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2022年後期CSのボルシャックについて

ご挨拶

皆さま初めまして、あつがみ(@Atsugami_dmp)と申します。
僕は去年まで大阪、今年から愛知で主にCSに出場し勝ったり負けたりしているドラゴン大好きなDMPでございます。

そんな中、今回はその2022年の後期CS(オリジナル)で僕が使い続け、

2位×1 ベスト4×2 ベスト8×2 

の成績を収めた<ボルシャック>というデッキタイプにおいて、プレイ、構築等考えたことを備忘録兼、皆様に発信する記事を執筆いたしました。

初めてでありますので拙い文章となり、また半年間を一気にまとめたので少し長めですが、お暇な方はぜひ最後までお付き合いください。
(僕も12/30,31が暇なので書きました….)

また、あくまで持論ですし、環境も地域差がありますので、一参考程度に受け取って楽しんでいただけたらと思います。それでは本編をどうぞ。

2022年後期CS環境

ここ数年のオリジナルCSは非常に多くのデッキタイプが活躍している環境であり、2022年後期CSは、そんな中でも、
<アナカラーハンデス(ジャオウガ)>、<青魔道具>、
<赤単我我我>、<ゼーロベン>
が台頭していました。
(もちろん他のデッキも上位に上がっていますが、僕の頭の中だとこれらが多い時期があった印象です。)

特に<アナカラーハンデス(ジャオウガ)><青魔道具>はそのデッキパワーで他デッキを圧倒し、環境トップに君臨し続けました。

そこで、そんなバケモン達がいる環境でどのように戦っていくかを考えた結果が<ボルシャック>でした。
(正直ドラゴン大好きだから使ったという私情もありありなのですが….)
ではなぜその結論に至ったかについて<ボルシャック>というデッキの強みを紐解きながらお話ししていきます。

<ボルシャック>の強み

まずはサンプルリストから。

超CS福岡優勝構築

ボルシャックの強みについては僕は以下の4点であると思っています。

  • <決闘者・チャージャー>のリソース

  • <超英雄タイム>による除去

  • ドラゴン基盤というブーストの超スピード

  • 豊富かつ高いフィニッシュ力

・<決闘者・チャージャー>のリソース

このデッキは3ドローチャージャーというチートが搭載されていますので、まず後述する全ての強みを再現性高く行うことができ、
理不尽レベルのドロー数によって<アナカラーハンデス(ジャオウガ)>に対して相手のハンデスが間に合わず、有利にゲームを進めることができます。

・<超英雄タイム>による除去

<青魔道具>には、継続的にカード除去を当て続けることが必要なのですが、
大抵のデッキは動きの兼ね合いや枠の問題でできません。

しかし<ボルシャック>なら、まず2マナとコストが軽いので"マナ加速のついでに除去"と自分の動きをしながら撃てますし、<決闘者・チャージャー>によって拾えるので再現性高く、かつ継続的に除去を当て続けることが可能となります。

さらにマナ加速によって、上面の<ボルシャック・スーパーヒーロー>が使えますので、<アナカラーハンデス(ジャオウガ)>、<ゼーロベン>、の小型も一掃できます。

・ドラゴン基盤という超スピードのブースト

<決闘者・チャージャー>だけでなく、
<メンデルスゾーン><ボルシャック・栄光・ルピア>も勿論ありますので、他のデッキを寄せ付けない圧倒的ブーストスピードによって、強力なアクションを早く行えます。

この強さは、多くの上位デッキがこの基盤に支えられているアドバンス環境でプレイされている方であればより分かるかと思います。

さらにブーストカードも合計12枚採用されており、安定感も抜群です。

豊富かつ高いフィニッシュ力

3t着地からの2回捲りの最速フィニッシュプラン

高速ブーストからの大量展開プラン

メタやEXライフなどの除去しながらの展開プラン

….とサンプルリストだけでも豊富なフィニッシュプランを自然に用意でき、
なおかつ中途半端な受けは通用しない高い出力を持っています。
勿論、構築次第でその幅もさらに広げられます。

総じて、

  • 環境上位デッキに有利が取れる

  • それ以外のデッキにもデッキパワーの押し付けで勝てる

という通りの良さから使用し、実際に結果を残すことができました。
(超CSで優勝するのも納得です。)

次は調整していく中で僕が思った確定枠と自由枠に分けて各カードを解説します。

各カード解説(確定枠)

メンデルスゾーン×4

言わずと知れた最強ドラゴン初動。
こいつ引くだけで有利対面は超有利、不利対面は5分に覆せる不可能→可能系カード。

たまに多色枚数の関係で単色の<龍の呼び声>に変えることも考えますが、やっぱり2t2ブーストはドラゴンの強みを最大限出すのでやめらんないですね。

ボルシャック・栄光・ルピア×4

こいつもお馴染み最強初動。
これがあるからメンデルスタートでなくても戦えます。ブースト後は生き物として残ってくれるので打点として働いてくれますし、このデッキで言えば3tこれからの4t<ボルシャック・モモキングNEX>の流れは非常に綺麗な動きです。
こいつはマジで偉すぎ。

ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー×4

このデッキの核です。
効果である3マナ2~3ドローチャージャーってだけで既に深く考えず強いのは分かると思いますが、この回収+マナ加速が想像以上に使ってみると強く、

2t:<メンデルスゾーン>
3t:(5マナ)<決闘者・チャージャー>→<栄光・ルピア>回収・プレイ
4t:(9マナ)<ボルシャック英雄譚>or<ボルシャック・決闘・ドラゴン>

といったように4tにビックアクションを起こせます。
この一例の間にも<決闘者・チャージャー>は

1.次のブーストカードの回収
2.次ターンのビックアクション札の回収
3.フィニッシャーをプレイするための単色の回収
4.フィニッシャーをプレイするためのマナ加速

という4つの仕事を一気に行っています。
このように"手札とマナを使って戦うゲーム"において、そのどちらのアドバンテージを取れるこのカードは強過ぎますので4枚確定です。

さらに後述するボルシャックカードの全てを再現性高くプレイできるので、その点を頭の片隅に置きながら読むとそれらがより強く見えます。

ボルシャック・スーパーヒーロー / 超英雄タイム×3

大変優秀な除去札。主にした面を使いますが、他のデッキと違いマナが伸びるので上面を使用でき、

上面:選ばれないクリーチャー、メタ複数面
下面:置物

のように除去できる範囲が圧倒的に広いカードです。

下面の2マナというのも非常に使いやすく、
<決闘者・チャージャー>で回収してすぐ撃つ、マナ加速して余ったマナで撃つなど小回りの良さが凄いです。

下面のカード除去が環境上どこまで必要かに応じて枚数は変わりますが、とりあえず3枚は入れることが多いです。

王来英雄 モモキングRX×4

“非ボルシャック”ですがそれでも確定枠であるのは、

<ボルシャック・モモキングNEX><ボルシャック・ドギラゴン>とのシナジー
地で強いSA2打点
<決闘者・チャージャー>以外のドローソース
貴重な緑の枚数の確保

など役割が多過ぎることが理由です。
こいつにボルシャック付いたらいよいよだと思います。4枚確定。

ボルシャック・モモキングNEX×4

フィニッシャー1。
<王来英雄 モモキングRX>とのセットのカードですが、
<決闘者・チャージャー>で拾える、
<ボルシャック・栄光・ルピア>から繋がる、
<ボルシャック・決闘・ドラゴン>から出てくるなど、
その他の多くのカードとのシナジーも強力です。

こいつの捲りがバグるといきなり相手が死ぬこともしばしば。
攻撃時のパワーとブレイク数は常に注意してプレイしましょう。4枚確定。

ボルシャック・ドギラゴン×1

<王来英雄 モモキングRX>とのセットのカードその2。勿論受けとしても使いますが、
 
<王来英雄 モモキングRX>との"バトル→勝ったのでアンタップ→バトル→勝ったのでアンタップ→…"の無限攻撃のプランや、cipと攻撃時のバトルで相手の面を除去するのが目的としての採用です。

ビートデッキの母数に応じて枚数は変わりますが1枚は絶対に入れます。

ボルシャック・決闘・ドラゴン×4

フィニッシャーその2。
初期は9マナという重さで評価を落とされがちでしたが、ドラゴンのブースト基盤であればこれを遅くないターンに着地させることも可能となります。

そして1枚着地すれば、メタ獣等を除去しながら<ボルシャック・決闘・ドラゴン>を連鎖させ更なる除去や、<ボルシャック・モモキングNEX>での超展開で一気に勝負を決めに行けます。

1枚でゲームの展開を支配できる、連鎖する、貴重な緑の確保と、あらゆる理由で4枚確定です。

ボルシャック・クロス・NEX / ボルシャック英雄譚×3

フィニッシャーその3。
…というか元々これがボルシャックの主力だったわけですが、いいライバルがいっぱい増えました。
主に下面を使い相手を一気に破壊します。

上面も下面やその他のカードから出しますし、4以下召喚制限も普通に強いです。ここぞというときに引ければ勝つので4枚にすることが多いですが、一応”1枚引ければいい”という考えで確定は3枚です。

以上が確定枠の31枚です。この基盤だけで相当なデッキパワーではあるのですが、ここから自由枠を環境に応じて採用していきますので、次はそれらの解説です。

各カード解説(自由枠)

ここからはその他の自由枠(採用候補)についてですが、正直ドラゴンというだけで無限に候補は出てきますので、今回は僕が実際にCSに持ち込んだカードに絞って解説していきます。

解説の前に1点だけ。僕が自由枠を使ってデッキを組むときは、2t目に<メンデルスゾーン>をしっかり打てるように緑の枚数を18,19枚に調整します。
確定枠の時点で緑の枚数は16枚ですので、自由枠で2~3枚を+αで採用する、というふうにしています。

後は多色の枚数を20枚以下、出来るだけ<ボルシャック>を採用するなどですがあくまで参考程度に、ご自身の感覚や環境によって調整してみて下さい。

ボルシャック・スーパーヒーロー / 超英雄タイム 4枚目

<超英雄タイム>のかさ増し。<青魔道具>が沢山いる今だと複数枚絶対に引きたいので、これはほぼ確定枠です。

ボルシャック・ドギラゴン 2~4枚目

<赤単我我我><邪王門系>などのビートデッキが増えれば増えていくカードですが、<青魔道具><ガル・ラガンザーク>を処理ながら攻めていくプレイも割ととるので最近はずっと3枚で回しています。

受けとしての話で言えば、こいつから捲れて当たりのカードを増やす、あるいは減らさないことは構築段階で考えます。 

また、外れも自身、<メンデルスゾーン><ボルシャック・モモキングNEX>と結構入っていて割と外すのであまり信用はしない方がいいです。

ボルシャック・クロス・NEX / ボルシャック英雄譚 4枚目

<ボルシャック英雄譚>のかさ増し。
フィニッシャーが増えるのでトップ解決力や<決闘者・チャージャー>の回収の再現性など、勝負を決めやすくなり、プレイングも一貫しやすいので最近はずっと4枚です。

どうしても枠がない場合はここが変える候補となります。

ボルシャックライシス・NEX×1~2

クソデカ一人バトライハートバーン。
<ボルシャック・モモキングNEX>
<ボルシャック英雄譚>の出力を劇的に上げる要因。

こういった枠は<龍世界 ドラゴ大王>などでもいいのですが、やはり<決闘者・チャージャー>で回収し手から普通に出すこともあるため、後述する<龍騎旋竜ボルシャック・バルガ>と選択しながら採用します。

<龍騎旋竜ボルシャック・バルガ>と比べ、こちらの強みは、<ダブル・シンパシー・ドラゴン>により若干こちらの方が手出ししやすい、出力もこちらの方が上。といったところです。

龍騎旋竜ボルシャック・バルガ×1~2

クソデカバトガイ銀河。
同じく<ボルシャック・モモキングNEX><ボルシャック英雄譚>の出力を劇的に上げる要因。

<ボルシャックライシス・NEX>と比べて、ブロッカーを一掃できる、手札から自分で選んでカードを出せる、といったのが強みです。

個人的にはブロッカーが環境にいないので<ボルシャックライシス・NEX>の方をよく採用します。

蒼き団長 ドギラゴン剣×1

殿堂カードその1。
あらゆるドラゴンからチェンジし、<王来英雄 モモキングRX><ボルシャック・栄光・ルピア>を出して打点を形成する、今までのプランに+4、5打点追加されます。

ただ元々打点が足りていることがほとんどだったりするので、特段入れるカードもない場合に雑に入る、もしくは後述する<切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー>が入る構築ですと、バリューが跳ね上がるので積極的に採用します。

メガ・マナロック・ドラゴン×1

殿堂カードその2。
真剣勝負を台無しにするレベルの犯罪スペック。

冷静に解説するとひたすら環境下位デッキに強い印象で、<アナカラーハンデス(ジャオウガ)><青魔道具>などにはこいつがなくても勝つ、むしろマナに埋めてしまうことの方が多かったりします。

今のCSでは勝てば勝つほど上の2つのデッキに当たる仕様になりつつあるので、抜けちゃうことが多いです。<5cコントロール><4c邪王門>が多いとなれば積極的に採用したいカードですね。早くプレ殿行ってくれ。

超竜バジュラ×1

殿堂カードその3。
<王来英雄 モモキングRX>があるなら採用を検討される1枚。これも先ほど同様、環境下位デッキに強く、上位にはあまり使わない感じです。

ですが<メガ・マナロック・ドラゴン>とは違い色を問わずマナ破壊を行うので、刺さりの範囲がこちらの方が広い印象です。

採用する場合は進化が増えるので、<ボルシャック・ドギラゴン>の枚数は3枚以下になり、外れの枚数調整を行います。こっちは好きです。

勝熱英雄 モモキング×1~2

貴重な緑を含んだドラゴン。
雑な3点2回攻撃も勿論強いですが、2022年後期CSでは定期的に<秩序の意志>が受けとして流行る時期が来ていました。
(採用デッキ:<アナカラーハンデス(ジャオウガ)><ゼーロベン><青黒シヴァンリンネ>)

そんな中こいつはそれを貫通してリーサルを狙えます。それ以外にも<青魔道具>の受け呪文も利かないなどのその”貫通力”を買っての採用です。
”非ボルシャック”なのと多色枚数の関係上2枚まで。

ボルシャック・秘伝・ドラゴン×2

貴重な緑含んだドラゴン。
とにかく地味、だけど強いカード。

<マッハファイター>で相手の面を処理しながらブースト、場合によっては必要パーツの回収まで行える”縁の下の力持ち”的な存在であります。

主に<アナカラーハンデス(ジャオウガ)><ゼーロベン>などの小型が重要なデッキが多いときに採用します。
(最近は<青魔道具>での腐り方が凄いので採用していません。)

紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー×2

主に下面目的で、赤単が多い場合に<ボルシャック・ドギラゴン>と+αの受けとして採用検討のカードです。

他には<アナカラーハンデス(ジャオウガ)><異端流し オニカマス><飛ベル津バサ「曲通風」>などの選ばれないメタを一気に破壊できます。

上面も弱くないどころかしっかり強いスペックを持っていますので、採用候補の中でも比較的に腐りづらい印象です。枠の関係で2枚までの採用です。

勝利宣言 鬼丸「覇」×1

殿堂カードその4。<5cコントロール>の固い受けを超えるための採用です。

<ボルシャック・モモキングNEX>でしか踏み倒せないのでそんなに使い勝手はよくなかったです。ごめんね鬼丸。

ボルシャック・ヴァルケリー×1~3

GoA編1弾で登場した新入り。
最初はどこで使うのか分からない効果でパッとせず、ただのバシャーモとしか認識していなかったのですが、
実際にCSで使ってみてわかる強さで、かなり今の環境にあっているものでした。

詳細は次章にて解説いたします。

CS入賞構築(ヴァルケリー)

先ほどの<ボルシャック・ヴァルケリー>を使った構築で4位入賞を2回できましたので、CSレポートも交えてその強さを解説していきます。

・2022/11/27 4位
第51回フルコンプ名古屋大須店デュエマCS【赤門通杯】【オリジナル】

戦績
1回戦 赤黒邪王門 後×
2回戦 青白ギャラクシールド 先〇
3回戦 赤黒邪王門 先〇
4回戦 5cコントロール 後〇
5回戦 アナカラーハンデス 後〇
4-1 5位上がり
本戦1回戦 アナカラーグラスパー 先〇
準決勝 4cディスペクター天門 ×〇×
3決 アナカラーDOOM ××
4位

このときは直前のCS入賞数1位が<赤単B-我>だったために、それを見越して<切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー>を追加で採用し、カウンター要素を強くした構築でした。

<ボルシャック・ヴァルケリー>もそのカウンター時に打点を出しやすくする目的での採用でした。結果としてはそれらには一切当たらずでしたが、このときも、

・パワーアップ能力によって少ない面数でもリーサルを組めた
・コスト軽減効果を使いドロー加速を行った
・<アナカラーハンデス>に至っては<シビレカウント>を達成するだけで勝ててしまった

…と大変に活躍し、このときにこいつの強さに気づき始め、次のCSではそれを遺憾なく発揮することとなります。

・2022/12/11 4位
第12回HBST大須本店CS

戦績
1回戦 ラッカ鬼羅star 先‪×
2回戦 ドロマー退化 後〇
3回戦 ミラー 先〇
4回戦 アナカラーハンデス 先〇
5回戦 青魔導具 先〇
4-1 2位上がり
本戦1回戦 アナカラーハンデス 後〇
準決勝 アナカラーグラスパー 後‪×
3決 赤白ライオネル 後‪× 
4位

このときの構築は、<ボルシャック・ヴァルケリー>の前回から気づいた可能性に賭けて、スタンダードな”ヴァルケリー入り赤緑ボルシャック”で臨みました。

結果として”彼”は、前回同様のドローやリーサルは勿論、前回にはなかった<青魔道具>対面において最大の活躍をしてくれました。

今までの<青魔道具>対面は、<超英雄タイム><新世壊>を壊し切った後に出てくる<ガル・ラガンザーク>に動きを制限され、思うように攻めることができない状態となることがほとんどでした。

しかしその局面に<ボルシャック・ヴァルケリー>を出すと制限を貫通して攻めていくことができるので、相手の逆転に要する時間を与えずにゲームを決めることができます。

この2つのCSを通して、<ボルシャック・ヴァルケリー>には

・メタの効かないリーサル
・低コスト召喚やドローなどの器用さ

といった強みがあり、今までの不利対面が覆すことは難しいですが、それ以外の細かい局面に対する、これまでの<赤緑ボルシャック>にはできなかった柔軟なゲームプランの可能性が生まれたことに気づきました。

CS入賞構築(シータボルシャック)

今度は今までとはタイプが少し違いますが別の入賞構築の解説です

・2022/10/30 2位
第87回NextPro大須店デュエマCS(オリジナル構築戦)

戦績
1回戦 アナカラーハンデス 先‪〇
2回戦 赤単我我我 先〇
3回戦 赤単我我我 後×
4回戦 無色ジョーカーズ 先〇
5回戦 アナカラーハンデス 後〇
4-1 3位上がり
本戦1回戦 青魔道具 後〇
本戦2回戦 赤単我我我 先〇勝
準決勝 5cキューブ 〇×〇
決勝 アナカラーハンデス 〇××
2位

このデッキは今までの<赤緑ボルシャック>に上の解説でも出ていた<切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー>の器用さやカードパワーを掛け合わせた<シータボルシャック>というデッキタイプです。

構築は<切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー>+追加の青マナドラゴンを入れるのが一般的で、このときのCSでは<禁断竜王 Vol-Val-8>にし、追加として<赤単我我我>が多い読みで、<紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー>を受けかさ増しで採用しました。

結果は準優勝と非常に悔しいもので、最後も12投の初動が引けずに負けました。しかし、環境読み自体は見事に刺さったので後悔はありませんでした。

シータボルシャックについて

そしてシータボルシャックについてですが、先ほど同様ですが、

<赤緑ボルシャック>のパワー+
<切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー>の器用さ
というコンセプトで戦います。

・<ボルシャック>においての<切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー>

このカードは様々なデッキで大暴れしており、何ができるのかの説明は割愛いたしますが、<ボルシャック>においてこのカードは、特に受けの面において大きな仕事を果たします。

基本の受けを<ボルシャック・ドギラゴン>のみに依存している<赤緑>と違い、このカードの採用で単純にトリガーの確率が高まるのと、さらに回収効果で<ボルシャック・ドギラゴン>を拾う、というような流れで受け性能が飛躍的に向上します。

後はもうこのカードを採用するだけで、面処理、キーカードの回収やボトム操作によるゲームプランの決定など色んなことが出来ちゃいますので柔軟性が段違いになります。

そんな<切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー>を安定して使うために<シータボルシャック>では青を含んだドラゴンを別で採用することになります。
例えば上のリストの<禁断竜王 Vol-Val-8><斬龍電融 オロチリュウセイ><ボルシャック・サイバーエクス>などです。

ただし、<赤緑ボルシャック>と違い<ボルシャック英雄譚>等がなくフィニッシュ力は落ちますので、環境次第でどちらかを選んでいきましょう。

おまけ(新弾のボルシャックについて)

これまで散々<ボルシャック>について語ってきましたが、実は新弾のボルシャックについては全然研究できていません。
(アビスが面白過ぎて余裕がない)
ですが現状の軽い評価だけはトップレア3枚のみ載せておきます。

轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー

微妙寄り。
3体いないとSAになってくれないので革命チェンジとはイマイチ。

5体の無限攻撃も揃えるなら<ボルシャック英雄譚>ですが、それならこいつである必要がなく、

破壊時効果は現環境では相手はあまり破壊してくれないので、後述の<ボルシャック・クリスド>とのコンボになりますが、今はわざわざ揃えるほどの強さとは思えません。
YouTuberが酷評するのも納得な微妙性能。
(もうちょい頑張れ王様)

ボルシャック・バラフィオル

結構やる寄り。
まずタマシードなので場持ちの良さが〇。
さらにSAなのでクリーチャー時にすぐ動けるのも〇
そして横の<ボルシャック>が全て捲り札に変わるので、
<ボルシャック・栄光・ルピア>から繋いでいきなり捲ったり、
一旦ポン置きからの<ボルシャック・モモキングNEX>を出して一気に3回捲るだったりで、早期に高い出力を出せます。

それが今までの超ブーストからの大型フィニッシュとどちらがいいかについては、今後の開拓と環境次第といった印象です。

ボルシャック・クリスド

そこそこやる寄り。
アタック時の効果が<ボルシャック>関係なく出せるため、<王来英雄 モモキングRX><切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー>等が出せるのは戦略の幅が利かせれてgood。ただ今までの<赤緑ボルシャック>にはやっぱり入りづらいかと。

総じて今までの<大型ドラゴン式赤緑ボルシャック>の強化ではなく、<中型連鎖ドラゴン式赤緑ボルシャック>という新たな可能性が誕生した、と認識しており、これがどこまで通用するかは現状未知数といった印象です。
(しんどいのは間違いないと思います。)

結び

というわけで長めになってしましたが2022年に<ボルシャック>について僕が考えたことは以上となります。ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。

実はもっと書きたいこともあったのですが、意外に執筆に時間がかかり今年が終わっちゃうのでいくつかカットしました。それらはまたこっそり追記しておいたり、また溜まったらまた記事書くかもね。

この記事についてのご質問、ご意見もTwitter(@Atsugami_dmp)のDMにて遠慮なくどうぞ。(Twitterもこれを機に動かしていく予定です。)

さて、来年からも<ボルシャック>の発展や強化はまだまだ続くので、おまけで触れた新弾を使った<ボルシャック>がどこまで戦えるのか、個人的には今までのだと<アビスロイヤル>がきついのでそこに勝てるなら差別化が出来てよさげな感じなのですがどうなることやら…

そこも含めて<ボルシャック>並びにDMをまだまだ頑張りますので来年もどうぞよろしくお願いいたします。

改めてお読みいただきありがとうございました!
それではまた!

(カード画像は公式HP内のカード検索ページから、
デッキ画像はDECK MAKERから引用させていただいております。)

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