イギリス旅行2日目 10/12

イギリス旅行2日目 10月12日
今日がとても楽しみだった。来て欲しくなかった。なぜなら舞台を観る日だからです。

朝起きてホテルで初めての朝食。部屋が狭すぎてびっくりしていたけど朝食は、とても豪華で美味しかったです。

画像1


朝食を食べて少しダラダラして9時半過ぎに、ホテルを出ました。あっその前に次の日のタクシーの予約をしました。ドイツに行く前に次のロンドンのホテルにスーツケースを預けたかったからです。
Queensway station まで、7分ほど歩き、ホールボーンまで行きます。そこからpicadelly line に乗り換える予定でしたが、歩けそうだったので、歩いてCovent garden に行きました。

画像6



コベントガーデンは、ロイヤルオペラハウスがあるところです。たくさんのブランドのお店もあり、観光客で賑わっていました。
初めてロイヤルオペラハウスを外から見たのは、3年前ですが、その時は学校で行っていたため、中には入れませんでした。
そのため、ロイヤルオペラハウスの中に入るのは初めてでした。

画像2

文字化するのができないくらい感動したけど、なんとか伝えたいから頑張ります。

入った瞬間芸術の宝物のような場所でした。舞台裏のビデオが流れ、演劇を観に来た人、オペラのドレスリハーサルを観に来た人、ただ単にコーヒーを飲みに来た人、たくさんの人がいました。中に入った瞬間、私の大好きな感覚になりました。なんて言えばいいかわからないけど、絶対デニムやスニーカーでは、中に入りたくないような感じです。普段着じゃないワンピースを着て、ヒールを履いて、少し背筋を伸ばして歩きたくなるような、そんなとこって私は劇場くらいです。



中に入ると、セキュリティのためバックの中身を確認されました。画像でしか見たことのない光景が目の前に広がっていました。グッズを買うショップがあり、チケットを持っていない人でも飲めるカフェがあります。
このような開かれた劇場って本当に素敵だなと思いました。

画像7

ショップでは、店員さんがとても優しくて、英語が苦手な私に、今日のステージ見るの?と聞いてくれ、もしかしてマリアネラのファン?と話しかけてくれました。その店員さんもマリアネラのファンだったらしく、話が盛り上がりました。他の店員さんも私も今日観に行くわよと教えてくれたり、とてもフレンドリーでした。

その後、バレエの先生から紹介してもらったfish and chips を食べに行きました。前にイギリスで食べたのは美味しくなかったけど、今回のはとても美味しかったです。

画像5

画像3



お腹いっぱいではちきれそうになりましたが、そこからHer majesty theater に移動しました。オペラ座の怪人を観るためです。私はオペラ座の怪人が大好きすぎて映画も何回も見た!ってわけではないですが、音楽や話の内容が好きで、せっかくならバレエだけじゃなくてミュージカルもみたいという理由で選びました。

フィッシュ&チップスのお店から少し歩いて、劇場まで行きました。行く途中には沢山の映画館や劇場があり、とても幸せでした。少し歩いたら、ミュージカルや演劇をやっている劇場があるって素敵な環境だと思います。

劇場のエントランスはとても小さいです。日本で予約した番号をボックスオフィスに持って行き、チケットと交換してもらいます。

画像4

ロビー開場だったので、お酒などを飲むところまで入れました。雰囲気がすごくて、日本みたいにバイトの大学生がサーブするのではなく、これを職業にしているバーテンさんがサーブしてくれます。

画像8

舞台は開場中のみ撮影おっけいで、カーテンコールは撮影不可でした。ここでも働いているレセに刺激を受けました。日本ではほとんどの劇場が、バイトを雇ってもぎりや、案内をしています。

しかしイギリスは、ちゃんとした職業として成り立っているため、7割が男性です。頭を低くして、すみません写真はご遠慮くださいというのではなく、turn offと強めに注意します。そのほうが締まるし、とても雰囲気的に素敵でした。高級ブランドなどのお店の前にドア開ける人が立っているのと同じような感覚なのかなって思いました。

オペラ座の怪人は、本当に素敵でした。歌のレベルがすごすぎて、本当に綺麗でした。特にクリスティーヌをやっていた女性は、どこから出てるなと思うくらい透明な声で、とても感動しました。演出も本当に素敵で、映画とほとんど一緒なのですが、私たちの客席が舞台側になったり、客席側になったり、手紙を読んでるシーンで、ファントムの声が真上から聞こえてくるように、スピーカーからなったり、さまざまな工夫がされていました。

画像9

ミュージカルを観終わった後は、待ちに待ったバレエです。このために来ました。歩いて、ロイヤルオペラハウスに戻りました。雨が降っていたので大変でした。

もともと、マリアネラさんのマノンみたくてイギリスに来ました。マノンはとてもドラマチックなバレエでテクニック以上にパートナーシップと、演技力が求められます。ケネスマクミランのマノンなら、ロイヤル!とバレエファンなら誰もが思うでしょう。しかも今回はボッレとペアを組みます。見にいかない理由がないくらいのキャストです。レスコーは私の大好きなサンべくん。

まずオペラハウスに入って、時間があったのでキャロットケーキとコーヒーを飲みました。

画像10

その後に、この前の来日公演の時にお話ししたロビンさんというロイヤルのファンの人に会いに行きました。出待ちの場所を案内してくれたり、行くまでにも、たくさんのことを教えてくださいました。

チケットはもぎりじゃなくて、バーコードの読み取りです。再入場とかどうするんだろうって思いました。わたしはもぎるのがすきなので、電子化されて欲しくないです。

とても素敵な階段を上った先には夢にまで観た景色が広がっていました。


画像11

ヨーロッパの劇場は客席がとても狭いため、自分の席に行きたい時は、立ってもらわないと進めません。とても不便だけどそこで会話が生まれたりするので素敵ですよね。

画像13

いつもバレエ見た後は、ここのアラベスクが綺麗だったとか、あのシーンのこの表情が素敵だったとか、メモるのですが今回は終わった後、何も書けませんでした。記憶が飛んでしまっています。もったいないように感じるけど、その感覚も大切にしたいです。ベッドルーム大好きなpas de deuxのシーンは好きすぎて、時間よ、進むな!と思ってました。あの音楽にあの振り付けは最高すぎます。さすがマクミラン!!って感じです。

マリアネラとボッレのパートナーシップは、本当に素晴らしかったです。ボッレは青年という年齢ではないけど、青年ならではの純粋な恋心がとても伝わってきました。特に表情から。マリアネラは大人の女性としての色気が伝わってきて、少し憎いけどやっぱり嫌いにはならない、素敵な娼婦を見事に演じていました。

最後のカーテンコールは、感極まりました。私がバレエのカーテンコールで大好きな、女性が花束から一本バラを取って男性に差し上げるシーンはやはり本当に美しかったです。しかもイギリスはスーツを着た紳士が花束を持ってくるんですよね。それも素敵でした。カーテンコールはこんな感じです。

画像12

終わった後はもちろん出待ちです。多雨だったのですが、たくさんの国からファンが駆けつけていました。傘を持っていない子がいたので、一緒に入ろうって言ったら、私に合わせてゆっくりたくさん話してくれました。その子はイタリアでボッレを見て好きになって今、イギリスに引っ越したから、やっと見にこれたと言っていました。バレエのことを同年代と話せる機会はなかなかないのでとても楽しかったです。

他にも素敵な出会いがありました。休憩中に、日本人ですか?と斜め前の女性から話しかけられました。彼女は、国際弁護士で、リーガルの面から日本のバレエ界をどうやって変えていけるか考えているとおっしゃってまして。自分も日本のバレエ界に勤めたいとはなしたら、いろいろ教えてくださり、なんでも質問してと、連絡先まで教えていただきました。実際に働いている人から話を聞ける機会は今までなかったのでとても嬉しかったです。他にも隣のおばさまとマリアネラについてたくさん話しました。どれだけ彼女話が美しいかとか、イギリスのバレエ団についてたくさん教えてくれました。台風についても心配されました。

舞台も良かったけど、ロイヤルオペラハウスの空気を体感できたことが何よりも幸せでした。

舞台だけでまたなんか、かきたいなとおもってます。

長々と読んでくれた方ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?