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渡島管内学校ICT環境・活用等連絡協議会にオブザーバー参加しました

森町で開催された渡島管内学校ICT環境・活用等連絡協議会にモリラボメンバーで参加しました。2月2日は森小学校、2月5日は森高等高校でそれぞれ公開授業と研究協議が行われました。

2月2日森小学校会場

 森小学校では1年生、4年生、6年生の公開授業でした。その中でも自分が一番興味があったのが実は1年生の授業です。
 当初1人1台端末導入時に低学年の先生からの受けが悪かった記憶があります。キーボード入力するのにローマ字をまだ習っていないのでできない、パスコードの入力ができないのではないか、そもそもどう導入するのかetc…いろいろありました。そんな中、今の低学年の子たちはどうやってるのかとても気になっていたので一番長く教室にいたかもしれません。
 写真ではわかりづらいのですが、1年生の授業ではスクリーンショットとペンでの記入とpadletでの共有で授業を組み立てていて、入力デバイスとしてキーボードを選択しないという、そんな方法でいくんだ!!と驚きとともに、全児童がどんどんpadletに自分の答案をアップしているのを見て、先生方の創意工夫はすごいなと改めて思いました。

1年生の授業風景、自分の答案をスクリーンショットを取ってペンで書き込む
完成した答案をpadletで共有して他の児童と見比べて「いいね」をつける

6年生はpadletに社会のまとめサイト作るように、どんどん自分で調べて貼っていました

6年生の授業、この後教科書などから引用した伊能忠敬まとめを作成

でも今回一番すごかったのは、先生方の研究協議にpadletを使って意見整理していたので、グループ研究協議のまとめがスマホでリアルタイムで見れたので外から見ても大変興味深かったです。どんどん更新されていく画面をみながら、もう全部のワークショップほぼこれでいいんじゃないかって思いましたね。

2月5日森高等学校会場

 森高校では1年生の生物基礎、2年生の地理総合の公開授業を見学しました。生物基礎ではグラフなどの板書をプロジェクターに投影して授業、地理総合では振り返りについて1枚のポートフォリオ形式にまとめてグループで話し合うことについてICTを利用するという内容でした。
 国のGIGAスクールの取り組みも学年や学校が上になるにつれて、入試で必要なインプットしなければならない情報量が多かったり、ICTによる能動的な学習をするための基礎的な学習が必要など小学校に比べて、取り組みの難易度は高くなるというか、高校の授業内容向けにICTをアジャストさせるのが難しいという印象を受けました。
 でも、今は大学に入学すると学生にMicrosoft365のライセンスがあたり資料はクラウド、シラバスはネットでというのが当たり前になりつつあり、高校でもスムーズに移行できるような環境が整うといいですね。

 渡島教育局の深見課長からはSAMRモデル(代替→拡大→変容→再定義)によるICT技術の日常使いへの移行について解説があり、高校の授業にとってICTを利用することが日常であることに進んでいければいいなと感じました。
 そのためには研修や研究、勉強会など必要になるわけで、どの職業も大変ですが学校の先生も大変だなーと心の中で応援しました。

森高校での公開授業 地理総合
公開授業終了後の研究協議風景

 現役のときにはハード的なものにはがっつり入っていましたが、授業の取り組みについては担当外だったこともあり、今回取り組みを見学させていただき新たな発見もあり大変有意義なものとなりました。
 これからも、森町、渡島管内でICTの協議会、研究会などがたくさん開催されてICTの更なる利活用につながっていければと思います。

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