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ニセコクラシック2022 age35-39 6位

今回からブログを移動してきました。
今までもごく稀にしか更新しなかったですが、こちらに移っても気ままに書いていきます。以前のブログは下記です。
http://chalupi.blog.fc2.com


まず自己紹介
名前:久保です
スポーツ経歴:中学から大学までバドミントン、社会人になって4年目くらいから本格的にロードバイク乗り始めました。
戦績:最初はヒルクライムから始めました。2017年に富士ヒル/乗鞍年代別で入賞。その後はロードレースにも出場しています。ツールドおきなわ2018市民210kmで18位に入れました。
現在の目標:ツールドおきなわやニセコクラシックで表彰台へ乗る
普段の生活:会社員で家族は子ども1人の3人家族、練習について平日は1時間、土日に3-4時間ずつ

本題へ移ります。
まず結果は題名にも書いた通り、35-39歳クラスで6位でした。

このレースに向けた取り組みについて、
コロナ禍でレースに出ることが躊躇する時期が続きました。
万一レースが起因で家族や職場にウイルスを持って帰ってしまうと洒落にならない。レースで生計を立てているならばまだしも、こう言ってはあれですが、所詮趣味なのです。なのでしばらくレース活動は自粛してました。
ただし、その間はZwiftを活用しました。Team ZWCに所属して、Zwift racing leagueを始め屋内でもレース強度でトレーニングする機会を設けて来たる日に備えていました。
ただし、食事の摂生や100km超のロングトレーニングはあまりやらず、楽しく乗れる範囲で練習してました。この時期に燃え尽きてしまうと勿体無いので。
2022年に入って、感染落ち着きつつあるタイミングでヒルクライム2本出場しました。1つは伊吹山HC、U40クラスで6位入賞。もう1つはハルヒル、30歳代クラスで5位でした。コロナ前より競技レベルが上がっている事を肌で感じ、今回のレースもレベルが高いことは容易に想像つきました。
ニセコに向けた特別なトレーニングはやっておらず、いつもの大多賀峠リピート練、春から100km以上1500m upで練習したくらいです。

レース前々日に千歳へ移動しました。今回も家族3人で向かいました。
まだ1歳の子どもが初飛行機でどうなるかハラハラしましたが、大人しくしていてくれて安堵。千歳泊です。
前日は会場へ移動、昼は道中のうどん屋でアスパラ天うどんを頂きました。


会場は15時頃に到着し受付完了、コロナ禍で閑散としていました。
その後会場近くの宿へチェックインし、夕食の買い出しをしました。
セイコーマートで豚丼。コンビニなのにレベル高いです。

レース当日は4時前起床、朝食は千歳のパン屋で購入した金時パン、あんぱんなど糖質多めの食事をしました。
朝の気温はおそらく10度前後で曇り、レースは標高800mくらいまで登るのでアンダーアーマーの長袖シャツをウェアの下にきて、万一に備えレインウェアも背中に仕込みました。またワセリンとイナーメアップオイルを塗って寒さ対策をしました。補給はペットボトルとのことで基本取らない予定。でも気温が低いので2本で行くと腹を括りました。

レースバイクは下記。


フレーム:S-WORKS VENGE
ホイール:ボントレガーAEOLUS RSL37
タイヤ:パナレーサーAGILEST 28C(Fr 6bar ,Rr 6,2bar)
コンポ:DURA ACE9170+ULTEGRAミックス 11S
ウェア:サンボルトセパレートワンピース
シューズ:S-WORKS7
ヘルメット:GIRO ECLIPSE
補給食:Magonジェル×3、スポーツ羊羹×4、ミニあんぱん2つ
ボトル:パラチノース+Magon粉末入りアクエリを500+750ml

スタートはカテゴリ毎にスタートし6km地点くらいで1つにまとまってリアルスタート。そこまで苦労せずに先頭近くに出れました。スタート後は登り基調で割と負荷高いパワーAveではSSTレベルですが、随所でFTPを超えるL5レベルで登ります。やっぱりかつてのレベルと違う、この時点でそう感じました。
まず最初の難関はニセコパノラマライン。その入り口にスプリントポイントがあります。あわよくばカテゴリートップ通過できるかもと思って構えていると多くの人は反応せず、ならばとライン100m前からスルスルと前方へ踏み上がっていき通過。後からスプリント賞獲得を知り、ラッキーでした。
その後パノラマラインの登りへ。最初は8%程度の勾配、後半は緩斜面のプロファイルで最初の強度が高いことは容易に想像つきます。案の定有名クライマー達が前を固め始め牽引開始。最初の10分はFTP×1.1倍、かつ脇腹痛い、お尻の付け根が痛いでここでレース終わる危機でした。緩斜面に移ってからはクライマー猛者の牽引を諦めたのか落ち着き始め、結局Ave4.5W/kgちょいでKOM通過。ロードレースのHCはピュアHCレース(age cat)と違って出力の上げ下げが激しいので時にはVO2レベルまで行ったりL2まで下がったりします。そういう対応力が必要です。

下りはやや前へ位置取りして麓まで、その後しばらく平坦に入ります。
この際心掛けていたのは踏まないこと。Ave150W程度を心がけます。
日本海側一瞬出て、すぐ折り返し。会場方面へ戻っていきます。
この大会からコース変更があり、91.5km付近に1km8%程度の登りが追加されており、そこはレースが動くと予想してました。よって、そこに近づいた地点で前へ行きたかったが中途半端な上がりで結局真ん中あたりで登り始めることに。この時点で3名の逃げが出たようだが、自分は気付けなかった。さらに110km付近になると勝負所の新見の登りに向けて集団に緊張感が高まる、有名どころが前へ集まり始めいよいよ勝負が始まる115kmからの登りに差し掛かった。

この登りでついて行きたかったが自分はここで千切れた。12分強で4.9倍。先頭は11分強で5.4~5.5倍。100km超えてから5.5倍で10分踏む練習はこれまでほぼ皆無であった。よって千切れたのは必然だったし、妙に納得していた。楽しむレベルしか練習しなかった事の弊害が出たと思う。ここからは千切れたメンバー達で集団形成。チャリダーのチームがいる集団に入った。登りが終わるタイミングで両足のハムストリングスが攣った。踏めないので回す。こんなに攣ったのは久しぶり、というか過去記憶がない。

2段目の登りでも何とか食らいつく。いつ千切れてもおかしくない状況だった。明らかに疲労耐性を磨く練習ができていない。かろうじてクリアして3段目へ。この時水分はほぼ切らしており、一方で気温はありがたいことに高い。補給戦略にも失敗している。Magonジェルも3ではなく4本持つべきだった。
3段目の登りで遂に千切れ始める。これまでか。。と思った矢先、登りの終わりが見える。回し直して最後尾にくっ付いて何とかクリア。
残り5kmで前集団をキャッチして20名以上の集団になった。よって最後は登りスプリントになる。ところが既に足がすっからかんだったし、この集団に喰らいつけた時点で御の字だと思った。集団ほぼ最後尾で坂を登りゴール。総合36位。


振り返り

レースまでの練習、補給
疲労耐性磨くための長距離練不足。具体的には150km程度のライドで100kmから高強度10分5.5倍で登れる練習ができてなかった。HCのために30分FTPやZwiftで短時間スプリントの繰り返しは出来ていたが、まさに10分高強度は抜け穴状態だった。
補給面でもボトル3本かつMagonを1本増やすべきだった。
タイヤ準備もギリギリで初めての28Cをいきなりレース投入した。
サングラスも普段用がコーティング取れていたので新しいものを使ったら風が目に入りやすくコンタクトが取れかけた。
準備段階で機材も試しておく事が不十分で甘かった

レース
危険回避のために基本集団右端を走った。この面では正解だが、やや風を浴びやすい。集団効果を利用できるように集団内に入る頻度をもう少し上げると良いだろう。(リスクとはトレードオフだが)
心理面で明らかに弱気だった。食らいついてやる、勝負どころはしっかり前出てやるという意志。体力面で少し余裕あればそう思えたか、普段の練習で自信持てるくらい走り込めば心の持ち用が変わったと思う。

雑感
コロナ禍に入って子どもが生まれたので自転車に対する取り組み方が変わったと思っている。かつてはひたすらレースで上位に行くために何するかを考えていたが、子どもができてからは、自転車は頑張って良い成績を収めたところで家族の生活が裕福になるわけでもないし、むしろのめり込むことで家族との時間を減らして負の方向へ向かうと思うようになった。だから家族に迷惑を最低限にする練習に変わっていった。AM中に帰れるように距離は減らし、朝の練習前は子どもと遊ぶ時間を設けた。食事摂生は妻も巻き込むことになる(献立作り、デザート食べれない(妻だけが申し訳なさそうに食べるのを見るのがキツかった))のでやめた。
子どもの夜泣きがひどい時期は睡眠時間もめちゃくちゃで疲労回復できない日々だったし、今は早朝覚醒で子どもが暴れるのでそれに付き合っている状況だ。
そんな中で今回のレースを終えて、やはりもっと上位で戦いたいという気持ちが戻りつつある。これからの課題は家族には今の負担レベルに収めておきながら自分の更なるレベルアップのためにどうするかだと思う。

怪我なく終われたのでレース後すぐに次に向けて練習ができる。そう考えて今シーズン頑張って行きたい。

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