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ハンググライダー日記 '24 3月月例会 in Ashio


タスクの設定はホント難しい。

月例会は前回のトップがタスクを設定します。
今回は私が設定。
数日前から予報を眺めていろいろ考える。

が、いざ当日になり予報と違う実況に急いでタスクを考え直すことに。
幸いタスク設定経験の豊富な人がたくさんいるので協力を仰ぐ。ありがとうございました。

まずはタスクのコンセプトを考える。
例えば
・参加者みんなで楽しみたい
・誰か1人が生き残ってゴールすればいい
・レースがしたい
・使ったことのない空域を使いたい

などなど

コンセプトを決めたら今度はコースなんだけど、セオリーがあるわけで。

・日没時間と想定平均速度のチェック
・風下ゴールか帰還ゴールか
・タスクの前半は易しめに
・上げにくいポイントで折り返すのは難度高め
・サーマル豊富そうなポイントで折り返す
・降りるところの確保
・最後のパイロンたどり着いたらゴールさせる

ざっくりそんな感じで飛ぶ方面や距離になやむものの、時間もないし飛んでみないとわからない。
スタートは12:30

タスクも決まってほっとしてたらスタートまであと20分じゃないですか!!
なんてこった、とそそくさ準備。
さっさとテイクオフ。

急いでも、さすがにテイクオフ目の前でセンタリングして後続機のテイクオフの邪魔はできないので良さそうでも1発目のサーマルは見送る。

ちょい上げしてからパラ尾根の上に出て、パラのテイクオフ上でセンタリング中のハング・パラの混成集団に風下側から近づく。
集団からほんの少し風下に離れたところでサーマルイン。サーマル良すぎて機体が集まってくる。

いいサーマルだったのでスタートは時間通りにできました。

タスクは真岡ー関城滑空場ー桜川滑空場

細くて青い線がコース

スタートしたあとは山周りで遠回りしている間にTPまでまっすぐ直線を飛ぶ人がいないかを気にしながら飛ぶ。

山を離れる前に100〜200m高い機体ところにいるパラグライダーの高さまで上昇したいと思いながらも効率の良いサーマルを見つけられない。
時間の経過を気にして先に進んでしまうけどこういうことを積み重ねると後半をどんどん苦しくするんですよね。
結果、長いタスクが飛べなくなる。

移動した先のゴールデンレイクでの立ち上がってるサーマルの様子で下層も南成分の風が吹いていると判断し、関城に向かう南下コースを考える。

TP真岡を折り返し、南下を開始してから1ついいサーマルは見つけたけれど、活かしきれずに結局は関城にもたどり着けませんでした。

10%減点です。

TP真岡の後にまっすぐ南下した。
その後、TP関城に進路を合わせるタイミングをいつにするのか。
反省点をあげるならココかな。

胆力を問われるのは高いとき、冷静さを問われるのは高度が低くなってから。
ということなんですかねぇ。

ハンググライダー、奥が深すぎて闇。

春です

今日は予想よりだいぶ早く海風が到来。
もともと考えていたタスクでもゴールできなかったかもしれなかったかな。


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