晴耕雨読という働き方
そんな感じで動き出したRuten!だったが、、 大事なことが抜けていた。
メンバーの中に一人も営業経験者がおらず、何から始めたらいいのか誰もわかっていなかった。
とりあえず、頼るのはいつもGoogle先生!!
無知な僕たちに色々とノウハウを教えてくださいという願いで検索をかけた。
「 営業 やり方 」で検索!
そうする答えが返ってきた。
Google先生のアドバイス
・先輩や上司を真似する
・商品を好きになろう
・既存のお客さんを分析する
こんな感じであまり参考にならなかったので、先輩たちに相談することにした。
「とにかくビジョンに共感してもらうこと!」や「圧倒的な数!めげずに自分に自信をもって数あたろう!」という先輩からの応援の言葉をもらい
ここからメール猛ラッシュ作戦が始まった!
当時はフリーランスを対象に考えていたが、初期はIT企業のサテライトオフィスの文脈の方が利便性があると思い、
知っているIT系の会社を並べて片っ端からメールを送っていった。
もうすでに何件送ったのか誰も把握していないと思う。しかし返信は0通、、
まだ僕が一人で活動していた時にも企業に「サテライトオフィスいかがですか」と営業をしていたことがあった。
その時の提案書は本当に笑えないレベルの物だったが、それでも断りの連絡も含めると返答率は20%程あった。
しかし今回は0通
何がダメなのか、おそらくお盆という壁が原因だろうと薄々気づいていた、、
スタートアップあるあるだと思うが、世の中の大多数の人は仕事のオンとオフがはっきりしている。
しかしスタートアップ、特に創業初期となると休みの日という概念がない。
毎日楽しくて仕事に没入しすぎて、世の中とのテンションに大きなギャップが生じていると思う。なので週末はできることが少なくなる。
そんな愚痴を言っていても何も進まないので他の策を考えた。
次に始まったのが、周りの人にひたすらRutenについて話すという、最後の悪あがき的な行動。
僕だけでなくメンバーは皆、じっとしていられない性格でとにかく止まらない。その結果、メンバーが増えた。
そんな中、那智勝浦で用事があり、台風の中現地に行ってきた。
最近は勝浦でもコミュニティが広がっていき、町の中で仲良くしてくれる人が増えてきた。
その人たちが僕に言うとこは「勝浦ではバカになれ。ここはそういう場所だ!」
晴耕雨読というのが、理想の働き方だと思っていたが、おそらく僕も含め殆どの人は晴耕雨耕なのかもしれない。
努力が美学、働きまくることが偉い、休むなんてけしからん!なんて風潮があるかもしれない。
僕の場合は楽しくてやっているが、ここでは力を抜いたほうがいいのだと感じた。
そこで向かったのが地元の温泉「休暇村 南紀勝浦」
台風の真っただ中だったが、圧倒的なロケーションに魅せられて結局3時間ぐらい湯船につかっていた。
そうやって頭の中を真っ白にしてリラックスしているとアイデアがたくさん浮かんできた!
筋トレ好きの人がよく超回復の話をするが、まさに晴耕雨読というのは実は最も効率がいい働き方なのかもしれない。
ただまったりした話でした。
貴重な時間を使って読んでいただけるだけで嬉しいです!!ありがとうございます!