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Re:ゼロから始める薬局経営

こんにちは!アトム薬局のはりーです。

今回は薬局経営の話を書きたいと思います。

今までの薬局の雰囲気

新型コロナウイルスが蔓延する前は、いわゆる
クリニックの前にあるだけの
何の特徴もない薬局でした。

近くにある病院が小児科のため
よく来る患者さんのほとんどがこどもの患者さんで、
近くのクリニックの患者さんのお薬を作りつつ、
月に何件か患者さんのお宅に訪問し、
お薬の管理をするといった薬局でした。

いわゆる門前の処方箋をこなしつつ、数件の
在宅医療を行っているだけの薬局でした。

新型コロナウイルスで変わった薬局の雰囲気

新型コロナウイルスが2月の下旬から話題になり
そこまで流行はしないだろうと
思っていたところ3月になり患者さんの
来局人数が激減。

近くのクリニックから今まで来ていた人数と
比べると4割減る結果になってしまいました。

4月になっても減り続け、近くのクリニックから
来ていただいた人数を去年と比べると
6割減という結果に…

5月に関しては、絶望としか言えない7割減…

「クリニックの横にある薬局だから
たまたま来局してもらっていた」
「地域貢献ができていない薬局だった」
という事実を
突きつけられてしまいました…

新型コロナウイルスのときに行っていたこと

新型コロナウイルスの流行しはじめて
患者人数が減る中、行ってきたことがあります。

それは…

①チラシの配布 

②LINEを開設しオンライン処方箋受付

③OTCや衛生用品、食品やサプリメントなど
取り扱い商品のUP

④インスタグラムにて取り扱い商品の広報

4月から行ってみて驚いたのは、やってみると近くのクリニック以外の処方箋が増えたことです!

①チラシについては、月に1000枚両面カラーで
薬局のことや、LINEでの処方箋受付などを書いて
ポストに入れていました。

やろうと思った理由は、ある患者さんから
『この薬局は、近くの小児科から来る
患者さん専用の薬局だと思っていた』
の一言からでした。

やってみて分かったのですが、
予想より多くの反応があった
という実感でした。

新しく薬局を利用して頂いたのはもちろん
電話での簡単な健康相談が増えました。

チラシ効果のおかげか
4月1日時点ではLINEが0人だったのが、
受付枚数が増え、今では60人弱の方に
利用していただいています。

60人中20人弱の方が、何度か利用して
頂けるようになりました。

③OTCや衛生用品、食品やサプリメントなど
取り扱い商品のUPについては、

今までは、近くのクリニックから患者さんが
薬を処方してもらっているのもあるので
需要はないだろうと感じ
必要最低限の冷えピタやマスク、
絆創膏などの衛生用品や飲料水を
置いているだけでした。
売り上げとしては、月に1万円あれば良い方でした。

しかし、
患者さんにどんなものがあれば嬉しいかを
事前に聞き、薬局で買える薬の種類を増やし
サプリメントを増やした結果、
売り上げを今までの2~3倍に
増やすことができました。

④インスタグラムでの広報については、
うちの薬局は、ネット販売はしておらず、
ネット販売のように安く大量に販売することは、
難しいのが現状です。

だからこそ、
「ローカルだったらどんなニーズがあるか」と考え
ネット販売には出来ない
「今買いたい!と思ったときに手に入る」
が店舗販売のメリットだと感じ
インスタグラムにて、扱っている商品や薬の一覧を
載せて定期的に更新するようにしました。

その結果としては、電話にて何人か
インスタグラムでみたので問い合わせを
してくれた方もいらっしゃり
少しでも売り上げに繋がっているんじゃないかと
感じております。


おわりに

正直にいうと、まだまだ新型コロナウイルス前までに薬局経営は回復していないです。

個人薬局でこのまま、何もしなければ
ただ倒産を待つのみ…

個人薬局のためできることは、
これからもやっていきたいと思います!”

またちょくちょく薬局経営についても
書いていきたいと思います。

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