車内在宅ワークを100日間実施してみて
目次
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・ まえがき
・ 車内在宅ワークって?
・ 車内在宅を始めたきっかけ
・ 車の紹介
・ 車内在宅の利点
・ 車内在宅で困ること
・ 車内在宅必須アイテム
・ 今後してみたいこと
・ あとがき
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■ まえがき
こんにちは、あつし@車内在宅ワーカー in ハイゼットカーゴ です!!
2020年にコロナの感染が広がり、我々の生活は大きく変わりました。
仕事に関して言えば、在宅ワークが一般的になり働き方も多様化しました。
その中で私は、車の中で仕事をする
「 車内在宅ワーク 」
をするようになり、週の半分は車の中で仕事をして過ごしています。
そして、この車内在宅ワークは私の生活を大きく変えました。
仕事の仕方そのものも変わりましたし、仕事が趣味のようになり日々楽しみながら仕事が出来るようになりました。^^
今回の記事では、車内在宅の楽しさを伝えると共に、この記事を通して私と同じように車内在宅ワークをはじめる人が増えてくれると嬉しいです。
コロナ感染の拡大や戦争など世の中は暗いニュースが多いですが、そのような中でも少しでも生活を楽しめたらいいなと思っています。
一緒に人生を楽しんでいきましょう!!
■ 車内在宅ワークって?
まず最初に、
「車内在宅ワーク」
の説明からはじめたいと思います。
車内在宅ワークとは、結論から先に言うと
「車中で行う在宅ワーク」
のことです。そのまんまですね。笑
ただし、私の考える車内在宅ワークは、家や職場と同じように快適に1日仕事が出来るような環境を車の中で実現することを前提としています。
なので、短時間で車の中で仕事をすることではありません。
暑い夏や、寒い冬でも、快適に車内で在宅ワークを行うためにはどのような準備をすれば良いのか?
そのノウハウをこの記事の中で説明しています。
また、車内で在宅を行うことのメリットや楽しさについても話しています。
■ 車内在宅を始めたきっかけ
では、なぜ車の中で在宅をするようになったか?
そのきっかけを説明したいと思います。
皆さんもご存じの通り、2020年のコロナの感染拡大によって、在宅ワークをはじめる会社が多くなりました。
私の会社でも在宅ワークが開始され、私自身は2~3ケ月で通常の業務形態に戻ると思ってました。
しかしながら皆さんご存じの通り。約2年を経過した今でもコロナの感染は続いています。
当初は家のリビングで在宅をしていましたが、我が家は夫婦で在宅をしているのと2人ともリビングで仕事をしていました。
私は仕事柄夜遅くまで仕事をすることが多く、リビングで仕事をしていると家族に不便を強いることになってしまいます。
リビング以外の部屋は子供たちが使っているので、さすがに子供たちの部屋を取り上げるわけにはいきません。
そのような中、世の中ではコロナで外出が難しくなっている状況で、キャンプや車中泊といった、人と接することが少ない趣味が大きく流行を広げていました。
私も昔からキャンピングカーが好きでいつかは自分でもキャンピングカーを作ろうと考えていました。
しかし、
「 いつかやろう 」
では定年を過ぎた老人になってしまいます。
そこで、今回のコロナを良い機会ととらえ、中古の軽を購入し自作のキャンピングカーを製作することにしました。
最初は車中泊でのみ車を活用していたのですが、車内を自分の仕事部屋としても使うようになり、今に至っています。
これが、車内在宅ワークを始めたきっかけです。
もちろん旅行や車中泊も楽しんでいますが、キャンピングカーの主な活用としては、自分の仕事部屋として使うのが全体の90%を超えるような状況です。笑
■ 車の紹介
では、私が自作したキャンピングカーを紹介します。
ベースとなる車は、ダイハツのハイゼットカーゴです。
中古で購入しましたが、事前の購入条件は以下の通りです。
・ 維持費が安いので軽自動車であること
・ 車中泊仕様に改造するため1Boxのバン
・ 軽の非力さをカバーするためターボ車
・ コストは車両購入と改造費で50万まで
・ 走行距離は長くても比較的年式が新しい車
検討の結果、インターネットで該当する車を検索して以下の条件で購入しました。
・ 維持費が安いので軽自動車であること
→ ダイハツのハイゼットカーゴを購入しました。
・ 車中泊仕様に改造するため1Boxのバン
→ 1Boxのハイゼットカーゴにしました。
・ 軽の非力さをカバーするためターボ車
→ ハイゼットカーゴのターボ車を選択しました。
・ コストは車両購入と改造費で50万まで
→ 購入価格は車検込みで32万。
本当は20万程度の価格で探していましたが、
他の条件をほぼ満たしていたので32万で決断。
・ 走行距離は長くても比較的年式が新しい車
→ 走行距離は14万キロ。年式は5年落ち。
走行距離が短くても年式が古いとトラブルが多いと聞いたので、
年式の新しいものを選択。
多少予算はオーバーしましたが、良い買い物を出来て満足です。
車をどのように改造したかの詳細は、また別の記事で紹介したいと思います。
■ 車内在宅の利点
さて、次に車内在宅ワークをする利点について話をしてみたいと思います。
あくまでも私個人の意見なので、万人に通じる利点ではないかもしれませんが、同じように感じてくれる方も多いと思います。
その利点とは、
・ 自分だけのプライベート空間を持てる
・ どこでも好きな場所で仕事が出来る
の2点です。^^
1つ目は利点というか、これが目的で車内で仕事をするのですから、当たり前と言えば当たり前です。笑
特に在宅では電話会議やテレビ会議が多くなりますが、自分の部屋を持っていないと家族にも迷惑をかけますし互いにストレスになります。
その点、車内であれば誰にも迷惑をかけません。
テレビ会議だと車内にいることが相手にも分かってしまうのでは?と心配されるかもしれません。
私としては車内と分かっても気にしませんが、気にする方はZoomやTeamsであれば、自分の背景を好きな映像に変えられるので使ってみてください。
とても便利です。
2つ目の利点、
・ どこでも好きな場所で仕事が出来る
は車内で仕事をする最大のメリットだと思います。
私はこのメリットがあるので車内で仕事をしていると言っても過言ではないほどです。
私は仕事に煮詰まった時は、近くの河原や公園、無料のキャンプ場などに出向いてそこで仕事をすることがあります。
川のせせらぎを聴きながら仕事をしている時は、とても贅沢な気持ちになります。笑
ちなみに、電話会議やテレビ会議では周りの音を拾ってしまう時があるので、その時はちゃんと車のドアをしめ切って会議をするようにしましょう。笑
■ 車内在宅で困ること
次に、車内在宅で困ることについて話をしたいと思います。
まず一番困るのが、車内の温度です。
キャンプや車中泊であれば、多少の不便さを楽しむのも醍醐味の1つではあります。
しかしながら、車の中で仕事をする場合、自宅と同じとまではいかなくても、ある程度快適に過ごせないと長時間車の中で仕事をすることは不可能です。
特に夏場は、車内の中は40度を超えることも珍しくありません。
このような中で仕事をしていれば、間違いなく脱水による熱中症になるのは間違いありません。
こうなると、もう仕事どころではありません。
次は電源の問題です。
仕事をする上で必須なのは電源です。
電源がなければ、パソコンや携帯電話を使うことはできません。
短時間であればバッテリー駆動も可能でしょうが、丸一日バッテリーで使うのはなかなか厳しいと思います。
最後は、車内での仕事スペースをどのようにレイアウトするか?です。
運転席や助手席にずっと座って仕事をするのもありですが、さすがに丸一日座っていると体調を崩します。加えて外部から丸見えになってしまいますので、プライバシーをどのように確保するかも課題となります。
私はこれらの課題を100%ではないですが解決し、100日以上にわたって車内で在宅ワークをしてきました。
次では、私がどのようにこれらの問題を解決してきたのかを説明したいと思います。
■ 車内在宅必須アイテム
さて、今回車内在宅ワーク用に車を改造するにあたって最初に購入を決めたのはポータブル電源です。
購入したポータブル電源は、
・Blutti AC200
です。
2000Wのポータブル電源でソーラパネル、走行充電にも対応しています。
購入金額は20万程でした。
車自体32万程度で購入したので、このポータブル電源がどのくらい費用をかけたのかが分かると思います。笑
私は、このポータブル電源を買う前はJaclery 400Wの電源を持っていました。
しかし、400Wクラスでは電気ポットでお湯を沸かすのも一苦労です。
あとで説明する空調のことも考えて、ポータブル電源は当時の最大量量のものを購入することにしました。
高い買い物ではありましたが、このバッテリーのおかげで使えない家電はほぼありません。
今もとても満足しています。
次は空調に関してです。
私が車中泊仕様の車を作ろうと決めた際、どんな時でも車内では快適に過ごせるようにしようと考えていました。
車を購入したのが7月ということもあり、空調(冷房)をどうするか悩みました。
大型のキャンピングカーでは、家庭用エアコンをつけるケースもありますが、さすがに軽自動車に家庭用エアコンつけるにはスペースもありませんし、効率的ではありません。
そこで、私は以下のスポットクーラーを車内に常設することにしました。
・ クレクール3
今回私がこのスポットクーラーを選択した理由は2つあります。
それは、
・ 消費電力が350wと低い
・ 値段が安い
です。
軽自動車の車内を冷やすには、それほど強力な冷房機能は必要ありません。
それよりも、ポータブルバッテリーでどの程度連続して冷房できるか?が重要になります。
Blutti AC200は2000Wなので、クレクール3ならおおよそ5.7時間稼働させることができます。
十分ではありませんが、なんとか許容範囲だと判断しました。
次は空調(暖房)です。
車内を暖める方法に関しては、冷房とは異なりいくつかの選択肢があります。
・ 電気毛布などで、体だけ温める。
・ 電気ストーブなどで、車内を暖める。
・ FFヒーターなどで、車内を暖める。
です。
車中泊仕様の車で、最も便利で強力なのがFFヒーターでしょう。
小型で暖かく、消費電力も非常に小さ抑えられます。
ただし、週に3日~4日、1日10時間以上車内で仕事をする私の場合、FFヒーターを使うと灯油もしくはガソリンを大量に使うことになりますし、周りに排ガスを出すことになります。
これは、カセットボンベを使うような暖房器具でも同じです。
月に数回の車中泊やキャンプなら問題ないのですが、私の場合FFヒーターの使用は私の車内在宅ライフに合わないと思いました。
そこで、次に考えたのは電気を使う暖房器具です。
そうなると電気ストーブになるのですが、狭い車内で火事を起こさずどのように設置をするかを悩みました。
また、電気ストーブは大量に電力を消費します。
それで、小型の電気ストーブを探していたのですが、なかなか最適なサイズを見つけ出せないでいました。
そのような中で思いついたのが、
・ 布団乾燥機を暖房器具として使用する
です。
実際に使ってみるとこれがなかなか便利で、この冬はずっとこの布団乾燥機を使っていました。
布団乾燥機を暖房に使う利点は以下の通りです。
・ 小型である
持ち運びできるように小型である
・ 電気ストーブと比較し消費電力が小さい
もともと布団だけを温めるように出来ているので
電気ストーブよりは消費電力が低め
それでも、私の購入した布団乾燥機は600Wも電気を消費しますが。。。
・ 比較的安全
布団のそばに置いてあっても火事にならないよう設計されているので、
家事の心配はない
ハイエースクラスのサイズの車だと、さすがに布団乾燥機では車を温めるのは難しいとは思いますが、軽自動車のサイズであれば十分に暖めることができます。
この布団乾燥機を設置することで、2021年の冬はとても快適に過ごすことができ、車にこもる時間が更に増えました。笑
ただ、前述の通り消費電力がかなり大きいのが難点です。
家の前に車をおいて電気を家からとるのであれば問題ないのですが、出先で使おうとするとBluttie AC200でも3時間稼働するのが限界です。
なので、私のような車内在宅ワークには便利な暖房器具ですが、本格的なキャンプや車中泊にはやはりFFヒータを使うのが良いと思います。
ポータブル電源、空調(冷房、暖房)。
この3点が、私にとっては車内在宅ワークの必須アイテムだと思ってます。
他にあると便利なアイテムとしては、
・ 作業用テーブル
サイズは様々ですが、仕事用に必要です。
・ PC用ディスプレイ
リモートワークでは、これがあると作業効率が非常にアップします。
・ 電気ポット
休憩中に車内でコーヒーやお茶をいれることができます。
またカップラーメンなども作れます。
・ 電子レンジ
車内でお弁当をあたためたり様々なことに使うことができます。
・ ポータブル冷蔵庫
車内で冷たい飲み物をいつでも飲めます。
気が付かれたことと思いますが、私は車内で料理をすることをあまり考えていません。
一応、車中泊やキャンプの時のために、IHクッキングヒーターは常備してありますが、食べ物に関してはお湯を入れて作れるものや、コンビニなどで買って電子レンジで温めて食べることを前提に考えています。
このあたりは、何を重要視するかで準備するアイテムが変わってくると思います。
■ 今後してみたいこと
以上が、100日以上の車内在宅ワークの経験を元に紹介した、車内在宅ワークの利点や必要なアイテムの説明になります。
今後やりたいことに関してですが、今は自宅前の駐車場に車を停め、その中で在宅ワークをしています。
たまに公園や近くの河原で仕事をすることもありますが、基本近場です。
今後は家からもっと遠い場所で仕事をしたり、泊りがけで出かけてキャンプをしながらの車内在宅ワークも実践してみたいと思ってます。
私の愛車ハイゼットカーゴであれば、気楽にどこにでも行けますし、フットワークを軽くしてあちこちで車内在宅ワークを楽しもうと思ってます。
■ あとがき
2020年に感染が拡大したコロナによって、我々の生活は大きく変わりました。
朝出勤して、定時になったら帰宅する。
定時後に仲間と飲みに行ったり、週末は家族と旅行に出かける。
そんな普通の生活がまったく普通ではなくなりました。
コロナは多くの人にマイナスの影響を与えました。
しかしながら、それを嘆くだけではなく、コロナが変えたこの世の中にうまく順応して今の生活をより豊かにできたらと考えています。
特に、在宅ワークが定着したことは決してマイナス面だけではないと思います。
様々な事情を持つ人々に、働き方の多様性を与えるきっかけになったと思ってます。
この多様性をうまく利用して、より豊かな社会の構築をめざしたいですね。
今回の記事が、読んで頂いた読者の方の生活に少しでもお役に立てたら嬉しいです。
今後も、車内在宅ワークや車中泊に関する記事をアップしていくつもりなので、是非楽しみにしていてくださいね。^^
それでは、また。
あつし@車内在宅ワーカー in ハイゼットカーゴ
Twitter
https://twitter.com/ATSUSHIFROM50S
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