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Rutenが動き出す。

「7月で必ず決める!Rutenを動かす!」と退路を断つ宣言をした約1カ月前から何があったのか、、

この1カ月間は目まぐるしいほどに展開が早く変化が多かった!

どこから話せばいいのか、という状態だが順を追って話す。

また重大発表があるので、とても長くなる(2800文字)が最後まで読んで欲しい。

※前回のnoteを見ていない人は是非先にこちらを見てください。


6月22日

Rutenのビジョンを公開し、必ず実現すると宣言した。

できるだけたくさんの人に届け!という気持ちで様々なSNSを活用して拡散し、友人などからの反応もあったが、コトが動き出したのが1週間後の6月29日。

普段あまり使わないLinked inで、ある学生からメッセージが飛んできた。


「はじめまして、タカオです。noteを読んでビジョンにとても共感しました!応援しています!というか何か手伝いたいです!一度スカイプできませんか?」 

全く知らない関東の学生からの連絡だったが、文章から伝わるいいヤツ感で、次の日にスカイプをすることにした。

次の日、スカイプを繋いでみるとタカオは思っていた以上にいい意味で擦れていない良い奴だった!(語彙力)

僕の留学の話やRutenのビジョンにも食いつくように興味を示している。

さらにタカオの話を聞くと大手企業のインターンでシリコンバレーで2カ月間働いていた優秀な学生だった。

「こんな子が僕に力を貸してくれるのか。」

驚きを隠せないほど嬉しかった。自分の中でなんかイケる感が増した瞬間だった。

そしてタカオのスピードはシリコンバレー並みで、次の日にはマーケター、そしてその次の日はバックエンドのエンジニアを引っ張ってきた。

同時期に以前に勝浦で出会ったインドネシア人のギンさんと食事に行くと、Rutenの話が盛り上がり彼もジョインした。

ここまで4ヵ月間、一人で突っ走ってきたが、たった数日間でチームが5人になった。それもかなり優秀なメンバーだ。

優秀と言うよりもヒッピーのような面白い思想を持つ超個性的なメンバー

(ちょっと違うかも、、)

Rutenは5人になりここから爆速で動き出した。

僕自身も7月は今まで以上に気合を入れていたので、チャンスはすべて食らいついていった。

アプローチから熱量が溢れていたのか、不思議と投資面談の数も圧倒的に増え、IVSの参加などRutenについて人に話す機会がたくさんあった。

しかし話せば話すほど、その数だけ返ってくるフィードバックは辛かった。

「競合が多い!優位性が伝わらない!ニーズが低い!その未来が想像できない!」

もちろんマイナスな意見だけではないが、こういったものが多かった。

そして、ここを変えよう!この数字が必要だ!と改善を繰り返す中で、投資家が喜びそうなそれっぽい事業計画にはなったが、何がしたいのかわからなくなった。

「あぁ、今お金を持ってもすぐに溶かすな…」

とか考えれば考えるほど先が見えなくなっていく。

ついには、「どうせ今日も無理だ。何を話そう。」と考えながら投資面談に挑んだ日もあった。

まだ資金調達に回り始めた頃は情熱に燃えていて、投資してくれない人は皆センスがないとさえ思っていたが、ここまでリジェクトされるとさすがに間違っているのかと考えさせられる。


それでも間違っていないと信じることができたのはチームの存在であり、彼らの言葉だった。

「今のショーンにみんな共感して集まっているから、ショーンがこのまま全力で走り続けていれば人は離れないと思う。それが一番重要で、だから基本的な何かを変えるべきでは絶対にないし、ショーンの背中についていくから一人でやってた時みたいに走り続けたらいいと思う。」

この言葉が気づかせてくれた。

自分がやるべきことは投資家のために都合のいいデータを集めることではなく、必要としてくれる人に価値あるものを与えることだ!

初期投資額が大きいと言ってスタートできないだけで、やり方は必ずある!

そう思い、若くして不動産領域で成功したアダムニューマン(wework CEO)に学んだ。

彼は創業当初、不動産オーナーを口説き、地元(イスラエル)の友達を呼んでセルフリノベーションで最初のweworkを完成させた。

口説かれたオーナーは酔わされていて、地元の友達もニューヨーク観光と聞いて来たらしいが、、


これだ!やるしかない!

そう思っている時にタカオがすごくいいプロジェクトを見つけてきた。

その名も 

"KUMIKI PROJECT"

DIYならぬDIT(Do It Together)で皆でその拠点を作るというプロジェクト。

何かが舞い降りた感覚だった!コレだ!

さっそく代表の桑原さんに繋いでもらい、今回の1拠点目のリノベーションに協力してもらうことになった!

そして、Ruten始まりの地リノベプロジェクトをイベントとして9月末に行う予定で進んでいる。


実は、もう一つ重大発表がある。

それがつい先日、ついに法人登記のための資金を得ることができ、8月中に株式会社Rutenが設立される!

スモールスタートできるように色々と切り捨てて予算を抑えることで実現可能になった。

Minimum Viable Productというやつだ。(つい先日までMVPを知らなかったというのはここだけの秘密、、)


帰国からすでに半年が経とうとしている。

これまでたくさんの人に会って話してきたが、Rutenは法人ではなくサークルのような団体、いや、Sean Kuraoka個人でしかなかった。

それがメンバーを迎えて、ついにちゃんとした企業になり、スタートラインに立つことができた!

これまではただのストーリーテラーだったが、事業者になり本質的なフェーズが始まる。

今回を一つの節目として、協力してくれた人、応援してくれた人、noteを読んでくれてた人達に感謝を伝えたい。

ありがとうございました!

これまでもらってばかりで未だにそうですが、Giveできることを増やしていき、恩返し・恩送りをできるように頑張ります!


最後に

たくさんの人に会ってきて、たくさんの人に応援していただいて、たくさんの人に支えられて今がある。

感謝と自尊心を忘れず、これからもっと爆速で突き進んでいく!

そして那智勝浦を始まりの地として決めたのも「これは何かの縁だ!」という感覚的なものだったが、知れば知るほどこの地で良かったと思う。

地域の人にもたくさん協力してもらい、やっと1拠点目の立ち上げが出来る。

僕が勝手に決めたギークビーチはこれから日本の南海岸と呼ばれるようになる。(クリエイティブな場所は西じゃなくてもいい)

ここはロサンゼルスのコリアンベルのような脳をとろけさせる場所だ。

そんな本州ほぼ最南端の地域、那智勝浦からはじまる。

Rutenがついに始まる!

これからは、さらに険しい道が待っている。Sean Kuraokaの苦戦をこれからも一緒に笑って見守って欲しい。

貴重な時間を使って読んでいただけるだけで嬉しいです!!ありがとうございます!