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衛生管理者一種 勉強期間2ヶ月で合格は可能か

結論:可能でした

試験日のちょうど50日前にテキストを買って、過去問をやり始めた。
で、試験2週間前に飽きた。


STEP1 敵を知り対策しよう

まずは何と言っても問題形式を知るところから。
全部で大問5項目あって、10問×3と7問×2、それぞれ配点も違うので計算するのがめんどくさい。
合格点は各大問で4割以上かつ全体で6割以上。

ん~。試験中に計算するのめんどいから、7割解ければいいでしょ?精神でやりました。
他の民間試験や国家試験と違って、合格者には得点内訳を教えてもらえない仕様。月に10回も開催してたら、そりゃめんどくさいよね。
合格者には、はがき一枚届いておしまい。どシンプル仕様。


kindle版でスリムに、デジタル派はこれ。

手ごろな価格でパッと見た時の印象に残りやすい。文字も小さくなく、iPad無印で一枚ずつめくるも見開きで記憶するもよし。

細かい注釈があまりないので、大枠を理解したい人におすすめ。


やっぱ実物じゃなきゃ、のアナログ派はこれ。

こちらの方が図解と注釈が充実していて、枝葉末節までカバーできる。きちんと周回する気がある人におすすめできる一冊。

どちらも末に過去問が収録されているので、あまり時間が無い方と頭の出来に自信がある人はこれを読みこんで延々回せば受かると思う。

本音いうと、2回の過去問では物足りないし、積み上げ不足で足をすくわれる可能性も感じた。

STEP2 労働生理をやっつけよう

中学の理科、高校の生物をやっていれば、「あ、なんか聞いたことあるぞ」が連発する唯一優しいゾーンだったように思う。

過去問もネット上に豊富に落ちており、最大10年分、春秋の各2回ずつ解説付きで用意されている。
アプリ形式ではないため、ブラウザから無料会員登録して該当のものを解いていくスタイル。
分野別で何回分か指定することも可能で、労働生理は軽くテキストを2回読んで、過去問を8回分くらい3周すれば頭に入る。

よく使っていたサイトはこちら、過去問ドットコム

ブラウザ版のため、設定次第では文字が小さすぎて苦痛に感じる人もいるかも。
そんな時は、下に紹介するダウンロードコンテンツでPDFを印刷して持ち運びを推奨。回数ごとに公表問題がまとめてあり解説もついているため、過去問一回分の予行演習に最適。
製本バージョンで印刷すればA5サイズで持ち運び鞄に忍ばせることも可能で、目から定着、手を動かして覚える派には良き。

STEP3 労働衛生(有害業務以外)をやっつけよう

労働環境や労働管理、受動喫煙の防止といった、比較的簡単でイメージしやすい常識的な問題多数。
テキストを2回読んで、後はひたすら過去問ドットコムでランダム出題。何度も間違える問題は、小さなノートかレポート用紙にメモして持ち運び、移動時間や隙間時間に見返せるようにするとよい。

スマホにスクショ撮るのもありだけど、つい他のアプリを開きがちなので、スマホを封印してから、書いて見て覚えることをお勧めする。

STEP4 労働衛生(有害業務)をやっつけよう

化学物質にかんして、状態や危険性、健康障害に関して、作業環境測定などがメイン。
局所排気装置や防毒マスクなどの種類と効果は、観念して覚えましょう。組み合わせの法則がなんとなくわかれば後は早い。
これも労働衛生(有害業務)を一気に5回分くらいずつ回して短期間でインプットし続けるのが吉。

STEP5 関係法令(有害業務以外)をやっつけよう

安衛法がメインでときどき労働基準法。そこまで難しくなく、一般的な会社の労働環境、知識が入っていれば解けるもの。残業時間とか、健康診断とか、衛生管理者や産業医あたりの設置人数や業種を覚えればいける。
ババッと人数、役職、業種などをまとめた表を作るか、テキストに記載がある場合はその一覧をスクショまたは書き出してトイレや階段、職場のデスクなどに張り付ける。
これで第一問を得点源にできる。
ひたすら表や一覧を目に焼き付けることが近道。

STEP6 関係法令(有害業務)をやっつけよう

有機溶剤や酸素欠乏などが頻出。
作業主任者や、有機溶剤、有害物質と一言にいっても、物質によって様々なくくりがありひっかけ問題になりやすい。
これも過去問を回して、丁寧に解説を読み復習。おそらく一番力を入れて丁寧に反復しなきゃいけないのがこれ。
数字の違い、単位の違いまで覚えられたら高得点を狙える。
ただ、そこまで必死にならずとも、正誤の組み合わせを覚えると最終2択に絞りやすいので、ちょっと時間足りないという方は過去問でパターンを見つけて持ち運び用ノートに書きだすのも良い。

STEP2~6まではそれぞれ一週間程度ずつかけてテキストと過去問を行ったり来たり。5週間で一通りやったことになる。ここまで出来たらSTEP7へ。

STEP7 出題順に沿って過去問を回そう

ブラウザ上でも過去問PDF印刷でもなんでもいいので、出題順に過去問を回しまくる。最後3日はこれしかやってない。
回せば回すだけ覚えるので、最低でも一日3時間で2周はしたい。
1時間で一回解いて、20分で正誤と解説熟読。10分休憩してから追加で1ラウンド。
休憩中はスマホ厳禁で、目を閉じてボーっとすると勝手に脳内で解いた問題を反芻してくれるので良き。
眼球を労われ。

まとめ

そんなこんなで試験まで2か月あれば充分と思われる。要領のいい人は1か月も要らないし、もっとできる人は2週間いらないかもしれない。
基本的には仕事してる人間しか受けないもののはずだから、そこは自分の頭と試験までの勉強時間と相談。

参考までに、民間試験の3級を一週間前に勉強開始して受かる、もしくは中学の内申点が40あったような人達は、短期間で過去問を回しまくるスタイルで合格できると思う。

大手資格予備校などで2~3万円の講座を出していたりするが、正直これにお金をかけるまでの価値は無い。というかもったいない。
80~120時間やればおそらく大丈夫。
テキストとブラウザ上の過去問を効率よく使い、最低限の出費で合格しよう。


今日のおまけは、愛知県豊橋市の「のんほいパーク」という動物園のレストラン【レストラン トラットリアチェント】で食したグラタンハンバーグ。
アツアツで提供されるのはもちろん、かぼちゃ、茄子、トマト、ブロッコリーなど野菜がたっぷり、マカロニやチキンもホワイトソースにたっぷり絡まってボリューミー。ライスとミニサラダ付きセットを頼んだけどもあまりのボリューミーさに、満腹と満足を同時に感じたよ。
ほんとに美味しかった。
店内の内装も落ち着いていて、動物園のレストランにしては限られた材料でさまざまに工夫してメニューを考案しているのが伺える。
ぜひ行っておくれ。


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