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30秒で読む 今日の言葉116 『 中流の一壺、狡兎三窟 』

2019 / 12 / 18

 すぐれた才能を持っていながら無能をよそおい、知恵がありながらもひけらかさず、濁流にありながら清廉を保っていて、身を屈しているようでありながら将来の飛躍に備えている。

 このような身の処し方こそ、荒波を渡る浮袋であり、身を隠す穴になるのである。

 ちなみに私は、荒波にただただ流され、身を隠すものもなく、身を屈したまま飛び上がることも出来ない裸同然の人間です。あぁ、何の役にも立たず、したたかさもない私は、これからどのように生きていけばよいのでしょうか。

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