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NEO PIANO Far Beyond/ Vo.1 /2022.04.24

今日2023/11/22、1年間の配信アーカイブが終了する。
2022/04/24に開催した、第一回目の NEO PIANO Far Beyond のアーカイブだ。

流行性感染症がもたらした「コンサートの配信」という副産物。
現地に行けない人々にとってどれだけ救いになっただろうか。

後に知ったことだが、このようにコンサートを配信すること、ましてアーカイブで残すことはとても難しいこと……
権利やらなにやら、大人の事情をたくさんたくさん乗り越えて作成してくださったに違いない。

感染症の位置づけが変わり、もうこのような長いアーカイブを楽しめることはこの先ないのかもしれない。
名残惜しい最後の日を記憶に残したくて、ここに記す。

※ござさん中心であることは言わずもがな(笑)

心地よいBGMが流れる中、舞台に向かって射す何本もの光の筋。
その光が一点に集まるように動き出す。
その先に見えたのは、グランドピアノの前に座る一人のピアニスト。
クラシック界の貴公子、たくおんさんこと【石井琢磨さん】

恥ずかしながら、クラシック専門のピアニストを舞台で見るのは初めて。
洒落たベージュのスーツを着こなし、ピアノの前に座った時のスッと伸びた背筋が実に綺麗だ。
MCの口調も柔らかく、今驚異的な上昇を見せている人気も納得のお人柄。

ソロは3曲
・アヴェ・ヴェルム・コルプス
・ウィーンの夜会
・献呈

心に寄り添ってくれるもの、それがクラシックだと。
キレイだ✴

そしてその後は、親方こと【菊池亮太】さんを迎えての連弾。
ソロの時と打って変わってスピード感ある連弾。
剣の舞

たくおんさん→親方の世界に引き込まれていませんか?(笑)
菊池さん→最初からそのスピードはキツくないですか?(笑)

続いては菊池さんのソロタイム。
パガニーニの主題による変奏曲(オリジナル曲)
《後にこの曲を有名なコンサートホールで聴いた時の衝撃を思い出す》

雨だれ
あ〜〜
ござさんの、雨粒の一つ一つを感じるような粒立った「雨だれ」は大好きだけど、
菊池さんのせつない音色の「雨だれ」も胸に刺さる。

新宿の天井が高く響きのよいストピで、生音の「ためいき」を聴いた時の衝撃をまたも思い出す。
菊池さんの切ない音色は、自然に涙が溢れてしまう。

展覧会の絵
You Tube配信でも人気の曲だけど、この曲に込めた思いも聞かせてくれた。
ありがとう。

続いて、世界的ピアニスト【ジェイコブ・コーラー】さんとの連弾。
いつか王子様が
この二人の連弾は何か想像がつかなかったのだが、
うん。これならいいね。
ござさんと同じくオールジャンルピアニストの菊池さんが、少し垣間見れた連弾だった。

そして【ジェイコブ・コーラー】さんのソロは3曲。
アニメメドレー
・ジャズピアノ巡り(オリジナル曲)

いいな、この曲。
リズム感、音域。
ジャズのこんなリズム好きだなぁ。
いとしのエリー(ジャズアレンジ)

そして!!
そうです!次に連弾で呼ばれるのは……
待ってました!!
我らの最愛の推し【ござ】さん。
ジャズピアノ配信者では有名なジェイコブさんが「共演を楽しみにしていた」と話してくれ、私まで嬉しくなる。
(親でも親戚でもないが)

連弾の曲は
クレオパトラの夢
この曲はござさん自身も配信で弾いてきた曲
でもやっぱり連弾は凄い!
なんなんですか!
このソロパートアレンジは!
天才的なリズムが爆発しとるではないですか!?

つい数年前までジャズは知らなかったとか配信で言ってましたよね?
言ってましたよね?
どんだけ勉強したんですか?
どんだけ練習を重ねたらこんなジャズアレンジができるようになるんですか!?

一言で言えば……
「かっこいーーーー!」
あの漫才師のような「どーもー」入場からは、想像もつかないエモい連弾だわw
(初めて使った→エモい)

続いてござさんのソロタイム
最初のMCで話してた、ピアニストごとに違うタッチ
最初の一音から思ってたと。。
そうです、そうなんですよ。
その最初の一音から私達はヤラれちゃってるんです。
ござさんの最初の一音を聴いた時から、今までずっとその音に魅了されているんですよ♡

花/瀧廉太郎
古くから弾いているし、今までもいろんなアレンジを聴いてきた。
でもそこはござさん。
やっぱりまたアレンジを変えてきた。
旋律を奏でながらの同音連打。
私はこの同音連打が何故か好き。
リズミカルなアレンジの後、スーッと静かに終わるラスト。
なんて素敵な「花」なんだ。

次の曲の紹介までもったいぶらせ、クスッと会場を和やかにしてから始まる2曲目
(曲名忘れただけww)
(メモ芸続ければいいのにww)
ダニーボーイ
たくさんのアレンジで数え切れないほど弾いたであろうダニーボーイ。
半端なく多い音数の中に、原曲の切なさも感じさせてくれる。
ござさんのスペシャリテだね。

3曲目は。
秘密の方々をお招きしての
小フーガト短調
あぁ…チューニングの音からもうすでに素敵。
ござさんも初めてだと言っていた曲。
ガチクラシックのストリングスセッションはなんて素敵なんだろ。
最後もバッチリ合いましたネ

次の曲もストリングとのセッション
清新の風(オリジナル曲)
この曲はいつか、オーケストラか吹奏楽とコラボしてほしいと思ってた。
私の夢も少し叶ったし、なによりござさん本人が嬉しかっただろうな。
自分の作品を他の音楽家が奏でてくれる。
そこに自分が弾くピアノの音が重なる。
楽しそうに鍵盤を鳴らすござさんの姿。
そう。弾き終わってからのこの一言がすべてを表してるね
「気持ちいいっ!」

ござさんのソロタイムはこれで終了。
そして呼ばれたのは……
やったー!!
菊池さん!
やっぱりこの二人の連弾は外すわけにはいかないですよね!
選ばれた曲は
ユーモレスク

このお二人を知っている人ならば、このお二人の掛け合いがどんなに凄いものか知っているはず。

一曲の中にたくさんのアレンジを即興で入れていくのは、一人演奏ではよくあること。
でもそれを連弾でやってのける二人はやっぱり異常だ(褒めてます)
楽譜も打合せも何もいらない。
背中合わせにも関わらず、互いの音を瞬時に察知し、次から次へと即興アレンジを加えていく。
なんて恐ろしい二人なんだぁーー!
《ござさんの前にも楽譜があったけど、見ることはあったのかなww》

この後アンコールの冒頭でたくおんさんも話してたが
「何がおこるかわからないワクワクする演奏」
そのまんまだったな。

本編はこれで終了。
もちろんアンコールをふまえての終了だけど。

鳴り止まない拍手と共にアンコールタイムの始まり。
4人全員がステージに揃い、アンコールは4人での連弾だ。
選ばれた曲は
革命

革命と聞くと、例のあの事件を思い出す(事件なのか?w)
仕事が終わりスマホを見ると、ござさんからのツイートありの通知。
大喜びしポチッとしたのが事件の始まりだ。
更衣室に鳴り響く奇声!
一瞬でツイートを閉じる私。
車に乗ってもう一度ツイートを開くと
階名で歌うござさんの声が!!
なんじゃーーこれはーー!
車の中で大笑いし、そのミニ動画を繰り返し聴いた仕事帰りの30分間。
自分がやっている異常行動にも笑いが止まらなかった、そんな事件。


おっと、話しがズレてしまった(汗)
4人の革命ね。
そうそう。
クラシック界ではありえない3人の掩護射撃(邪魔w)が入る「革命」
まさしく革命だわ。

即興も得意とする3人のお遊びはもちろん素晴らしいんだけれど、
その圧にも負けず美しい「革命」を聴かせてくれたピアニストに、大きな拍手を贈りたい。
美しく立派な「革命」でした!!

噛み合わないMCがしばらく続き(楽しい🎶)
最後の曲は
ラプソディ・イン・ブルー

今度は4人のフォーメーションで、そしてストリングスの方々も交えての合奏。
豪華ですよね〜
ワクワクしちゃいます!

最初の出だしはクラシック曲を得意とするお二人。
正統派の音の中にたまに入るおじゃま虫(効果音)
そして少しずつアレンジが加えられ、ついに出た!我らの推し、アレンジ職人と、同じくアレンジ職人の不審者(菊池さん)。
このござまぜタイムはやっぱりこの二人が担当しないとね!
続いてジェイコブさんのジャズ風即興。
お!!
正統派のたくおんさんまで、菊池さんの飛んじゃった即興に感化されてる?(笑)

位置づけは決めてあるんだろうけど、何か好きにウロウロしているように見えるござさん(笑)
自由度が高かった、と、アーカイブ特典の対談で話してたね。
演者でありながらそんなふうに楽しめたのなら、心配しながら見ている私達も嬉しいな。

4人の精鋭が集まるとこんなにも楽しいラプソディ・イン・ブルーになることを知った時間。
そんな自由度を与えてくれたスタッフの皆様にも感謝です。

そしてそして……
最高なタイミングで入るストリングスの音色。
この楽曲にはストリングスがやっぱり合う!
泣けるほど美しいストリングスのソロパート。
ありがとうございました!
ストリングスの皆様☆:。・:*

このコンサートの最後に、こんなに素晴らしいセッションを聴かせてくれて、
演者の皆様にも、スタッフの皆様にも、すべての方に感謝を伝えたい。
最高でした!
BRAVOでした!
ありがとうございました!

NEO PIANO Far Beyond 
ポストから引用

アーカイブの特典で加えてくださった、3人の精鋭達の対談。
最後に、この特典にも感謝の気持ちを伝えたい。

コンサート中のそれぞれの気持ちも話してくれたり、
お題があったおかげで、それぞれのピアニストの踏み込んだ話しも聞けた。
作曲家のヲタク系の話しは、やっぱりクラシック曲を得意とするお二人が熱いw
我らが推しは、天然か計算かは不明だがそこかしこにオチを用意してるw
《この頃にはすでに書き物に集中してる毎日だったんだなぁ。》

音楽用語は私にはよく理解できないけど、一つの事でそれぞれの意見を交わしている話しは、聞いているだけで楽しい。

楽しい対談をしてくださった精鋭達、それを支えてくださったスタッフさん達。
本当にありがとうございました!

【おまけ】
ござさんが集中していた「書き物」
二度の重版もされた素晴らしい本だ。
少しでもたくさんの人に、気軽にピアノに触れてほしいと言う、ござさんの熱い思いが詰まった本。
もっともっとたくさんの人々に広がりますように。

https://www.ymm.co.jp/feature/gozasiki-piano.php



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