし、ミミノラゴンを使って上手くなるのはミミノラゴンの通し方であってポケモンは上手くならない。あまりに簡単に勝てる為、自分がポケモンが上手いと思い込んでしまうが、全くの勘違いである。未来あるトレーナーの諸君にはこんな脳筋構築ではなく、まともな構築を使用して欲しい。
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