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これでこそシリコンバレーだろ!という話

今日は昼からHONDAのイベントに参加してきた。

英語がわからなくてもイベントに参加しまくろうと、色々なところを回っている時にこのイベントを見つけた。

開場の30分前に着いたが受付で「カフェない?」と尋ねると中に入れてくれた。そして会場に入った瞬間泣きそうになった。

そこには大量のご飯があった!ビールやワインも置かれていた!

しかもこのイベントは無料だった!!

朝から何も食べていなかったので、真っ先にご飯に食らいついて誰よりも食べた。そして必死にバクバク食べていると一人の女性が話しかけてきた。

女性「やぁ元気?」

自分「いい感じ!初めましてショーンです。」

女性「私はアレクサ。そうアマゾンエコーと同じ名前なのww あなたは何をしているの?(What do you do?)」

※What do you do?とはシリコンバレーで最も聞かれることが多い質問

自分「大学生だよ!起業するために先週からシリコンバレーに来た!」


こんな感じで話が進んでいるうちに彼女が投資家という事がわかった。しかもシード期のスタートアップへの投資がメインらしい!

VCや投資家は忙しいのでじっくり話すのは難しいと聞いていたが、いきなりこんな機会がやってきたので、片言の英語で自身のプロダクトアイデアについて話してみた。

そして途中で重要なことに気が付いた。

めちゃめちゃたくさんフィードバックをしてくれているのに、20%ぐらいしか情報が入ってこない。結局わかったのはマーケットと競合他社の認識が大切という事だけ。そしてこのサービスと似ているんじゃない?とあるスタートアップを教えてくれた。

英語ができないことでいい情報をこぼしているのかとブルーな気持ちになった。


その後もひたすら食べていた。

このプレート×3回とデザートを食べた!

すると今度は黒人二人が話しかけてきた。話していると二人はHONDAの社員でR&D部門で働いていることがわかった。

二人は片言の英語を話すこんな若いアジア人がなぜここに来た?と興味津々だった。

最初に「What do you do?」と聞かれたのだが、それに対して「Eating」と答えると二人は大爆笑だった。

その調子で「俺は3万円だけ持ってアメリカに来た。だから無料のこのイベントでただひたすら食べている」「マックとタコベル(ファストフード店)が俺の主食さ」「俺は自分が死なないという事を知っている」「将来ビッグな起業家になるからこの名刺あげるよ」などたて続けに与えるインパクトに彼らの腹筋はすでに崩壊していた。

二人とはとても仲良くなり連絡先を交換した。


その後も日本語が話せるバングラディッシュ人やAI搭載モビリティの話をするおっちゃんやカーシェアリングのスタートアップをやっているというフランス人など、たくさんの人と話をした。

やはりアジア人は若く見えてさらに学生となると話しかけやすいみたいだ。


今回のイベントで初めて、思い描いていた経験が出来たと同時に課題が多く見つかった。英語を理解できないと自己主張も中途半端で終わり、いい話も入ってくる情報はそのうちの20%だけ。

さらに周りの人の話す姿勢を見ていて、情報を得てもアウトプットできなければ結局 ”やってる感” だけで終わってしまうと感じた。こっちではYES ANDのコミュニケーションという、相手の考えに対して否定するのではなく付け加えで「だったらこうしてみたら?」というアドバイスが飛び交う。なのでそこで得たアドバイスを実際に自身で落とし込んで行動することが大切なのだと強く感じた。

貴重な時間を使って読んでいただけるだけで嬉しいです!!ありがとうございます!