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Senior Director 田中 敦斎

はじめまして。dotDの田中 敦斎(たなか あつよし)です。2021年8月に入社し、老舗メーカーとの共創事業におけるSIのプロジェクトマネジメントと新規事業の検討を担当しています。

dotDでは入社後1ヶ月を目処にメンバー全員との1on1を実施することが推奨されていて、執筆時点(8月末)で私も、30人数名いるメンバーのほぼ全員と1on1をしましたが、IT業界に限らず様々なバックグラウンドを持った多種多彩(多才)なメンバーたちと出会い、これから一緒に働けることにワクワクしています。また、そういったメンバーが本来の業務とは別に、社内の勉強会や情報交換会(オンライン)に積極的に参加して、dotDという“場”を皆で創り、盛り上げていく、という空気に溢れている職場と感じます。

PROFILE

1977年1月生まれ、千葉県市川市出身。
1999年 早稲田大学理工学部情報学科 知識情報工学専攻卒業。
2001年 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 国際関係学専攻修了(修士)。

今からちょうど20年前、紆余曲折ありましたが、2001年7月に新卒でアクセンチュアに入社しました。当時は“コンサルティング”という言葉が今のように一般的ではなく、アクセンチュア・ジャパンも千数百人ほどの規模だったと記憶しています。入社前は“コンサルタント=スーツを着こなし、知的でスマート”と勝手に想像していましたが、実際は、知力<<体力<<<胆力が求められる“泥臭い現場”しかありませんでした。ただ、大企業になる前のアクセンチュアで個性的な方たちと現場を共にできたことは、私の現在までのキャリアや物事の考え方に大きなプラスの影響を与えてくれたと思います。

その後、新たなチャレンジを求めてアクセンチュアグループ内の専門ITコンサルティング会社であるアバナードに転籍し、部門責任者(一般的にはVPoEと言われているような役割)を4年間担当した後、もう一度現場で成長をしたい、組織をゼロから創る活動に携わってみたいという思いから、ベンチャーファームを経て、dotDに入社しました。

dotDに入るまで

Profileでも触れましたが、アバナード時代には現場のPMとしてプロジェクト業務に携わる傍ら、社内の部門責任者として、部門メンバーの採用、育成、プロジェクトへのアサインメント管理、年次評価・報酬検討、エンゲージメント維持管理といったマネジメント業務を、人事や採用などの他部門と連携しながら、計画から実行まで担当、統括していました。

組織の責任者という立場での仕事は誰もが経験できる業務ではありませんし、責任の大きさとともに、やりがいも感じていましたが、100名を超える組織のマネジメントとなると、どうしてもそちらがメインとなり、コンサルティングやSIの“現場”から疎遠になりつつあったことに、少し焦りのような気持ちを感じるようになりました。

新卒から20年が経ち、定年まであと20年とすると、今の私はちょうど折り返し地点にいます。“今のままのペースでそのまま定年を迎えることもきっとできるだろう、でもそれは、慣性(惰性)に近いではないのか”、こんな思いが頭をもたげるようになりました。

現場のメンバーから相談を受け、アドバイスはしますが、現場の最前線にいる彼ら・彼女らに対して、現場から離れたところにいる自分が話をするときに感じる違和感。私は20年間、一貫してITインフラ領域でのSIやコンサルティングに従事していますが、20年前に比べて当然、テクノロジーは進歩しています。クラウドの時代となり、求められるアウトプットがオンプレ時代のものづくりそのものから、すでにあるサービスをいかに組み合わせて最適なシステムを実現するか、より創造性が求められるように変化しています。特にインフラの領域ではその傾向が顕著です。

仕事を通じて、スキルだけでなく人間面でも成長することができた自分にとって、残りの20年でそれを還元し、これからを担う若手の皆さんにも成長の喜びを実感してほしい、それが自分の次の喜びに繋がると思っています。そのような自分にとって、部門責任者はやりがいのあるポジションでしたが、“今の現場、今のテクノロジーや働き方を身をもって経験していない自分が、過去の実績だけでその任にいてよいのか”、“もう一度、自分自身がコンサルタントとして刀を研ぎ直すタイミングではないか”という思いが強くなってきました。

dotDに入りたいと思った理由

私にとって仕事とは、人々を成長させてくれる“場”であり、そこには魅力的な“人”が集まり、面白い“プロジェクト”があり、結果として刺激的であるが居心地のよい“環境”が生まれ、また、“人”や“プロジェクト”が集まって・・・ということがサイクリックに行われる、そういう生命体のようなものと思っています。

そのような“場”で働くことで自分自身が成長できること、そして、そのような“場”を創ることに主体的に携われること、これが私が新しい職場を探すにあたって念頭に置いた2つの軸でした。

そのような思いから前職のベンチャーファームに入りましたが、大手SIerアンダーでのSESがメインであったため自社への帰属意識が醸成しづらく感じ、また、社内の研修講師を担当するといった機会も頂きましたが、これまで自分自身が担ってきた組織作りの役割と比べると限定的なものだったため、消化不良な思いを日々抱えていました。

そんなときに、たまたま小野田や古澤と話をする機会があり、ベンチャーのアーリーステージという、まさにこれから“場”を創っていくフェーズにありながら、自社事業と共創事業という2本の柱が立ち、相互作用によって、“新たなチャレンジ”と“収益基盤の確保”という両輪をきちんと回していること、特に共創事業においては、ビジネスの種まきから具体的な事業化の検討、拡大のための営業活動、サービス化のためのSIやその後のフォローアップまで、お客様とdotDが二人三脚で進めていく、というスタイルに衝撃を受けました。

同じIT業界にいながら、これまでにそのような事業展開のスタイルを知らなかったので、灯台もと暗し、というか、知らなかった世界にぱっとスポットライトが当たり、運良く自分がそれを知ることができた、自分もそのメンバーとして一緒に働いてみたい、まさにそのような運命的な出会いだったと感じています。

dotDを通して達成したいこと、目指していること

前述のとおり、dotDでの仕事を通じて自分自身がより成長できること、そして、dotDという“場”に自身の経験を還元し、dotDをより良い“場”としていくこと。これを実現したいと思っています。

まずは、これまで自分が携わってきた、プロジェクトや組織のマネジメント領域において、求められる成果を出すことが第一と考えていますが、自身の成長という観点では、これまで自分がほとんど経験のできなかった、ゼロから事業やサービスを生み出す、いわゆる“0→1”の経験をたくさん積みたいと考えています。

まだ漠然としていますが、世の中のIT化が進んでも紙や台帳ベースで動いている仕事やそこに携わる方々はたくさんおり、一方で、そういったアナログベースの業界・人々のサービスを利用しようと思っても、デジタルな手段でしか情報検索やリーチの方法を持たない人々が増えている中で、お互いの存在にすら気づけない、“すれ違い”が発生する状況が進むのかなと。デジタルの力で、そういった“すれ違い”を減らし、そこに携わる人々がより幸せになるためのきっかけづくりができないかと考えています(もちろん、アナログベースの世界をデジタル化するにあたっての課題はありますし、デジタル化を望まない人たちに対して強引にデジタル化を進めることは本末転倒になるので、まだまだ考えなくてはならないことはたくさんあるのですが)。

最後に一言

入社から1ヶ月が経ちますが、業務へのキャッチアップはもちろん、メンバーとの1on1や社内勉強会への参加など、充実した毎日を過ごしています。優秀なメンバーと一緒に仕事をする中で、自分も早くキャッチアップして結果を残さなくては、という焦りも正直ありますが、自分も一員として早く馴染めるよう、少しずつ自分のフィールドを広げていきたいと思っています。

長文となってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。私の記事を読んでdotDに少しでも興味を持っていただけたら幸いです。気になった方は、ここに書き切れなかった話もたくさんありますので、気軽にコンタクトしてください。

dotDでは、ITに限らずいろいろなバックグラウンドを持ったメンバーがそれぞれの得意領域で活躍しており、副業という形でパートタイムで働いているメンバーもいます。ぜひdotDのドアをノックしていただいて、一緒にすばらしい“場”を創っていきましょう!

名刺の裏

【名詞の裏:剣道(の防具)】

小学4年から中学3年までの6年間、剣道をやっていました。もう30年近く竹刀を握っていないですが、当時の厳しい稽古やそれを共に乗り越えた仲間との絆、チームワークの経験が、その後の学校、社会人生活を精神的に支えた原点になっています。


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