見出し画像

LaLaLa KIDS 【マイクラカップ全国優勝への道のり】第2話 『プログラミングはどこまでやればいい?』

マイクラの全国大会『マイクラカップ2024』に小学生20人と挑戦!
Minecraftカップに第3回から挑戦している当塾。2022年と2023年は、2年連続でブロック優勝、全国進出を果たしました!
ただ、どうしても届かない全国優勝。今年こそは!全国優勝!
ということで、このnoteでは、当塾に通う小学生生徒たちが試行錯誤しながら今年の大会テーマである「Well-beingをデザインしよう」というお題に向けてチームを組み、ひとつのマイクラの世界を作り上げていく模様をレポートしていきます!


チャレンジクラス2日目!

先週「はじめまして」を済ませた子供たち。
2日目「今日はマイクラやるんでしょ〜?」とルンルンで集まってきました笑

「うん、今日はマイクラやろうねー!」と言いながら、先週セットアップしたばかりのマイクラ教育版を各々開いてもらいます。
ログインに時間がかかる子もいますが、とにかく見守ることが大事。ここから毎回ログインする必要があるので、それぞれ自分でしっかりログインできるように指導します。

さぁ、マイクラ が開いた!!というところで、今日やることを発表👏
『今日はプログラミングをやるよー!』
ガッカリする子もいれば、よくわからず「?」という子もいれば。
「やったー!」と大喜びする子は一人もいません。笑

うん、とにかくやってみよ😅

まずはプログラミングから!
マイクラ教育版が用意しているプログラミングワールドを活用します!

マイクラカップでも使用するMinecraftの教育版ではmakecodeというプログラミングをマイクラ上で動かすことができます。
さらに、プログラミングのチュートリアルや、ゲーム感覚でクエストをクリアしながら楽しめるプログラミング学習用のワールドも用意されています。

Minecraft教育版で用意されているmakecodeのチュートリアル
様々な主題キットも用意されていて、ゲーム感覚でいろいろなジャンルのものが学べます。

当教室がよく活用するのがこの2つ👇


色々なクエストをクリアしながら邸宅脱出を試みます
タイムマシーンにのって過去に戻り、より良い未来のためにコーディングで過去を変えます

プログラミング系のワールドはすべて「コンピュータ科学」カテゴリの中に入っていて、この2つ以外にもいろいろあるのですが、どう見ても正しい回答なのにクエストをクリアできないというようなバグがあったり、内容が複雑だったり・・・ということで、だいたいこの2つに絞っています。

ただ注意が必要なのは「邸宅からの脱出」内のクエストで日本語表示のバグがあり、どうしてもクリアできないものがあります。その一部がこれ👇

カーソルを色の付いた矢印の方向に動かすプログラミングをするクエストだが・・
何色の方向に動かすブロックなのかが表示されていない・・・・
英語版。これが正しい画面・・・こりゃわからんよね

ブロックの色がわからないんだから解けるはずがない💦
英語だとしっかり表示されるので、なるべく英語でやらせるようにしていますが、どうしても英語がいやだ、という子には、そのステージごとにどのブロックがどの色の方向に動かすものなのか、をプリントしたものを渡しています。

ここはMicrosoftさん、しっかりとバグのない多言語化を一つお願いします〜🙇‍♀️

子供たちの反応は・・・?

さて「今日はプログラミングをやるよー」と言って、かなり落胆の色を見せた子供たち。笑
彼らがどんな感じで取り組んだかと言えば。
ほとんどの子供たちは、それはそれは真剣に、そして楽しそうに取り組んでくれました!!
”プログラミングは初めて”という子も、隣の子と教えあったり、なんとなく勘でやってみたり、、で、とにかく1時間しっかり集中して取り組んでいました。
なにせこの教材のワールドが、すごく作り込まれているので、そのワールドの中を動き回るだけでもちょっと楽しいんですね。
クエスト形式なのも、良いのかもしれません。隣の子と競いあったりできるからね。

「わからなーい」と叫びながら、自分でやってみる子供たち
同じクエストを解いていくので、競争のようになるのも楽しい

「プログラミング」と聞くと構えてしまう子供たちも、このワールドに入るとテンションがあがっていろいろクリアしようとするから不思議です。これがマイクラでプログラミングを楽しく学ぶ、ということなのだろうなぁ、と思います。

プログラミングは『まず動かしてみる』が基本。
講師は”教えちゃ”いけない!

マイクラのプログラミング教材、クエストを進めていけば自然とプログラミングの基礎が身につく素晴らしいものです。何が素晴らしいって、それぞれが自学自習形式で学んでいけるからです。
プログラミングは「まずはやってみて、エラーが起きたらそこを修正=デバッグする」という作業が基本。講師が最初から手を差し伸べて”教える”ことはしてはいけません。
考え方を伝授したら、まずは失敗を怖がらずにどんどん「プログラムを動かしてみる」ことを促すだけ。
プログラミング自体を手取り足取り教えて「ほら、できたね!」というやり方は全くの無意味。子供たちは何も理解できません。

わけわからなくても一旦組んでみて、動かしてみて、その動きを見てみる。そうすることでどんどん分かっていく。

これが大事👍

プログラミングのクラスは1回でいいの? はい、いいんです。

マイクラカップではこのプログラミングを使うことも応募条件のひとつになっています。そういう意味でもプログラミングのクラスは必ずやらなくてはならないわけですが、当教室ではみんなでプログラミングをやるのは、この最初の1回だけ。
「え・・そんなんでわかるわけなくない??」という声が聞こえてきそうですが、はい、それでいいんです。

みんなでプログラミングを学ぶのは1回だけ!

大体。マイクラカップ応募期間=5ヶ月の間にプログラミングを自由に駆使できるようになるなんて、しょせん不・可・能!
マイクラカップチャレンジにおける、プログラミングのゴールは、ひとまず、「プログラミングで何ができるのか」をなんとなく理解することと、「意外と簡単で面白いかも!」と感じてもらうこと。

それと講師として一番大事なのがこのクラスでのプログラミングの適正を見極めること。
中にはどうしてもプログラミングが苦手・・・という子がいます。デザイン的なものは得意でも、プログラミングとなると顔をしかめて、全然楽しそうではない子。
逆にとても興味を持って取り組んでいて、新しい知識に貪欲で、「ここは繰り返しを使った方がもっと短くなるよ」というようなアドバイスもすぐに聞きれて、ものにしていく子もいます。

このあとのワールド制作工程でひとりひとりの「得意」を引き出すためにも、このプログラミングクラスでの取り組み方はとっても大事なわけです👍

さぁ次週は何をしようか!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?