やわらかい糸
蜘蛛が巣を編んでいるのをみた
朝露が光る糸を
上手にたぐりよせながら
少しずつ大きくなっていく蜘蛛の巣
その一所懸命さが健気で
目が離せなくなった
じっと見ていたら
なんだかあなたのことを思い出したよ
あなたの心の中
あたたかくて
やわらかい何かが
やさしい言葉になって
私の中にはいってくる
キーボードをたたく指先を
想像してみたけど
うまくいかない
その手は
どんな色なんだろう
どんな形なんだろう
生きていくためにたぐるのは
人も蜘蛛も一緒だね
いつかその時がきたら
あなたが編んでくれた
やわらかな糸で
私の全部を包んでほしい
応援いただければ幸せ。そうでなくても幸せ。どうぞ楽しいひとときを・・・。