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ソウルな休日 day2

朝、韓岸の見える窓辺で伸びをしてベットを振り返ると
「おはよう」ってまだ半分目が空いてないテテがニッコリ笑っていった。
幸せな朝だー。
朝ご飯はどうしよっか?
なんて相談しながらホテルを出ておすすめのフードコートでブランチ。

「ねぇバレないの?大丈夫かな?」
ドキドキして何度も聞く私に
「大丈夫だよ。ヌナがそういってキョロキョロしてるほうがバレる笑」
と笑いながらサンドイッチを頬張って
「今日はどこを回るつもり?1人で大丈夫?」なんて心配している。
仕事に行く彼に途中で車を降りて
今日はarmyになりきりどうしても行ってみたかったカフェへ

若い時の彼らがみてた景色を見れた気がしてキュンとする笑
美味しいパンとアイスコーヒーが美味しかった。

夕方仕事が終わったテテがお気に入りのお店に連れて行ってくれた。
「ヌナなんでも好きなもの買ってあげるーー!」そんな甘い言葉につられて記念に?クマのペンダントヘッドを選んだ。

「えーっこれでいーの?PRADAの新作とかあるよ?」って色々勧められたけど
「うんこれがいいの。これつけてたらずっとテテと一緒にいられるみたいじゃない?クマだしねっ」っていったら、びっくりした顔でフリーズした笑。
「ヌナがそんなこというなんて…どうしたの?笑」
なんだろー久しぶりにソウルに来てテテの若い頃を過ごした風景をみて感傷的になったのかな。
「ヌナがそんなかわいいこというなら僕もお揃いで買おうかな?」
2つください。って店員さんにいうテテの背中に「お揃いしていーの?」
ってつい…心の声が出てしまった…
「えっ?なんで?なんでダメなの?」
顔を覗き込まれて
「ダメじゃないよー笑 もう若くないのにお揃いとかいーのかなって…思っただけ…」
「ふーん。」
腑に落ちない顔でお店の人からバックを受け取り「いこっか」そういって駐車場に向かった。

夜「なんでお揃いイヤだったの?」
って聞かれて…
「んーお揃い恐怖症だからかな?」って笑ったら「やっぱり…この間のこと気にしてたんだね…」って眉を寄せた。
「大人気ないけど…ちょっとだけ。」
「そっか…でも本当になんにもないよ。
でも、ヌナが気にしてくれてちょっと嬉しい。」って可愛く笑って抱きしめられた。
何にもないって信じてるけど…彼女は私の知らないテテの世界に住んでる人で2人ならきっと世界中が認める素敵なカップルだなーって思って。
ちょっと悲しくなったけど、いま感じてる彼の体温がその不安を全て忘れさせてくれた。
次の渡韓は12月。
それまでこの体温を忘れないように
彼の匂いを胸いっぱいに吸い込んだ。

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