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デザイン思考(Desing Thinking)の盛り上がりに驚いている話

近頃 デザイン思考(Desing Thinking)といってもりあがっているものの原点に、米国スタンフォードで出会ったのは、1992年の夏のことなので、実に30年の時を経ている。正直、驚きしかない・・・

なんでもかんでも、がちがちの組織・体制を組んで、xxプロジェクトやxx戦略???委員会 を作って、必ず、既存の体制の支配者が、お気に入りのお行儀のよい、まっとうな事を言う、調整大得意のリーダを頭に据えて、がちがちのプレゼン資料を創って、何回も何回も会議をして、責任回避をしまくって、物事を前に進めていくというのが、ずっと・ずっと 当たり前だった、この国において、デザイン思考なるものがもりがるなんて、どういうこと??? と思ってしまう・・・

なぜ、こんなことを書こうと思ったかというと、note 関連のユーチューブ映像が出やすいよう二チャンネル登録しているので、今しがた
ユーチューブを起動したら、目に飛び込んできたのが、下記の
動画のサムネで、「デザイン思考」という文字が入っていたので
ひどく驚いてしまった。しかも note深津さんという方は動画でよく目にするので、違和感はなかったのですが、  天下の「富士通」さんの名前が出てきたのには、正直驚かされました。

富士通さんと言えば、かつては、IBM互換の大型計算機を作っておられた会社さんで、デザイン思考とは真逆の「スペック固め重視の設計(=スペックがちゃんと決められていなかったからトラブルが発生するという考え方)」の代表的な会社さんと、風の便りに聞いていたので、
30年の時を経て、そんなことになっているんだとおどろかされました・・・

前にも、書いたような記憶がありますが、
私が1992-1994年にスタンフォード大学のCDR(設計研究センター)
に滞在していた頃に、IDEOというデザインファームの存在を
教えてもらい、以降、日本に戻ってからも、何度か訪問させてもらい
リンゴのマークの会社のデザインは、いまでいう「デザイン思考」でなされていると知り、・・・・

その基本となる考え方は、デザインというのは、何も
いわゆるインダストリアルデザイン(意匠デザイン)に限らず
創造的な活動はすべてデザインである・・・
例えば、日本人がな(も愛する、組織図を創るのも、デザイン・・・
学校のカリキュラムを創るのデザイン・・・

そして、いかなるデザインにおいても「お客さん(クライアント)」が
存在する・・・
自分自身で完結するデザイン
(例えば、学習計画やキャリアアップ計画を創るみたいなことなど)
においては、自分自身がクライアント

かの、天才イノベーターとして「世界を変えてしまった」
スティーブジョブズさんの名言に
「リンゴのマークの会社は、B2C(つまり、不特定多数のコンシューマ
をクライアントにする)の会社であるので、普通は、
「市場調査」というのをやるのだが、
うちの会社は、私が天才なので、私自身が感じることが「将来の市場」だ」
というのがあります。

天才はやはり天才で、リンゴのマークの会社は、
iPODにはじまり、iフォン、iPAD
と世界を一変し、誰もが欲しいと思う「かっこいい」
世界的な大ヒットしかもロングセラー商品を
出し続ける(といっても、3種類ですが、
これが凄すぎる・・・・)
ことになったのは、言うまでもないかと・・・

とは言え、天才でない凡人の場合は、
「お客さん(クライアント)は、
どんなものが欲しいが言えない」
というところから、スタートしなければならない
というのがデザイン思考の原点

そして、プロトタイプを創って、
それをお客様(クライアント)に見せて
「いやいや、私が欲しいのは、そういうのじゃなくて
こういう感じのもの・・・」
言ってもらい

それをもとに、またプロトタイプを創って
お客様(クライアント)に見せて
「いやいや、そうじゃなくて
xxxx」
と言ってもらい
またプロトタイプを創って見せて
・・・・

を単純に繰り返すだけ・・・・

世界を変えることになった
iフォンのもとになった iPOD
の場合だと、スティーブジョブズさん(=市場)が
結果、1000個ものプロトタイプを創らせたとか・・・

そして、お客さん(クライアント)が、OKを出したとき
そのとき、はじめて
商品のスペックは確定する・・・・

というのが、今でいう「デザイン思考」の考え方・・・

近頃は、デザイン思考のワークショップがおおはやりの
ようですが、実は、真剣勝負の
実践の中でしか、学べない考え方(方法論)なのだろうと
個人的には、思う・・・

今、メタバース、note、アバター(ロボット)で

理想の学校 に通ったり

距離が離れていていけない
海外の街 に住んだり

というのができないか???
と考え始めているが、

デザイン思考(Design Thinking)は
私にとって、1992年以来、ディフォルトの方法論になっている。

そういう意味で、夏からスタートするというアナウンスがされている
note メンバーシップ
に期待するところは、多い・・・

デザインする人 お客さん(クライアント)と
語りあう機会になればと思う。


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