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Vポケモン禁止ルール部内戦概論

ポケモンサークル「フラワーギフト」のⅤポケモン禁止部内戦専用の記事となっています。

0.簡単なルール確認とこのルールにおける「強い」とは?

①簡単なルール確認

禁止されているカード
・Ⅴポケモン
・ガラルマタドガス(特性「かがくへんかガス」)
・セイボリー
・かがやくゲッコウガ


それ以外は通常のスタンダードレギュレーションに準ずる


②このルールにおける「強い」とは?

このルールのゲームの基本の1つに

・サイドを1ターンに1枚ずつ取り合っていく
→順当にサイドを取り合えば、先にサイドを取り始めた方が勝つ

があり、これが超重要ポイントである。

裏を返すと,この基本が覆すことが出来るデッキやカード、プレイが1つ「強い」と言える。
具体的に言うと、

・1ターンにサイドを2枚以上取れる
・相手にサイドを取らせないターンを作る
・相手が攻撃できないターンを作る    など

これらが出来ると「強い」が、当然それ以外にも「強さ」はある
例えば、サイドを先行し続けて、逃げ切る
というような攻撃し始める速さも「強さ」になる

どのような「強い」動きに注目するかはこの部内戦において、かなり重要


1.要注意カード

①インテレオン(特性「クイックシューター」)


通常の環境でも十分強いが、このルールではさらに強力
このカードをフル活用したデッキを完成させられると優勝がかなり近づくかもしれないレベル

技以外で相手のポケモンにダメージを与えられると
自分だけ1ターンに2回技が使えるのと近くなるから強いよね
というお話

具体的にどのように強いのかというと
特性「クイックシューター」のインテレオンが3体立つと・・・

・相手はHP60以下のポケモンをベンチに置いた端から特性だけで倒される
→技と合わせて1ターンに2枚サイドが取れる
・相手のバトル場のアタッカーと相手のベンチで準備している次のアタッカーを同時に倒せる
→相手が攻撃できないターン(=サイドを取れないターン)が出来る

このカードだけでも十分強いが、もっとやばい点が
・技「どんどんよぶ」のメッソン
・特性「うらこうさく」のジメレオン
・特性「うらこうさく」のインテレオン
を同じ進化ラインに含んでいること

つまり、序盤から中盤は特性「うらこうさく」で展開して、中盤から終盤は特性「クイックシューター」でダメージを稼いでくれるというように無駄がないところがこのカードをより最強にしている

ちなみに、特性「うらこうさく」のインテレオンは技「アクアバレット」でこのルール最強クラスのアタッカーになれる点も頭に入れておきたい

と、このように特性「クイックシューター」のインテレオンは勿論のこと、それを含む裏工作軸のデッキは最強クラスの強さを誇るので、デッキを考えるときは
・裏工作軸を使う側になるか
・裏工作軸を対策する側になるか
をまず、選ぶところから始めるとデッキの方針が決まりやすい


②ウオノラゴン(特性「げんしのおきて)

今度は逆に通常環境ではあまり使われていないポケモンだが、このルールではかなりエグめなロック性能を誇る

最大の特徴は特性「げんしのおきて」

バトル場にいる限り相手は手札からポケモンを進化出来なくする

先に紹介した裏工作軸にかなり有効である点に加えて、それ以外にも進化ポケモン主軸のデッキがかなり多いため、早い段階でウオノラゴンをバトル場に出すことでそれらの多くのデッキに超有利に立ち回れる点が強い

Q.でも、言うても進化ポケモンだから、2ターン目からしか出てこないからどうにかなるくね?

A.安心してください、ちゃんと1ターン目からロックできます!

グッズ「ぐんぐんシェイク」で出たターンにウオノラゴンに進化してくるので、1ターン目からちゃんとロック可能

ちなみ、進化元のめずらしい化石は自分の場以外(手札や山札など)ではグッズ扱いなので、ボール系で持ってきたり、最初のたねポケモンとしてスタートできない点は注意

Q.じゃあ何で禁止じゃないの?
A.たねポケモンなら対抗できるし、なんだかんだ1ターン目からのロックは上振れ要素だし、そもそも対策されるとかなり脆いから許した

つまり、ちゃんと教えたからね!ウオノラゴンにボコられて、ポケカやめるとかしないでよ!(担当者の心の叫び)

ただ、部内戦当日に使う人いなさそうだなと判断したら対策を切るのもまた、1つの作戦として全然あり


③コオリッポ(技「ブロックフェイス」)


先日行われたPJCS2022でも活躍したポケモン(試合の様子はDay2のヤマグチヨシユキ選手の試合の2本目をチェック!)

技「ブロックフェイス」でたねポケモンからダメージを受けなくなる点が唯一にして、最大の魅力

先に紹介した特性「げんしのおきて」のウオノラゴンと併せて、
・進化ポケモン相手にはウオノラゴン
・たねポケモン相手にはコオリッポ
というような役割分担が強力

それ以外のデッキでも、サポート「キバナ」から即起動できるため、たねポケモン主体のデッキに不利を取るようであれば採用が検討される

ウオノラゴンと同じく、悲惨な初見殺し防止のために紹介した枠
ちゃんと教えたからね!(2回目)

ちなみに、地味に手に入れるのがめんどくさいカードなので、実物が欲しい人は早めに探した方がいいかも


④ゾロアーク(特性「げんえいへんげ」)


通常環境でも非ルールのデッキのお供にされがちなこのポケモン最大の強みはその特性「げんえいへんげ」
トラッシュの好きな1進化ポケモンになれるのが強力

この特性のおかげで多彩な1進化ポケモンで色々なアタッカーや対策ポケモンを採用できて、デッキのカスタマイズ性能が跳ね上がる

裏工作軸を使わない場合にデッキの軸になる可能性が高いポケモンなので、使わないにしてもどんな1進化ポケモンが採用されやすいかはチェックしとくと得かも

使う際、特性「げんえいへんげ」を使った際にゾロアークに乗っているダメカンや付いているエネルギーなどは全部トラッシュに行くor取り除かれる点は注意!
特にエネルギーはってから、特性使うとエネルギーがトラッシュ行って悲しいことになるので・・・


2.環境上位予想デッキ

・あくまで予想、外れたらごめんなさい
・サンプルリストはデッキの基本的な動きを重視しているため、対策カードの採用はあまりしていない
・サンプルリストは雰囲気を感じてもらうものなんで、ツッコミどころが多いのは許して

①フーパファイヤー

デッキコード x8x88G-X2oGU7-Y88YYc

安心安全の裏工作軸であることに加えて、
序~中盤はフーパの技「アサルトゲート」
中~終盤はガラルファイヤーの技「もえあがるいかり」やインテレオンの「アクアバレット」
というように試合全体を通して隙が少ないアタッカー陣も優秀
また、たねポケモンと進化ポケモンのアタッカーが共存しているため、1で紹介したウオノラゴンとコオリッポなどで詰みにくいのも魅力

②レジギガス

デッキコード L9nPNQ-zogcwH-NnngPg

PJCS2022優勝デッキはここでも強い
優勝構築をベースに環境に合わせた若干の微調整(タフネスマントやツインエネルギーの投入とスタジアムの変更)を加えたもの
このルールでの強みはタフネスマント対応による高耐久
HP200のレジギガスの耐久はかなり強い
レジ系統のアタッカー陣の選択肢の多さもgood

③ワタッコ(特性「わたげれんだ」)

デッキコード vVdkkk-z6Ywh5-bF5Vkf

ワタッコの特性「わたげれんだ」で1ターンに2回技を使えるため、1ターンにサイドを2枚進めやすいところが最大のセールスポイント
ポポッコの特性「ソーラーしんか」で2進化のワタッコが実質1進化に近い形になる点やハネッコが連撃のポケモンなため、メッソンの技「どんどんよぶ」に対応している点もよい
れんげきの巻物の技「うずむそう」を軸にしたダメカンばらまき型もあり

④連撃テンタクル

デッキコード VfFbVw-WJQm3Q-vkvFkk

最近の通常環境では見る機会が減ったが、ちゃんとこのルールだと強い
連撃のポケモンで構成されていることで、殴り続けるという点における安定感の高さが魅力
また、他のデッキよりも火力が出しやすい点もgood
ちなみにポポッコはワタッコでも可
特性「やりくり」のチラチーノ軸の型もある

⑤ゾロアークバレット

デッキコード 8xc8xc-Pjqit1-GaGx4c

トラッシュにポケモンの数だけダメージが上がる技「マダムのいかり」のミノマダムを中心に1進化のアタッカーを使い分けていくデッキ
ゾロアーク軸なため、構築の柔軟性が高く、このリストからさらに自分の色を出した構築に出来る
構築の柔軟性と攻撃のハードルがそこまで高くない点がセールスポイントのデッキ

⑥ウオノラゴンロック


デッキコード 8xcKcc-1a9rjD-G8cGJ8

1で紹介したウオノラゴンとコオリッポのデッキ例
このリストからさらにHPを回復するようなカードを加えてみるのもよいか
基本的な動きは前述した通り
進化ポケモン相手にはウオノラゴンを早く立てる
たねポケモン相手には「キバナ」からコオリッポを起動させる
自分の動きが出来たり、忘れずにミュウは回収ネットで回収して、余計なポケモンを出さないようにする


3.最後に

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
簡単にカードやデッキを紹介してきましたが、紹介してないカードの中にもたくさん面白いカード、強いカードがあるので、ぜひ探してみてください。部内戦当日にみんなで各々の自慢のデッキを見せ合えればなぁと思います。

質問・要望等あったら、遠慮なく教えてください。

引用元:ポケモンカード公式サイト
https://www.pokemon-card.com/


4.おまけ

ポケカ公式サイトのカード検索で部内戦ルール対応のポケモンを調べるコツ
・たねポケモン
→HP150上限(下限はお好みで)にする(一部のかがやくポケモンがはじかれる点に注意)
・1進化ポケモン
→「1進化」を検索条件に設定
・2進化ポケモン
→「2進化」を検索条件に設定

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