ブログをはじめて10年が経過して想う自分の理想のブログ
2010年5月に某ブログサービスでブログを始めたのがスタートですが、ブログというものを運営し始めてはや10年が経過しました。
別にめちゃくちゃアクセス数があるわけでも収益が物凄いわけでもありませんが、毎日ブログに向き合いながら作業しているのが楽しくて、今後もずっと続けていきたいと思っています。
ただ、PVだって収益だって得られるなら欲しいです。
そんなことを思いながら長い迷路を歩みつつの10年間で、自分のブログ運営についてある一定の結論が出たのでここに書き残しておきます。
結論から言うと”Googleの意向に右往左往しつつ収益やPVを高めることよりも、誰かの役に立つことやそのための技術が詰め込まれていることに価値を見出せる愛しいブログ”ということになります。
最近のSNSのタイムラインを眺めていると「Gアプデおわた」みたいな投稿、「こうやれば収益爆上がり」「PV上げるならこの動画を観て」みたいなことばかりを強く押し出す情報で溢れています。
確かに自分の発信している情報を役立ててもらうなら、悩みを抱えている人の元に届く必要があるので、こういったSEOに関する情報や収益の最適化についてアンテナを張り巡らせることは必要です。
そして、収益やPVを目的にした、いわゆる”狙った記事”というものが、私のブログの記事の中にも存在しています(基本的にすべて削除していますけど、見落としがあるかもしれないので)
ただ、綺麗事で恐縮ですが、私はそれって手段であって目的ではないと思っています。
つまり”自分が発信した情報をいろんな人に届けるために必要な対策である”ということであって、”お金やPVという数字(人ではない)を最大限に得るために、Googleの機嫌を損ねないように記事の書き方や内容を吟味する”ということではない。
結局は理想の記事がたくさんつまった理想的なブログになれば、PVや収益は高まるということになるのでしょうが、どっちが目的でどちらが手段なのかを間違えると、ブログの進んでいく方向性やブロガーの感情が全く違う結果になると思うのです。
最近の「SEO無理だからブログやめる」とか「ブログ飯は厳しいから夢がない」っていうタイプのツイートみてると、ものすごい違和感が自分の中にありました。
でも、自分の中で決めたベクトルがその人たちとは違うんだなーって気がついてからすごく腑に落ちたんです。
それと、インフルエンサーや圧倒的な結果を出している人の投稿に「激しく同意します」「すばらしいですね」「早く追いつけるように勉強させていただきます」というフォロワーさんたちのコメントもなんだか受けつけないんですよ。
参考になったわけですからそのようなコメントになるのも確かにわかるのですが”どのように参考になったからどういうアクションを起こしてみるのか”が自分の中にちゃんと芽生えているのかどうか。
そこが心配です。
ブログって自分の城、言うなればブロガーは自分の会社の社長なわけで、その舵取りをインフルエンサーに依存している感じがします。
コンサルの言うことをぜんぶ鵜呑みにして経営していたら、それはもう自分の会社ではなくなる気がするんです。
あくまで参考にして学ばせてもらい、そこから自分の会社をどうやって成長させていくのか。
つまり自分の理想のブログの形がちゃんとあるのかというのが心配です。
そして、もしその理想の形というが”PVや収益性に偏った理想型”であったとすれば、結果を伴わなかった時にブログが嫌になるんじゃないかなーと。
私が迷路の中を彷徨いながら、たいしてPVも収益でも結果が出せず、それでも今までブログを続けてこられたのは、ブログに寄せられるお礼のコメントや微々たるPVが、私に”お前の記事は役に立っているぞ”と示してくれている気がしたからでした。
なので今後も”役に立つ情報を発信している愛すべきブログ”であればいい。収益はその後だ、というスタンスで細々と続けていきたいと思います。
そしてその裏で、たくさんのブログ運営スキルを身につけ、本を読んだりヨガを学んだりして、ブロガーとしても人間としても、成長を怠らずにいたいものです。
正直、今のブログには10年間の迷走の痕跡がまだまだ残っています。
記事を量産していればPVが増えていた時代の名残りである、中身のない薄っぺらい記事。
思いっきり収益やPVを狙って書いた、気合十分のアフィリエイトリンク満載の長文記事。
誰の役にも立たない、自己満足の記事。
1,100記事近くあるもののうち、軽く選別して削除したら800記事以上はゴミ箱行きとなりました。
ただ、まだまだ道の途中ですが、努力していくべき方向性はわかりました。
自分が理想としているサイトに限りなく近いものや、その思想に共感できる運営者さんなど、良いお手本がたくさんあります。
次の10年で、Googleの評価とか、ブログの運営論というのも様変わりしているんでしょうが、あくまで今回の学びで得られた”自分の軸”だけはブレない運営を心がけたいと思います。
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