初ピッチ in Silicon Valley

昨日はブロックチェーンのミートアップに参加してきた。

ブロックチェーンというのは名前だけで、あまり興味がなくネットワーキングのために来たという人がほとんどだった。

最近はこういった会にも慣れてきたので、いつものように様々な人と話してまわっていると、目の前で30歳前後のラテン系女性が白人のおっちゃんと仲良く話していたので、その中に入っていくことにした。

話しかけると女性は僕にいきなり「Are you a designer?」と聞いてきた。

もちろん「No」と答えると、彼女はおっちゃんに対してマシンガントークをし、彼の肩をトントンと叩いてどこかに行った。

何が何なのかさっぱりわからなかった。


僕「彼女は知り合い?」

男性「違うよ彼女はデザイナーのスタートアップで、投資してとうるさかったんだ。名刺までくれたけどデザイン系はいらないんだよね。」

僕「もしかしておっちゃん投資家?」

男性「そうだよ。来月にファンドを立ち上げるんだよ。」


話を聞いていくと彼は日本にも何度か行ったことがあり、誰もが知っている日本の大手会社を複数コンサルティングしていたみたいだった。

男性「日本人の学生?エンジニア?ビジネスしないの?」

僕「そうだよ!大学では土木工学を学んでいて将来起業する!でも日本で!(笑)」

そのあと彼が日本社会の問題や考えをたくさん話してくれた。自分の認識が正しければ彼も僕と同じことを問題と考えていた。

その時、自分の信じているビジョンにさらに確信が持てた。


そのミートアップの帰り道ずっと考えていた。あのデザイン系スタートアップの女性は、周囲に友達かと思わせるぐらいグイグイいっていたな…

自分がミートアップに参加する意味ってコミュニティを広げたり、ご飯を食べるだけなのか…

いや待てよ、そういえば「日本で起業するから!」と言ったときにあのおっちゃん「~~Exchange money Japanese yen~~」て言っていた気がする

そうだ!別に日本で起業するからってこっちでピッチをしてはいけないわけではない!

アイデアでしかないから少し弱気だったが、あの言葉が脳裏に現れた

「Nothing to lose」


早速おっちゃんが教えてくれたメールアドレスに連絡をした!

今の状況はインカムがないと厳しい。お金じゃなくてもいいから、寝どころか・交通手段か・食べ物でも投資して欲しい!という内容と共に、ミートアップの際に少し話した、日本でエコシステムを作りたいという話を付け加えてメールを送った!


そして1時間後、返信が返ってきた!

やぁ!ショーン!

シリコンバレーに会社を建てて、日本の投資家たちを僕のファンドに招待してください。僕の意見だけど、日本の財産と才能をシリコンバレーに送った方がより大きな影響を与えられると思うよ。トライしてみて!

という内容だった。

これは日本でエコシステムはできないということなのか、それとも利害関係者がシリコンバレーで学ばないと実現できないという事なのか。

さらにわからなくなった。

メールを送った時の僕は気持ちが舞い上がっていたので「挑戦してみる!」とだけ送ったが、今考えるとハテナが頭の中で乱反射している。

どっちにしろここで留まるわけには行かないので、考えながら他のミートアップでもっとトライしていこう!と思っている。

貴重な時間を使って読んでいただけるだけで嬉しいです!!ありがとうございます!