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競輪選手のワザがわかる(その1)

お疲れ様です、あつたです!


今日は競輪の開催がありませんでしたね😢

函館記念も中止が決定していますが、

今月は5/15から117期・118期生のルーキーレースがあるのと

5/30, 31に全プロ記念があるので

みどころレースは結構ある方だと思ってます👀

楽しみにしていましょう!

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ぼくは、好きな選手は?と聞かれると必ず名前を挙げるくらい

平原康多(埼玉・87期)選手が大好きです。

どんなシチュエーションでも3着までに手堅く入ってくる安定感が

魔法のようで見ていてとてもテンションが上がるのです。


が、彼の過去レースを漁っていると

彼らしくないレースを見つけてしまいました。

今日フィーチャーするレースは

2015年4月26日に防府競輪でおこなわれた共同通信社杯(G2)初日一次予選11R

↑レース映像はWinTicket会員じゃなくても見られるから見てみてね


2番(黒)平原康多選手は、6番(緑)小原唯志選手とラインを組み追走。

ラスト1周になって2番手という絶好のポジションをキープしています。

画像1


最終2コーナーに差し掛かるタイミングで、9番(紫) 飯野祐太選手が中団からまくりにかかるのですが、平原選手はそれを”引き付ける”ためにややスピードを落とします。

図3


このスピードを落として”引き付ける”という行為

一見「はよ逃げろよ!」と思いますが

これも抜かされにくくするワザなんです。


なんか、街とか歩いてるときを想像してほしいんですけど

前を歩いてる人を抜かすとき

ちょっとスピード上げて頑張って歩かないといけないじゃないですか。笑

そう、競輪も同じで、追い抜いている”途中”がイチバンしんどい

円形のコースを走る競輪では基本、外側から追い抜くので

走る距離が長くなり、なおさらしんどい!


この”引き付ける”という行為は

あえて後ろから来る相手を自分の近くに寄せ、少しでも長く並走することで

結果的に自分が逃げ切りやすくするワザ!

だと勝手に思ってます!笑


で、このレースでも2番(黒)平原選手は9番(紫)飯野選手をじっくり引き付けるのですが

思わぬ誤算が・・・

9番(紫)の背後から猛スピードでまくりにかかる4番(青)近藤隆司選手に

気 づ い て な い !


じっくり引き付け中の2番(黒)平原選手に

最終バックでひときわ大きくなる歓声(やじ?)。

おそらく大半は「平原うしろー!」だったと思います。笑

図4


ようやく気づいて駆け出しますが時すでに遅し。

すでにトップスピードに乗っている4番(青)近藤選手には追い付けず

辛くも2着ゴールとなったのでした。

なんとも平原康多らしからぬレースでしたね。


そのことに注目して、もう一度レースをみてみてください📺

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今回の記事では

あえてゆっくり漕いで”引き付ける”というワザを紹介しましたが

競輪選手の自転車のギアってむっっっちゃくちゃ重くて

トップスピードに乗るまで時間かかるので

今回みたいにトップスピードの選手が後ろから飛んでくると

対応できなかったりもします。


ただ漕いでるだけのように見えて

1着をとるためにこういうリスクを背負って

勝つための走りをしてる。

いやーオモシロい。

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競輪選手のワザがわかる(その1)おわり。

それでは!

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