真実から目を背けるな

『人はみんな、大きな嘘の木の下で暮らしている。「無理だ」「やめておけ」「リスクが高い」「後悔するぞ」と、もっともらしい理由を並べて傷つくことを恐れて安全圏に逃げ込んで、人生の可能性に賭けることから逃げ出すのが大人だというのなら、死ぬまで大人になんてならなくていい。

もしあなたの人生が上手くいっていないのであれば、それは全てあなたのせいだ。右に行ってダメなら左に行けばいい。左もダメなら飛び越えていけばいい。飛び越えられなければ、体当たりして突き破れ。突き破れなければ、今度は助走をつけてもう一度だ。それでもダメならマシンガンで破壊してしまえ。決して後ろなんか振り返るな。ただひたすらに前だけ向いて歩けばいい。

それでもダメだった時、ボロボロになったあなたを見て、笑う人もたくさんいるだろう。あなた自身も傷つき疲れ果てて全てを捨てて逃げ出したくなるかもしれない。それでもあなたは、決して自分の人生に満ち溢れた可能性を諦めたりなんかしちゃいけない。

悲しい想いをしたからこそわかる喜びがある。傷ついた分だけ身につけることのできる強さがある。辛い目に遭った分だけ手に入れることのできる喜びがある。お腹を空かせた分だけご飯は美味しくなるし、寒くて凍えた分だけ、飛び込んだお風呂は全身を気持ちの良い温かさで包んでくれる。あの人にフラれたからこそ、一生を捧げたいこの人に出会うこともできた。人生なんてそんなもんだ。』

〜大きな嘘の木の下で 作者あとがきより〜
田中修治著
幻冬舎

自責という言葉をよく使うが、心のどこかで周りのせいにしたり、戦わないことに無理矢理理由をこじつけたりしている。もう逃げるのはやめよう。ここから先の人生どれだけ本気になって楽しめるか?今楽しめているか?そして人の役に立てているか?

そんな軸を貫けるよう歩んでいこう。

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