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知恵と行動力で勝負!
<第58話+最終回>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
<第58話>
一番バズッたのはやはり園町代表の政見放送だった。
ようやく腰を落ち着けて見る事が出来る。
選挙区内のポスター貼もボランティアさんが手伝ってくれたお陰で主要な場所には貼る事が出来た。
外国党は比例区で4人出馬していた。
代表以外の候補者は3人とも東大出身のハンサムガイで凛々しく、エリート然とした気品ある口調で外務
<第57話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
<第57話>
午後2時、私の政見放送が始まる。
息の飲んでオープニングを見守る。
NHKの優秀なスタッフと共にタッグを組んで作った作品と言ってもおかしくないほど完成度は高いはずだ。
私の正面に位置するTV局の大きなカメラ、その分厚いレンズを「突き抜けろ!」となけなしの気合を込めて眼光を飛ばす。
そしてどう
<第56話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
<第56話>
奈良選挙区の候補者以外、みんな無事に告示日を迎え、その日に収録を済ませた人もいて、ぞくぞくと外国党のユニークな政見放送が放送されていた。
同時に数十、数百ものネット民によって拡散され、かつて地上波で概ねお年寄りしか見ていなかった政見放送が、我々の政見放送がそのまま、あるいは独自に加工・編集さ
<第55話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
<第55話>
50過ぎて2日連続の徹夜は辛い。
ほとんど眠れず、夜が明けた。
卓谷と昨日会議で話した通り、自分の政見放送で「死なないで下さい」という中山へのメッセージを入れる事にした。
もう原稿は完成していて入れる隙なんかないのだが、しょうがない。
禁じ手を使う事にした。
「英霊の皆さま、どうぞお許し下さ
<第54話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
<第54話>
「自殺?!」
「そうよ!そうに間違いない!!」
「せやな」
卓谷が腕組みして唸る。
中山はたぶんあの事故物件の隣の倉庫にやってきたのだ。
そして向かいに建つ未来荘に私の部屋の灯りを見つけ「覚悟」を決めた証として「イイネ」を利用したのだ。
ショップを通して、少なからず無縁ではない私に訴えるため
<第53話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
<第53話>
卓谷の指摘に今さらながら驚いた。
「あー。そうなるねぇ」
幽霊に怯える中山を弱腰だと見ていた自分が弱気になってきた。
「最初っから、殺す気マンマンだったって事?」
「あり得ない、あり得ない、だって、電気のついてない倉庫に一人でいけない人だよ?!」と心の中で思う。
「じゃ、なんで、殺人鬼が19
<第52話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
<第52話>
私がやらねばならない最大のミッションはこれだ。
「外務省をぶっ壊す政見放送」を完膚なきまでに日本国民の胸に刻む事だ!
ミッションばかりだが、これが最大のミッションだ。
カエルの被り物で行うと予告している候補者もいて、みな切磋琢磨して頑張っている事は各候補者のSNSで確認出来ていた。
卓谷設
<第51話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
<第51話>
今日やらねばならない大事なミッションは2つ!
掲示板の番号を党本部にメールする事。
そして新聞に出る候補者の選挙公報用クーポン券を新聞社に奪われないように党本部に速達で送る事だ。
後者が最も大事なミッションだ!
国費で負担されるこの広告枠を各社が美味しい仕事として狙っているのだ。
とにか
<第50話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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<第50話>
「刑法 第199条 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。」
近畿大学の先生が「刑法に人を殺してはいけないという条文はないんですよ」と授業で得意気に言ってたのを思い出す。
それは「その代わり、やった以上は責任を取りなさいよ」という意味だと。
大卒と言いたいが為だけに苦
<第49話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
<第49話>
殺害実行の意思が固まった段階からいざ「井戸殺害を決行する」最後の決定打は何だったのか?
「ハッ!」
中山は私の「外務省をぶっ壊すチラシ」を見ていた。
「うちの旦那もチラシ見てマチルダさん頑張ってるなぁ~って言うてたわ。」と暢気に言ってた実都子の声が思い出される。
そして「なんか手伝う事あった
<第48話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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<第48話>
「警察が令状を持ってくるのは早朝だ」と聞いた事がある。
まだ油断は出来ないが、あと、数時間!あと数時間で立候補届けが出せる!
やっと3000万円の弁償から逃れられる!と思っていた矢先に事件が起きた。
立候補者の辞退である。
「奈良県から出馬予定だった女性候補者がこの期に及んで立候補を辞退し
<第47話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
<第47話>
部屋で沈思黙考する。
大家さんの夕涼みにはまだ早い時間だ。
声を出さないようにマスクをする。
明日の告示日には以前職員によって厳重に封をされた書類一式を持って行きさえすればいい。
さて、事件について今日中にケリをつけておきたい。
「さあ、落ち着け」と自分に言い聞かせる。
やはり、井戸の失踪
<第46話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
<第46話>
「なんでお前に自首してくるんだよ」
私しか知りえない「秘密の暴露」に卓谷は腹を抱えて笑っている。
「お前、この店、美賀署のオマワリの溜まり場らしいぞww」
告示日を明日に控え、最終調整と称して卓谷を県庁舎横のカレー屋に呼び出していた。
「な!」
それは知らなかった。
このカレー屋には以前、
<第45話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
<第45話>
静かな場所が良いだろうと、桃が丘公園にやってきた。
美賀市の山間にある波上という地域に波上ダムを造る事になり、波上に先祖代々住んで来た人々が立ち退いた後の移転先として造成された住宅団地の一角にある公園である。
一家族が遊びに来れば子供を見失う心配もない位のこじんまりした広さでちょうど良い。
<第44話>外務省をぶっ壊す!~私、美賀市議会議員選挙に出ます!~
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この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
<第44話>
アホの鳥好きのオマワリなんかに惑わされている場合ではない。
今日は参議院議員の立候補届出書類の事前審査だ。
これだってミスる訳には行かない。
早朝から三重県選挙区選出議員選挙候補者届け出書、宣誓書、所属党派証明書、政見放送申し込み書などを何度も確認する。
ツバをつけて捲る指が摩擦で指紋がなく