【ダブル S12使用構築】伏兵ドラパキッス その他諸々【最終65位/レート1966】

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1.初項

剣盾からポケモン始めた身からすると今期はめちゃくちゃきつかった。環境の中心となった準伝説やその他600族等の知識が皆無の状態で開幕したシーズンだったので、主に知識面において苦戦を強いられた。自分にある知識だけを元に安定行動した結果裏目になる、また正しい準伝説の使い方や強み等を理解していないがためにうまく活躍させられずにいるといったことが多く、苦戦した原因となった。

そんな中、5シーズン連続で最終2桁順位を達成できたのは非常に大きな成果だったと感じている。正直ここまで戦えるとは思っていなかった。今までやってきたことがこの結果に繋がってよかった。


最終日に3通りの構築を使ってたが、一番勝てて自信のある構築を今回は主に取り上げる。その他諸々として一応使ってた構築は全部貼っておく。

ドラパキッスの方が8億倍強くて10戦くらいで解散
R1900~1940

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最終日夜中の追い上げ時。約20戦使用。
R1890→1940?

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2.構築経緯

新たに解禁された準伝説を使うよりも、今まで使ってきたポケモンを軸にした方が勝てるのではないかと考えた。使い慣れていないポケモンを使うよりも、今まで肌に合った使用感を持っているポケモンで挑んだ方が良いということは過去の自分が証明してくれていたため、この理論を信じることにした。


まずは過去にダイマックスエースとして運用したことのあるドラパルトに目を付けた。このポケモンの強みや使い方を誰よりも知っていると言えるほどの自信があるのでこのポケモンをエースに運用することを決心した。

ドラパルトの横に並べるポケモンを考えたとき、単体では相手を押し切れるほどのパワーが足りないことで、補助とサブアタッカーの存在は必要不可欠であると思い、補助要員として古代から隣に置かれて強いトゲキッスを採用。この指とまれでダメージを吸って裏のサブアタッカーに繋げたり、手助けで打点強化できる点が優秀であると考えた。サブアタッカーにはダイホロウとのシナジーもあり相性補完も取れている悪ウーラオスを採用。ホロウビートやスイーパーとしても運用できる他、ドラパルトが苦手としているノーマルタイプにも打点を持っている点が非常にマッチしている。

クッションやデバフ、サイクル要因として、ドラパルトと横にも縦にも並べて強いガオガエンを採用。相手の行動を制限することでドラパルトを通しやすくするのに役立ってくれた。特にターン稼ぎ性能が優秀で、トリックルームや追い風ターンをガオガエン1体絡めれば簡単に稼げてしまうといった対戦が多く、このポケモンの強さを改めて認識することとなった。

ここまで物理の打点が多く、特殊の打点が欲しい。さらにダイマックスしなくても運用でき、単体性能も高いポケモンを探していた時に、この条件を完璧に埋めてくれるレジエレキに注目した。ドラパルトが打ち合いに負けやすいダイジェッターの切り返しとしてもドラパルトが刺さってない際の第2のダイマックスエースとしても優秀であり、この並びを補完する枠として最適なポケモンであった。

最後の1枠として、シーズン序盤から数を増やしているカプ・レヒレが非常に辛く、先に瞑想を積まれるとレジエレキでも突破できなくなってしまう。さらにミストメイカーでドラゴン技を半減されてしまうのがとてもきつい。この問題をすべて解決できるポケモンとしてゴリランダーを採用。ただ、このポケモンの型は最後まで決めきれなかった。最初は突撃チョッキ型で打ち合いに特化した型にしていたが、グラススライダーでレヒレを落とせなかったり、技範囲が広くないために威嚇サイクルされるだけで簡単に受けきられてしまうといった問題点があり、この後にタイプ技強化アイテムやこだわりハチマキといったアイテムを持たせていたがどれも一長一短であり、結局サイクル重視で突撃チョッキになった。今思えばこの枠をもう少し考察進めてればもっと良い構築になったかもしれない。結果論だが。


環境が変わるその都度に微調整を施してずっと同じこの並びを約20日間使用した(最終日は色んな構築に浮気してしまったが)。微調整をするといってもシーズン終盤に目まぐるしく環境が変化し、終盤に増えたトゲキッスやレイスポス、ポリゴン2といったポケモンへの対抗策が薄く終盤に苦戦する要素となってしまった。結果、有利構築と不利構築がはっきりと分かれるような並びになってしまった。準伝説が解禁されたことによってそのポケモン1体1体全部に対応する構築作りをすることは不可能だと考えているため、いかに有利マッチをものにするかが今環境では大切だと感じている。ドラパルトというポケモンは幅広いポケモンに対して有効打を持てる広範囲アタッカーであることから、多くの構築に対して互角以上に戦え、それが有利マッチを増やす要因として働いてくれた。その有利マッチをモノにして勝っていくという対戦スタイルを確立することができたのが、今期ここまでの結果を残せたファクターとして非常に大きかったと感じている。


ここまで経緯を書いておいてあれだが、この構築は使用難易度が非常に高い上にそこまで構築力が高いわけではない。相手の行動を読んで適切なターン稼ぎを行ったり常に最善択を取り続けていないと力負けすることが多発するので見たまんま真似するのは正直おすすめしません。この手のパーティはプレイングに自信がある方が使うと無敵の構築に化けると思っている。自分はまだまだ実力が足りないのでここ止まりだったのが悔やまれる。



3.個体詳細

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調整意図特になし

龍舞は疑似的にダイマックスターンを先延ばししできたりミラーに強かったりする


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調整意図特になし

もうちょっと火力振った方がよかったと思える場面が多かった


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調整意図特になし

ビート構築に必須な枠。重要局面で同速負けしかしなかった以外文句ない


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H:振り切り
A:フレアドライブで無振りレジエレキ確定1発
D:特化珠フシギバナのダイアース確定耐え
S:60族抜き意識

過労死枠だった感ある


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調整意図特になし

神速はミラーに強い他、襷先制技持ちにかなり有効だった。


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調整意図特になし

最終的にチョッキになったけど最後までこれじゃない感が否めなかった


4.選出

1.基本選出
先:ドラパルト+トゲキッス
後:ウーラオス+何か

基本的な動かし方は、トゲキッスで手助けやこの指とまれで補助を入れながらドラパルトをダイマックスさせて裏のウーラオスでホロウビートをする。ドラパルトが苦手なポケモンはほとんどトゲキッスで受けきることができるので横の並びは非常に優秀であること、ウーラオスとの攻撃補完が取れていることが強みとして挙げられる。


2.対フシギバナ軸
先:ドラパルト+ガオガエン
後:トゲキッス+ウーラオス

有利構築。相手側はフシギバナポリゴン2を初手で出してくることが多いので猫騙しでポリゴン2を止めてフシギバナにダイホロウを撃つ。次のターンは相手がフシギバナを守る動きをしてくることが多いのでポリゴン2に集中してイージーウィンを取れることが多かった。


3.対トリックルームブリザポス
先:ドラパルト+ガオガエン
後:ウーラオス+何か

トリックルームをさせないor威嚇サイクルでターン稼ぎのどちらかを相手の初手を見て判断する。ホロウビートでブリザポスを迅速に処理するか威嚇サイクルでターン稼ぎをしたいのでガオガエンのHP管理が重要になる。


4.対ガラルファイヤー
先:ドラパルト+トゲキッス
後:レジエレキ+ガオガエン

不利構築だがプレイング次第でどうにかなる。ドラパルトを初手に出すことで相手のダイマックスを誘発してガオガエンとトゲキッスのサイクルでダイマックスターンを稼いでドラパルトorレジエレキで打開することを意識する。


5.対化身ボルトロス
先:レジエレキorドラパルト+トゲキッス
後:ウーラオス+何か

ダイマックスエースは取り巻き次第で決める。地面枠がいなかったらレジエレキでダイマックス、いたらドラパルトでごり押す。+1or手助けダイドラグーンで無振りダイマックスボルトロスは中乱数で落ちるがほぼ耐え調整されてるので先に削りをいれて圏内に入れる動きを取る。


6.対追い風
先:ドラパルト+ガオガエン
裏:トゲキッス+何か

ガオガエンの猫騙しで追い風を詰めつつドラパルトで追撃をする、トゲキッスを絡めてターンを稼ぐといった行動をする。この手の構築にはほぼ確実にハチマキウーラオスがいるのでトゲキッスのHP管理は意識しておきたい。



5.総括

さっき書いた気がするけど今期は非常に苦しかった。最終日に必死になってレート2000を目指したが、溶かしたレートを取り返すのが精一杯だった。ただ、途中で保存しないで逃げずに上位を目指したこと自体は自分にとって大きな経験値となった。今期はサブロムを作らなかったのでいつも以上に1戦1戦集中して対戦出来た。負けてるときも勝ってるときもとても楽しくて唯意義な時間だった。

5シーズン連続で最終2桁順位を達成したが、正直言って全く満足していない。自分の限界に挑んだ結果目標だったレート2000に届かず、自分自身の実力不足を改めて痛感させられることになった。足りなかったレート34の悔しさを今後晴らしていけるように実力をつけていきたい。

って言っておいてあれなんだけど、来期は予定が多かったり終盤どうしてもランクマ出来なかったりするのでガチではやりません!w まあ今月でこのルール最後っぽいしせっかくなので対戦自体は順位は気にせず緩くやっていこうかなと。


6.成績

最終65位 レート1966

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