【ダブル S9使用構築】純正エルテラ叩き【最終90位/レート1935】

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1.はじめに

前期に続いて2期連続で最終2桁順位を達成できました。これまでに多くの応援と励ましの声をいただいたおかげで、負けが続いても挫けず対戦をこなすことができました。はじめにお礼申し上げます。



2.構築経緯

シーズン8が終わり、新たに自分に合う構築を見つけるためにS8の構築記事を物色したとき、エルテラリザードンという記事を見つけた。(無断リンクです。問題がありましたら削除致します。)前期に叩き偽装のテラキオン軸を使用していたこともあり、興味本位で使用してみたところ12000位辺りから17連勝することができ、この構築の使いやすさ、パーティパワーの高さに魅力を大いに感じた。この構築をベースに自分が感じた改善点と、自分なりに使用感を良くするために各ポケモンの配分と技構成をいじった。


以下の個体紹介では上記のリンク記事をベースにしているので、先にそちらを読んでいただけたら理解が早いと思います。



3.個体紹介

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エルフーン@気合の襷
特性:悪戯心
性格:臆病
努力値:4-×-0-252-0-252
実数値:136-×-105-129-95-252
技:マジカルシャイン/袋叩き/追い風/守る


ゲームメイカー。後発のポケモンの技圏内に入れるための削り意識でCに振り切りマジカルシャインを採用した。

猫騙し+攻撃技をエルフーンに集中されることが非常に多かったため、守るを採用して1ターンのアドバンテージを稼ぐことができたので入れてよかった技だった。

後発叩きをする際は、襷を盾にしたりトゲキッスを囮にしたりと無理やり場に出せることが多かったので耐久に振る恩恵がなく、CS配分にしてよかったと感じた。



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テラキオン@白いハーブ
特性:正義の心
性格:陽気
努力値:4-252-0-×-0-252
実数値:167-181-110-×-110-176
技:岩雪崩/インファイト/挑発/守る


Aの数値がギリギリな上にテラキオンミラーが多発したりで耐久に振る余裕がなく、ASぶっぱに落ち着いた。

持ち物の白いハーブは使用感抜群で革命的なアイテムだった。威嚇を撒いてくるガオガエンやウインディに対して格段に強くなるほか、インファイトで下がった耐久を元に戻せるといった恩恵が非常に大きく、テラキオンの単体性能が格段に上がった神アイテムでした。発動機会は非常に多く、ラムの実ですら持ち物候補に入らなかった。

挑発という技を撃つこと自体は少なかったが、相手側の猫騙し+トリックルームの初手選出に対してエルテラで味方叩き+挑発で完全に裏目のない択を通すことができ、イージーウィンに繋がった試合も多かった。



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トゲキッス@鋭い爪
特性:強運
性格:控えめ
努力値:244-×-116-20-20-108
実数値:191-×-130-157-138-114
技:エアスラッシュ/マジカルシャイン/この指とまれ/守る


本家の配分からBを削って、Sを準速バンギラス抜きまで伸ばした。相手のギャラドスやアシレーヌ、カメックスといった高耐久水DMエースと撃ち合うことが多く、高い耐久指数がとても活きた。

DMさせないときはサポートに回ることが多かったため、耐久に厚く振った配分はかなり使い勝手が良かった。



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リザードン@命の球 (キョダイマックス個体)
特性:サンパワー
性格:臆病
努力値:0-×-4-252-0-252
実数値:153-×-99-161-105-167
技:熱風/暴風/熱砂の大地/守る


初手エルフーンorテラキオンが倒れた裏から暴れる裏DMエース。

エルテラの真エースはリザードンであること(らしい)から、この2体との相性補完が良く、裏から出てきた時の制圧力は凄まじいものがあった。

このポケモンのキョダイゴクエンという技が強すぎて、不利相性でもスリップダメージで強引に削って圏内に入れることができたり、襷や頑丈を潰して相手の勝ち筋を根こそぎ消すことができるあまりにも強力過ぎた。

非DM時でも性能を確保するために炎技は熱風にしており、飛行技最大打点であり当てれば大きくアドバンテージを稼げる暴風を攻撃技として採用した。

ポリゴン2やサマヨールなどの耐久ポケモンに対しての乱数が変わるためCを削れず、激戦区のSラインを抜き去るために最速にする必要があり、耐久に振る余裕がなかった。



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コータス@オボンの実
特性:日照り
性格:冷静
努力値:244-×-0-252-12-0
実数値:176-×-160-150-92-22
技:噴火/嫉妬の炎/ボディプレス/欠伸


リザードンの火力補助要員。単体性能を上げるため、トリル耐性を付けるためにC特化し噴火を採用したが、エルテラ自体がトリックルームに滅法強かったためあまり意味がなかった。HBベースで使った方がこの構築に合っていたと感じている。

C特化なのに嫉妬の炎を採用した理由は、ドラパルトやエースバーンなどのDM展開を阻止するためや、熱風の命中不安を嫌ったためである。



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ゴリランダー@きせきのタネ  (通常DM個体)
特性:グラスメイカー
性格:勇敢
努力値:40-140-0-×-228-0
実数値:193-179-110-×-119-81(最遅)
技:ウッドハンマー/グラススライダー/猫騙し/守る


この指とまれ+トリックルームを阻止するために、イエッサンとのフィールドの奪い合いに勝つ必要があったため最遅での採用。

このポケモンの主な役割は特殊アタッカーが多い為、Dに厚く振った配分。

エルテラリザードンのスイーパーとしても非常に優秀な性能をしていた。



4.選出

上記リンクの方に詳しく選出方法が記載されているため、ここでは各構築に対しての意識していた点について記載していく。


対エースバーン

初手:リザードン+コータスorトゲキッス 

裏:臨機応変

初手エルテラ選出ができないので、リザードンを絡めて初手DMで撃ち合うようにしている。チョッキを持っていた場合打ち合いが不利になり相当きついので、コータスやトゲキッスを絡めて気合で削り切るようにしていた。相手側にS操作手段がなく、エルテラが通しやすそうな構築であれば初手エルテラを投げることもある。


対水DM

初手:エルフーン+テラキオン

裏:トゲキッス+ゴリランダー

エルテラで削れるところまで削って裏のトゲキッスでDMを切りながらゴリランダーでスイープできる試合展開が作れるように意識していた。


対トリックルーム

初手:テラキオン+エルフーンorゴリランダー

裏:臨機応変

猫騙し+トリックルーム展開が見えているならエルテラで叩き+挑発、叩きが通ったならテラキオンDMで十分圧力をかけることができ、挑発が通ったならイージーウィンと裏目のない行動。この指とまれ展開ならゴリランダーで猫騙し+挑発で大体止められる。


対セキタンザン

初手:エルフーン+リザードンorテラキオン

裏:臨機応変

追い風+DM技がセキタンザンに通れば勝てるが、サイドチェンジや守る、引きなどの複雑な択が絡むため安定して勝つのは難しいかもしれない。


対テラキオン

初手:リザードン+ゴリランダーorエルフーン+テラキオン

裏:臨機応変

裏の4体を見ながら初手を変える。裏のポケモンにリザードンを通せそうなら前者、補助が必要そうなら後者の初手選出をする。

前者の場合、テラキオンにグラススライダーを選択しながらリザードンDMで崩していく。後者の場合追い風+テラキオンにインファイトで互角以上の確率勝負を仕掛けに行く。


対パッチラゴン

初手:エルフーン+トゲキッス

裏:テラキオン+ゴリランダーorリザードン

構築単位でパッチラゴンの一貫性があり、さらにこちらのDMエースが不利を取るため早めにDM展開をしてパッチラゴンに備える必要があり、非常にシビアな立ち回りが強いられる。初手に出てきた場合はエルフーンとトゲキッスのマジカルシャインで削りに行き、後発の場合はDMトゲキッスで早めに展開してパッチラゴンを引きずり出すような戦況を作りに行く。


上記以外のパーティ

初手:エルフーン+テラキオン

裏:リザードン+@1

これで大体行ける...はず。相手の初手によって追い風か叩き展開かを選択しましょう。エルフーンかテラキオンどちらかが倒れた裏からリザードンを展開して制圧しに行く。



5.あとがき

見つけた構築が非常に強力だったため、今期この構築を使用すると決心した。パーティのポテンシャル的にはレート2000を達成することができると感じていながら、自身の実力不足が大きく表れ、順位が伸び悩んだシーズンとなった。2期連続で最終2桁という目標自体は達成できたものの、悔しいシーズンになったこともまた事実であるため、来期以降にこの悔しさを晴らせるようにしたいと思った。



6.戦績

最終90位 レート1935

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