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りゅうちぇるは男とか女とか関係なくひとりの人間として生きていきたかったんじゃないの

もう若者の訃報なんて聞きたくない。しかも命を自ら絶ったかもしれないなんて。生きられる命がまたひとつこの世から去ってしまった。

何を話したって憶測にしか過ぎない。だけど言わせて。

私はりゅうちぇるのSNSやYouTubeすべてフォローしていて、考えてみたら原宿のショップ店員しているときからもう10年ほど、影ながら応援していたひとり。

世の中のほとんどの人って、芸能人応援しているかどうかなんて表明もしないし、ましてや芸能人のSNSにコメントやDMもしない。大勢は自身のSNSでいいね押したりリツイートしたり、そこに自分の意見は載せない。

けど、どうしても思ったことがあり。
結局性別を二分することは生物学上の問題で仕方のないことで、昨今のトイレ問題とか、あらゆることがある。これだけ整理された現代において心と体の問題をごっちゃにできない。原始時代じゃないんだから。
誰しも、男性らしさや女性らしさを備えてるじゃん。それの割合が人によって違うだけで。

これまでのりゅうちぇる本人の声をSNSやYouTubeで、追っていて、高校の時に男性が好きなことを母にカミングアウトしたこと、男性らしいこと(体育祭で上半身裸で踊るような出来事を毛深さを理由に断ったエピソード)が嫌いだったこと、けれどペコちゃんと出会って初めて女性を好きになって、男として守りたい、頼れるパパになりたいと思っていたこと。全部本心で、男としての自分も女としての自分も、どちらにも属さない自分も丸ごと愛してあげようと必死だったんだと思う。
だから投稿削除せずにこれまで歩いてきた道だって全部残してきている。きっと、彼(敢えて彼といいます)はすごく理想の男性像やパパ像があって、だからこそ男らしく家庭を守りたいという理想と、そこからかけ離れていく自分の心と葛藤して、それならば夫と妻という関係性を解消して新たな関係性を築きたいと思ったんじゃないか。

そして、その形を受け入れたペコちゃんのことを誰が文句言えるの?嫌なら別れればいい、そうしなかったのは二人が性別関係なくパートナーとしてつながっていた、信頼し合っていた結果だよ。

生物学上男だから愛し合った結果子どもができるのは当たり前だし、一生は自分の性自認が同じままだなんて誰が言い切れるの?自分だってもしかしたら何かをきっかけに変わることだって有り得る。
やることやってるね、なんてよく言えたもんだ。自分の体は一つしかないし簡単に変えられるもんじゃないでしょう。

バイセクシャルやアセクシャル、性的嗜好が人間じゃない人だっている、もうカテゴライズすること自体が間違えてる。

世間にカミングアウトするときだって、何を弁解したって理解してもらえるわけない、だってこの世界はギチギチにルールを決められて、枠から外れていたら変人扱いだ。

久しぶりに書いたnoteがこんな内容で悲しい。生きづらい生きづらい、息がしづらい。

きっと本意ではない。自殺は誰も本意ではない。苦しみがなかったらきっと生きていた。

とにかくペコちゃんとリンクくんのことを追いかけるのはやめてほしい。

どうか安らかに。

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