試行錯誤した過程が優れたプロダクトを実現する
日本最大の都市「東京」
仕事、ファッション、食、エンターテイメントなどすべての業界における日本の頂点が集まった場所。
人口の1/10が東京に集まり、1/3が関東地方に住んでいるという。
そんな東京に先日行ってきた。実はまだこれが人生3度目だ。
目的はもちろん投資家周りと企業訪問。
日本に帰ってきてから、もう1カ月が経った。
帰国後から何も変化がなく、この1か月間は東京に行かないと何も前に進まないと焦燥感に駆られていた。
そして今回ついに東京に上陸した。この4日間ですべて変わる。ただそれだけが頭の中にあった。
これまで考え込んできたビジョンとプロダクトを伝えて利害関係者を作り、サービスを実走させようと。
しかし、数社の企業とVCを回って得た返事は「抽象度が高くて理解できない」「それが出来ると証明できる実績がない」「まずは少額でできるプロトタイプを走らせるべき」などだった。
最初の方は「これは誰にも想像できない世界を変えるプロダクトだ」と思っていたが、だんだん相手が言うロジックの意味を理解しだした。
確かに創りたい世界やビジョンはいいが、一番最初のユーザーは誰なのか。なぜそれを欲しがるのか。
そこが重要でもっと具体に落とし込まなければいけない。わかっていたつもりが詰めが甘かったし、うまく相手に伝わっていない。
さらに「自分の強みは何なのか」「何を価値として相手に提供できるのか」「どうやって相手にそれを証明できるのか」などを考えさせられる機会にもなり、前が見えなくなってきた。
自分はただ普通の大学生で、今は大きな社会的価値など何も持っていない。しかしだからと言って諦めても現状は何も変わらない。
何か他にも方法が必ずある。企業の人も批判だけではなく、アドバイスや改善点を教えてくれた。
そんな時にスティーブジョブズのあるインタビューを見た。
「スカリー達はアイデアを伝えれば社員が具体化してくれると思い込んでいた。しかしすごいアイデアから優れた製品を生み出すには大変な職人技の積み重ねが必要だ。それに製品を発展させる中でアイデアは変容し成長する。細部を詰める過程で多くを学ぶし、時には妥協も必要になってくる。だからデザインするときは大量のコンセプトを試行錯誤しながら組み換え、新たな方法で繋ぎ望みのものを生み出す。そして未知の発見や問題が現れるたびに全体を組み直す。そういったプロセスがマジックを起こす。」
ビジョンが見えているのなら、そこまでの過程は試行錯誤の連続で、どんどん具体に落とし込んでいくことで優れたプロダクトが出来る。
悲観的になるのではなく、まずはできることから確実に前進をする!
そもそも世界を変えるサービスがそんな簡単にうまくいくはずがない。強い信念と努力。ただそれだけだ。
貴重な時間を使って読んでいただけるだけで嬉しいです!!ありがとうございます!