もっと自由でいい。窮屈にしてた自分の思いからの解放。

11月末から1週間、長野の松本で開催する3人展に参加するにあたり、家を不在にすることに悩んでいた。

先日の長野旅行での心配同様、父のことである。

開催期間中に、一度大阪に帰ることを考えていたが、もしかしたら1週間程度ならなんとかなるのかもしれないと思い始めてきた。

今回の旅行で３日間不在にしても、全然問題ないことがわかった。すべてただ私が、あれもこれもと心配しすぎ、帰宅した後の片付けを考えると億劫なだけだった。

きっと、父は一人でも大丈夫なんだろう。

なんとかなる気がする。

父のことで色々たまってた自分の気持ちを素直に認めてあげて、無理をしないことにした。
罪悪感や住まわせてもらっている負い目は脇において、昨日は、父のごはん作りをボイコットした。解凍していた魚だけ焼いておいた。

ふだんから、それぞれ別で食事をとる。
冷蔵庫に用意してあるおかずをとってもらい、ごはんは自分でよそって食べてもらうシステムだ。

昨日の冷蔵庫にあるのは、焼き魚と豆腐のみ。
3食これだけ。

私はというと、好きなものを食べる。
夕方から友達と会い、外で好きなものを食べた。

外に買いに出られない父のことを考えると、自分だけがとか罪悪感があったけど、家の中で歩いてるし、出ようと思えば出られるはず。

ほんのすぐそこの距離とはいえ、自分の好きなカラオケをするためには出ていく。

私が父を動けないようにしていたのだ、きっと。

罪悪感を感じつつ帰宅すると、ご機嫌で鼻歌を歌う父がいた。永遠に自分で下げないかと思っていた食器が、ようやく父の部屋から台所にもってこられていた。

お互いもっと自由になろう。
自由になっていいらしいことがわかった。