事業のミッションとビジョン(37)

こんにちは。
私は、LTSでは取締役としてグループ全体の発展を、ICTエンジニアリング本部本部長として部門の発展を、ソフテック代表取締役社長としてソフテックの発展を担っています。
その中でもとりわけ注力しているのは、LTSグループのICTエンジニアリング事業の総体としての発展です。

ICTエンジニアリング事業

組織としては、ICTエンジニアリング本部がICTエンジニアリング事業の出発点でした。その後、ワクト、ソフテックといった、仲間をグループに迎えることで、ICTエンジニアリング事業を構成しています。ICTエンジニアリング事業という名称の組織があるわけではないので、この単位を意識することは容易ではないかもしれません。

重層的なミッション、ビジョン、バリュー

LTSグループでは、グループ全体のミッション、ビジョン、バリュー以外に、事業、部門、法人単位にもミッション、ビジョン、バリューを定めることが多くあります。事業、部門、法人単位のミッション、ビジョン、バリューが、グループのミッション、ビジョン、バリューによって緩やかに束ねられている、というイメージです。
それぞれが矛盾したり対立するようなことはありませんが、重なったりすることもありますが、今のところは、それでもよいと感じています。日々チームを率いるリーダーたちが、自分の思いを表明して、想いを共有して、前に進んで、チームが経験値を積んで成長していくことが私たちの発展の原動力です。

ICTエンジニアリング本部

ICTエンジニアリング本部のミッションは、「ICTで人と社会にもっと喜びを、もっと安心を。」です。ICTをIntelectually connected technology(知性ある情報・通信技術)として定義して、「ICT(知性ある情報・通信技術)を基軸とした技術の活用、あるいは発明を通じ、世界と地域に生きる人々の生活、事業、社会の経済的、精神的、人格的な豊かさを守り、将来の繁栄を生み出すサービス・製品を創発する。」ために、この本部は存在しています。
英語のIT(Information technology、日本語で直訳すれば情報技術)は、実は膨大な裾野を持つ、技術の集合で構成されます。半導体、通信、無線、磁気、電気、電子、工学、ソフトウェア、、、軽く思いつくだけもその広さは思い浮かべることができると思います。ここ100年ほどの発展の歴史を無理やりに簡単に言えば、デジタルによる情報の演算・補完の性能の爆発的に向上することで、徐々に人間の情報認識・処理能力が機械によって代替されてきた、と言えます。その便益を上手に活用することによって、みんなの不便や苦労が少しずつ削られ、みんなの夢が少しずつ実現されてきました。
これからのICTも、これまで同様に人や社会の喜びを生み出し続けます。一方で、ICTの普及が進めば進むほど、悪用される可能性も広がります。水道・電気・交通といった社会インフラもICTによって効率的に、そして高精度に管理されることで、より便利に、より人の喜びにつながるモノになりましたが、その一方でウイルスや不正アクセスによる攻撃を可能にしてしまいました。喜びを創造するためにも、その前提として安心のあるやり方でICTは活用されなければなりません。
常に、この想いに近付いて実現することが、ICTエンジニアリング本部の仕事の根本にあります。

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