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〈週刊ARK / 10月4週目サマリー〉

こんにちは。ARK trade information (Twitter:@ActiveArk)です。本日は10月4週目のARK社の成績とその内容をご報告したいと思います。

10月4週目/ARK社の成績

・ARKK(破壊的イノベーション);90.79(先週比▲9.24%)
・ARKF(フィンテック)    ;40.89(先週比▲5.1%)
・ARKQ(自動技術、ロボット) ;57.74(先週比▲8.1%)
・ARKW(次世代インターネット);110.81(先週比▲7.0%)
・ARKG(ゲノム)       ;65.74(先週比▲6.65%)

→今週はETFや個別銘柄毎の要因で価格下落したわけではなく、大統領選前による市場の不安定さから、全体的に売り込まれた理解です。

主要ETF / ARKKの成績(10月4週目)

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★銘柄の入れ替えあり。XLNXがキックアウトされ、新たにEXASが追加。
XLNXが処分された理由は、AMDと合併しても、NVDAには競争力で劣ってしまうという考えから来ています。
→(詳細はこちら)https://twitter.com/activeark/status/1318385513410170880?s=21

・保有株数が上昇している銘柄について、一部を除き、一律で+0.81%上昇。
大幅に上昇したのは、FB +101.66%、TWLO+33.87 %、TDOC+26.59%、SPOT+23.99%、ICE+23.87% という結果となりました。

SPOT以外は好決算でした。SPOTはEPSが予想を下回り、株価は下落しました。しかし月間アクティブユーザー数が3億2000万人(前年比+29%)を超えことを好感してARKは買い増しをしたと推察されます。

・一方で保有株数が減少したのは、ILMN▲83.57%、CGEN▲60.35%、PINS▲12.96%、ROKU▲4.57%となりました。
筆者の推察となりますが、PINSとROKUはPINSの好決算に伴う株価暴騰に対する一部利確の動きだと考えます。
ILMNとCGEN(両者ともにゲノム関連)が売却された理由は、あくまで推察ですが、「EXAS社によるThrive 社の買収NEWS」によるものと考えます。これは後述したいと思います。

(※補足)

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ARKが先週比売却したリストを拾いました(ARKK含全てのETF)。これを見ると全売却は、ARKKのXLNX、ARKWのWIXとTWTR、ARKGのAAPLですね。AAPLはARKFでまだランクインしているので、完全なる失望売りでは無いと思います。御参考までに。

今週の銘柄紹介

会社名:Exact Sciences Corporation
ティッカー:EXAS
業種:Health Care
概要:がん検出剤メーカー。 直腸がんの早期発見および予防の非侵襲分子スクリーニング検査の開発・商品化に注力。同社のテストは、直腸がん細胞の遺伝子変異を検出することで、がんの可能性およびがんそのものを診断する検便による DNA テスト。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/EXAS:US

同社はcologuardという検便によるガン検査をしていますが、下記の動画がイメージしやすいです。(検便のやり方が流れていてちょっとシュールです笑)
https://youtu.be/LRiJiwkoiNQ

ARKがEXASの爆買いを始めたのは、10/27の決算後です。決算内容は売上が前年比+86%と良好な決算内容でした(コロナテストの特需も一因です)。
しかし注目を浴びたのは、cancer seekを生業にしているthrive社の買収ニュースです。この買収により、EXAS社はがん診断のトップメーカーに躍り出ると注目されており、実際にニュース発表当日は株価が23%上昇しています。

詳細はぴたこららさんが纏めており、内容を参照させて頂きます。
https://note.com/pitagorara/n/nc3b6abd5869a

Exactは、結腸がん糞便検査のCologuardで有名になったが、幅広い固形がんのスクリーニングが可能な血液検査も開発しており、先月発表されたこのプロジェクトのデータは良好に見えた。ThriveのCancerSeekをパイプラインに加えることでExactは2つの候補を持つことになり、この成長分野において急速にメインプレーヤーになりつつある。
Thriveの検査は、がんの状態が不明なサンプルを評価するためのプロスペクティブ(前向き)臨床試験でデータを生成した唯一の検査であるという点で、最も先進的な複数のがんのリキッドバイオプシーである。これは他のがん血液検査デベロッパーが用いたレトロスペクティブ(後ろ向き)試験よりも、より現実に即したものと考えられている。
10,000人の患者を対象としたDetect-A試験の有望なデータからは、CancerSeekの感度はほぼ許容範囲で、特異度は非常に良好であることが示されている

がんは85歳以下のアメリカ人の最大の死亡要因となります。今までは治療法に焦点が当てられてきましたが、「予防」に焦点は当てられてきませんでした。早い段階でがん予防に取り組めば、90%の人は命を落とす事は無いというデータがあります。

アメリカ国内だけでも、がん予防の対象となるマーケット人口は1.14億人いるとされています(対象;50ー85歳)。MAUは25Bと非常に大きなマーケットです。

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競合としては、Guardant Health (GH)やIllumina(ILMN)がいます。ARKが今回ILMNを大量売却しているのは、EXAS社への期待の裏返しとも見て取れますが、ゲノム分野は何がおこるか分からないもの。
EXAS社だけに注力せず、競合他社の株も購入してリスクヘッジするのもいいかもしれません(実はぴたこららさんにアドバイス頂きました😅)
もしくはARKGのETFを購入するのが手っ取り早いかもしれないですね。ETFを購入するにはサクソバンクなどの外資証券会社の口座を開設するしかありません。投資信託は下記の会社で取り扱いがあります。

販売会社:エース証券、おかやま信用金庫、庄内銀行、大和証券、北都銀行 

ARK商品をどこで購入出来るのか、以下の記事でまとめておりますので、宜しければご覧いただければと思います。

https://note.com/ati2014/n/n582f0ba846e7

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