論理という壁
日本に帰ってきてもう3週間ほどが経過した。既にシリコンバレーにいたのが昔のことのように感じる。
日本に帰ってきてから何をしているかというと、たくさんの人に会って留学の話をしたり、投資家の方に出資のお願いをしたり、サービスを利用してもらうユーザーさんに話をしたりしている。
どこに行っても返ってくる言葉は同じで「ビジョンはいいが足元が整っていない」というものだ。
シリコンバレーにいたときの僕は、Fake it till you make it (実現できるまでは偽る)という言葉の通り、未来のことや実現したい世界観ばかり考えていて、間の流れはfake(不透明)だった。
しかしビジネスを始めるためには、まず最初の一歩が必要になる。そこがないと何も始まらない。
そしてここにきて大きな壁にぶつかった。それは「論理」という壁だ。
僕は論理的思考とは正反対の楽観的な人間だ。
「何でもやってみないとわからない!」というタイプの僕は熱量でしか語ることが出来ない。
論理とは帰納の数ともいわれるように、自分が集めることが出来る情報量に依存するためGoogleから出来るだけ多くの事象を集めてきたが、どこかしっくりこない。
そうは言っても、しっかりと価値を説明して納得してもらう必要がある。
なので論理的思考というのが今の僕の課題だ。
その一方で、自分が強く信じることを既存の論理や常識で抑えつけることは危険だと思う。
PayPal創業者のピーターティールは「賛成する人が殆どいない、大切な真実は何か?」を考えることが大事だと言っていた。
今ないものを創ることがイノベーションであり、それを社会に提案して新たな価値を生み出す人がイノベーターだ。
Fake it till you make it もそうだが、実現できればそれが正しいということだ。実現するまでは何が正しくて何が誤っているかは誰にもわからない。
その中で自分が信じることを取り組み続けて、誰かにとってそれが価値になった時に、それは正しいことだったと結果論で語られる。
僕の事業も今は誰にも価値が伝わっていないかもしれないけど、諦めることなくもっともっと磨きをかけていく!
ヘンリーフォードやウォルトディズニーは何度も倒産を経験しているが、それでも信じ続けた結果、最後にはうまくいった。
なので Fake it till you make itはもしかしたら「実現できるまで信じ続ける」という翻訳なのかもしれない。
という事で、これから足元をしっかりと固めてどんどん前進していく。
そして実は今月の末に東京に行くことになった。
今回は4日間ほどいるのでこのチャンスを使って、noteで繋がった人にできるだけたくさん会って感謝を伝えたいと考えている。
Slack や Twitterから連絡するので都合がよければよろしくお願いします。
貴重な時間を使って読んでいただけるだけで嬉しいです!!ありがとうございます!