お遍路(摩訶不思議の失敗)

私は2012年から2013年にかけ霊山寺の副住職(当時、現住職)に雇われ撮影旅行を4、5周した。東京で所用があり移動するANAの飛行機の中で意識を失い病院に搬送された。腰椎の圧迫骨折をしていた。原因はわからない。サリン事件の後遺症があるのに無理をさせたからではないかと個人的に思う。病院のベッドにいる時に「戻ってくるな」と告げられた。このお遍路とその後の経験は地獄であった。この経験がなければAGANAIは作らなかった。腰は折れ、今でも痛む。補償が補償として支払われたことはない。私が経験したことについては詳細をいつかどこかで発表したいと思う。現代の奇譚を経験する貴重な機会だった。そして、その痛む腰があっても素晴らしい映画をもう少し作りたい。

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