見出し画像

大人になる思考と食

ここ数年で思考と食の好みがだいぶ変わってきたハマーです。

私、数年前から異常に魚が好きになりました。だから魚の焼けないIHで一口コンロの家にはもう住めません。

中学校から高校まで、毎日母親が忙しい中、朝早く起きて弁当を作ってくれたのですが、
通学中走ったり、自転車のカゴに揺られることで弁当が踊り、蓋を開けると
中でミックスされていたり、圧縮されていることがよくありました。
そのほとんどが見た目が変わるだけの問題だったのですが
一つだけどうしても堪え難いことがありました。

通称:汁弁

そもそも青魚の生臭い感じが、当時はとても苦手だったので焼いた塩鯖から滴る汁、脂が白ご飯の方に流れ込み、ご飯はそのエキスを吸い膨張、少し黄色くなっている、ひどい時は半分以上侵食されている、
そんな塩鯖入りの弁当が恐怖でした。

しかし、時は流れ、大学生から一人暮らし
母親の料理を食べる機会も激減、若いうちは好きなように、好きなものを
お金がなかったのでスーパーで安売りされている1本100円のスイスロール(ロールケーキ)はデカくて甘くて腹持ちが良かったのでよく食べていましたが、年齢を重ねるにつれ、年々、やっぱり実家のご飯がうまい、恋しくなったと同時に親の有り難みを感じたものでした。

また月日は流れ
30を過ぎた頃からか、お肉大好きからお魚様さまになりました。
20代は地鶏屋さんで働いていたので昼も夜も、鶏を、それも毎日だったので
かなりの鶏を消費したはずです。

生きた鶏も捌いたし、鶏については少し詳しいです。

その後、和食割烹のお店で働かせていただいたことで、
本当の魚の美味しさを知ることになりました。
食に対しも、一つ一つの料理の由来だったり食材、器について知ることで考え方が変わったと思います。

高級なお皿もだいぶ割ってしまいました(ごめんなさい!!)がそのおかげで金継ぎなども経験させてもらい
ものを大切にする日本の文化のようなものも学んだように思います。

【金継ぎ】

【金継ぎ(きんつぎ)は、割れや欠け、ヒビなどの陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法である。金繕い(きんつくろい)とも言う。】


実家に住んでいた時は何で食器などをインテリアにするのかが全く理解できませんでしたが、最近それが少しわかったような気がしています。
自分もその世界の入り口付近にきたのかもしれません。

そのせいか、最近日本の伝統工芸に少し興味が出てきたのか
デパートに行くと、別に買うわけでもないのに、必ずといっていいほど伝統工芸品のフロアに行ってはふらふらと職人の魂を感じようとするのです。(まだよくわかりません。。)

そんなせいか、先日の母の日、以前まではお花を贈っていたのですが
庭に花が散乱しているようなので今回は別のものにしようと思い、
自分が猫好きでもなければ、母親が猫好きなわけでもないのですが
見ているととても引き寄せられたのでコレに決定!! にゃ~っ!!

【柿沼人形

これも江戸の伝統工芸らしいです。。

興味ある方はこちら

https://www.thebecos.com/ja/brand/kakinuma-ningyo.html



ちょっとずつ家の食器も味のあるお洒落なものに変えていきたいなと企み中。そして今度は自分でちょっと作ってみたいなと思う今日この頃です。

どなたか一緒に土こねませんか・・


全然関係ないですが、魚が好きになったらこんなに魚を綺麗に食べられるようになりました!!


会話の妨げになりやすいため接待にカニは禁物と言われますが、骨つきの魚が食卓に並んだ日は無言で魚と向き合ってます。

日本人に生まれてよかった。
白ご飯と味噌汁、焼き魚があればもう最高なんです!!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?