生誕祭当日になって

自分が生誕祭やるなんて絶対思ってなかった…
メイドを始めたときは特に
生誕祭という言葉の響きは、それほど神聖で、大きくて、わたしにとって無関係なものだった
でも、だんだんとちがくなってきた
まわりの仲間は生誕祭をやっている人たちが多くなってきたし、お客さんの楽しかった〜なんて声を聞くたびに「そんな感じなんだ」って思ったりしていた
生誕祭をやる理由は人によって微妙に違うかもしれないけど、わたしが生誕祭をやるのは、誕生日を大切にしたかったから、自分が生まれたたったいちにちの日を、いままでにないくらいみんなに好きでいていてほしいから。
わたしはそれほどまでにみんなを好きになったから。
わたしは普段あんまり喋らない。
普段遊んでるとき、わたしばっかり喋っちゃったねーって言われるくらいには(でもとっても楽しいよ)。
そんなわたしが、みんなに一生懸命しゃべるのは、大好きで、お金が発生して時間に限界があるかぎり、一日分を濃縮して喋ろうと思ってるから。
だから、みんなにお祝いにきてほしいのさ。
誰かひとり欠けてもかなしい生誕祭。
誰かひとりでも来てくれたら尻尾を振って喜ぶ生誕祭。
これでまた、一年頑張ろうって思えるような、一生の思い出になる生誕祭にしたいな。わがまま聞いてね。


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