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「赤青テスタってどんなデッキ?」赤青テスタ改造計画第一次中間報告

序論

環境外からこんにちは。自称世界一テスタロッサを愛する男、厚揚げと申します。

みなさんは、デュエルマスターズにおけるテスタロッサというクリーチャーをご存じでしょうか?

テスタロッサはE3で初登場した元オラクルのアウトレイジの青年のクリーチャーでE3の背景ストーリーの裏の主人公とも呼べる存在でございます。
おそらく現代デュエマをプレイしていたら「赤い稲妻テスタロッサ」という姿で一度は見たことはあるんじゃないでしょうか。

私は、一行目にも書きましたようにこのテスタロッサというクリーチャーがとてつもなくめちゃくちゃに圧倒的に激しく熱かりしくスーパーウルトラハイパーミラクルロマンチックに大好きなのです。

そんな中、先日のGP中にこのような話が飛び込んできました。
「シャングリラが入ったデッキが本選出場したぞ!」
所謂ロマンカードに分類されるシャングリラが入ったデッキがそのような結果を残したというのには非常に驚かされました。

そして同時にファンデッカーとしてとても羨ましかったです。
なんてたってその方にとっては推しが大型大会で結果を残してTwitterのトレンドにも載ったのですから。

それを受けて私はこう思ったのです。
「俺も大型大会で結果残してテスタロッサをトレンドに入れたい」と。

ということで本シリーズ「赤青テスタ改造計画」では、私の愛するテスタロッサたちのデッキで7月の超CS大阪大会、
あわよくば10月開催GPでの勝利を目指し、それに向けた研究の成果をお伝えできたらと思います。

無謀とも思われるこの挑戦。どうか拙い文章ではありますがお付き合いいただけましたら幸いです。

そして、今回はその第1回中間報告と題しまして、読者の皆様にも私の推しを知っていただくためにも「赤青テスタロッサとはどのようなデッキなのか」について解説していきます。

では始めましょう。赤青テスタ改造計画 第一次中間報告「赤青テスタってどんなデッキ?」

0.テスタロッサってそもそも勝てるの?


勝てます。以上。







すいません、こういうの一度やってみたかったんです。解説します。

みなさん正直、テスタロッサで勝つってのがまず無理なんじゃねぇか?
と思われているのじゃないでしょうか?

まぁ、そう思う気持ちもわかります。
なんてったって赤青テスタロッサはあくまでもファンデッキに分類されるものですからね。

しかしですよ?これから紹介する赤青テスタロッサ。
私先述の通り何度かCSに持ち込んでおります。

そしてですね、出してるんですよ!ちゃんとした結果。
サガ環境以降のcsの結果がこちらでございます。

【テスタロッサの実績】

2/18ダリアCSinトレカチャンス日本橋店 3-2(実質2-2)
赤単×
青魔導具○
アナカラ―ジャオウガ×
青黒サガループ○
不戦勝
赤緑逆悪襲(やけくそのフリー対戦)○

3/20 デュエマ龍星杯【オリジナル】 4-1
4cパワーカード ○
ラッカキラスター○
白単タマシードジョーカーズ×
アナカラーオービー○
アナカラージャオウガ○ 8位上がり
決勝
青魔導具×

そう!勝てはするんですよ!案外。
そして、2022年2月の結果ではありますが、全勝優勝も経験しております。
(デネブログさんが紹介してたテスタロッサの優勝の件。あれ、俺です。どうです?すごいでしょ?!)

とりあえずご理解いただきたいのは、テスタロッサは勝てないデッキではないという部分です。

ここだけご理解いただけたら大丈夫です。
次に行きましょう。


1.赤青テスタロッサとは


さて今回は初回ということで、基本となる超CSに向けての改造前の純粋な赤青テスタロッサのリスト・回し方・採用理由について解説していきます。 

なお、これ以降個別紹介以外のカード名においてはテスタロッサを省略して肩書きの部分のみの記述となりますのでご了承下さい。

【回し方】

①    2コストの灼熱の闘志、勇気と知識、赤い稲妻を召喚。(この際可能であれば灼熱の闘志か勇気と知識で熱血武闘カツキングを墓地に落としておく)。

②    ターン開始時の熱血武闘カツキングの踏み倒し、もしくはバッドドッグマニアクス、暗黒鎧ダースシスKの効果で出しておいたテスタロッサを破壊する。

③    テスタロッサが破壊されたことで手札から灼熱連鎖が灼熱ドロンゴーの効果で場に登場し、山札の上5枚の中からテスタロッサが全て踏み倒される。

④    轟轟轟の着地が可能であれば目指し、総攻撃を仕掛ける。

【各カード解説】


・灼熱連鎖テスタ・ロッサ×4

赤青テスタロッサにおける切札ですね。
最大5体踏み倒しが可能なので理論値では2ターン目に轟轟轟含めて12打点の生成が可能です。バケモンですかね?

使用上の注意は3点。
・ターン終了時に踏み倒した奴らは山札下に行く
・こいつ自身はSAではない
・エグザイルなので灼熱連鎖自身を破壊しないと次のドロンゴーが出来ない

これらは忘れがちなので覚えておきましょう。

・赤い稲妻テスタ・ロッサ×4
最強のメタカードですね。サガ対面の希望の光です。こいつをウザがって破壊してくれればそのままドロンゴー出来るのは美味しすぎますね。青魔導具には刺さらないのが惜しいところ。

・灼熱の闘志テスタ・ロッサ×4
優秀な手札交換カードです。
灼熱連鎖を探しに行けるしカツキング落とせるしドロンゴー元になるしでこいつは過労死枠のカードですね。
ただ対面次第ではやはりメタの赤い稲妻を優先したいところではあるという…

・勇気と知識テスタ・ロッサ&アリス/「行くぜアリス!」「行けるわテスタ!」×4
こちらも初動枠。
上面は灼熱の闘志の下位互換ですが下面が強力。対赤単・オービーでかなり活躍してくれます。
灼熱の闘志と違ってcipは強制なので注意。

・紅蓮の流派テスタ・ロッサ×4
一番新入りのテスタ。
攻撃時に実質5000火力で相手に除去を飛ばせるのはもちろん、プレイヤー指定はないので、2コストのテスタロッサを破壊して灼熱ドロンゴーというのも可能。
なんなら、アッパーゴー後であれば灼熱連鎖も破壊できるためさらに打点を増やすことも可能です。強いね。

・灼熱の斬撃テスタ・ロッサ×4
踏み倒し専用カード。
8マナデカ過ぎるて…しかしその分効果は強力。
連続攻撃が可能なので打点不足の改善につながります。
この構築であれば呪文は11枚なので成功率は高いと言えないのが玉に瑕。

・紅き血のテスタ・ロッサ×2
実質の2打点。
条件も灼熱の闘志などが居るので案外簡単。
PA5000も案外悪くない。
しかし流派と斬撃には劣るため枚数は少なめ。

・灼熱憤怒テスタ・ロッサ×3
こいつだけアホみたいに高い(BBP出身の為)。の割にそこまで活躍するイメージがない。
2打点は貴重だが3キルを目指すと手札がカツカツなため紅き血と比べると条件達成が非常に難しい。
しかし色の比重の問題から3枚採用。正直紅き血と色入れ替えてほしい。

・無法設計図×3
実質灼熱連鎖専用回収札。
5枚捲って0回収もザラにある。けど山札5枚掘れるのは正直ありがたい。ゼロ文明なのが玉に瑕。
正直自由枠。

・轟轟轟ブランド×1
上振れ枠。3キルを目指すと手札が残り1枚になることが多いので手札にさえあれば案外出てくる。
1ドローして捨てないでおいて灼熱憤怒の条件達成に使うのもアリ。

・暗黒鎧ダースシスK
最大の上振れ枠。
2ターン目にこいつがあると、2コス召喚からのシスK宣言で2ターン目に灼熱連鎖の着地が可能。
そのまま2キルも目指せる!2キル以外にも0コスの自爆札と考えれば十二分に強い。
殿堂解除して欲しい。

・熱血武闘カツキング×2
自爆札。こいつで爆発させるのが一番綺麗。
ゲンムすらしばけてしまうパワーは魅力的だが、灼熱の闘志か勇気と知識で墓地に落とさないといけない手間とサガのせいで墓地メタが非常に多いのが向かい風。

・バッドドッグマニアクス×4
最強の自爆札。ユニバース退化以降環境でもよく見たが、このデッキでも重要な役割を持っている。
このデッキは、メタが死ぬほどきつい為普通にやっていたら3キルは難しい。しかし自爆札をこいつにすることでめ2ターン目にメタを立てられようが関係なくドロンゴーが出来る。
正直勝てるかはこいつが引けるかによるところが大きいと考えている。それくらい強いカード。

2.テスタロッサの長所と短所

【長所】

このデッキの長所は環境における地雷枠である点、最速が2ターンキルである点、この2つです。
1つ目は地雷枠であること。
これは単純に、大会に出ている人たちはこのデッキの対策をしていないという点です。
つまり、このデッキの情報を持ってない人がほとんどである為、プレミを誘いやすく、情報アドバンテージ的に有利に戦えるという利点があります。
もちろん、一度少しだけ話題になった為デッキ自体は知っている人も居るかとは思いますが、私ほどの解像度の人間は居ないはずです。
 
そして、最速が2キルであること。
シスKの解説で書いた通り、このデッキ最大級に上振れれば2ターンキルが可能です。もちろん、灼熱連鎖の捲り次第なので本当にキルできる時は極々稀ですが、縦をほとんど削り切るということはそれなりに出来ます。
2ターン目に盾ほとんど割られたらおそらくほとんどのデッキが「このあとどないせいっちゅうねん」となるはずです。この2キルが出来るという点は非常に大きな強みとなるはずです。

【短所】

では逆に短所はなんなのと言われますと、正直色々あるっちゃありますが、一番大きいと言えるのが、再現性の無さです。

このデッキはパチンコパチスロ競馬と同じです。苦労して再現性を上げようとしてるけど勝つ時は勝つし負ける時はとことん負ける。そんな感じです。
その1番の原因はやはり灼熱ドロンゴー。捲れる打点が運次第な為、その時々で殴り方を考えないといけず、下振れれば灼熱の闘志1枚しか捲れないなんてことも可能性としてあります(流石にそこまではほぼない)。

超CSやGPは対戦数が多いため、どこかしらでは必ず事故ってしまうであろうというのがこのデッキの評価と言わざる負えません。

3.GP2023-1st環境におけるテスタロッサ

【環境における有利不利】

今回のGP本戦におけるデッキ分布は以下の通りでした。
18 赤単
14 サガループ(青黒9人、クローシス3人、アナカラー2人)
13 4C邪王門
9 アナカラーオービー
9 青魔導具
7 5Cザーディクリカ
6 赤緑アポロヌス
6 アナカラーハンデス
5 ラッカ鬼羅スター
4 アナカラーCRYMAXジャオウガ
4 ラッカライオネルスター
以下略

このデッキたちの中での赤青テスタロッサの有利不利は
有利:アナハン・アナジャ・青黒サガ・赤単・ラッカ鬼羅.Star
五分:赤緑アポロ・アナカラ―オービー・アナカラ―サガ・青魔導具
不利:クローシスサガ・4C邪王門・5Cザーディクリカ
(左に行くほど楽)

有利
受けが薄い、3ターン目までにメタが立っても1体だけ、オニカマスが出てこない前提であればバッドドックなどで対応が可能なので自分の動きが通しやすいですね(オニカマスが出てくるなら一気にほぼ無理対面になりますね)。

五分
まず青魔導具は、ガルラガンがこのデッキでは対策不能の天敵中の天敵であるため無理対面ではありますが、殿堂行きとなったため運次第で突破が可能となったためこの位置に。

オービーは、こちらが動くまでにメタが2体以上並ぶ可能性があるため動きづらいですが、トリガーなどで焼けるので五分としました。

アポロは、速度では十分に勝てるもののトリガーでの逆転が不可なためこの位置。

アナサガはとこしえとキャディが並ぶ可能性があるのとズッともがきついのでこの位置。

不利
不利対面に共通しているのが、受けが固いことです。
これはもう速攻デッキの性と言わざるを得ませんが大量のトリガーや受け札を使われては流石に無理があるというものです。
(クローシスサガは対面したことが無いため憶測が混じっていますご了承ください)。


【各体面のプレイや注意点】


アナハン
受けが薄いのでガンガン行こうぜ。曲通風は通用しないので無視。アプル中心に焼こう。もしカマスが出てきたら赤い稲妻と紅蓮の流派中心に単純に殴るプランに変えよう。

アナジャ
プレミで曲通風を立ててくれることを祈りましょう。
灼熱連鎖に秩序打たれてもSA付与は消えないんで安心して殴って大丈夫。
ガイアッシュが居ることも考えてドロンゴーしたら打点は残さず殴り切るほうがいいかも。

青黒サガ
赤い稲妻さえ立てられたらとりあえず大丈夫。
警官のみきついので入ってそうならあえて2ターン目は何も出さずに3ターン目に一気に動くのもアリ。
トリガーからループ入られたら素直に台パンしましょう。

赤単
とにかく自分の動きを優先。トリガーもそこそこ信じよう。

ラッカ鬼羅.Star
お互いに赤い稲妻がきついので立てながら焼こう。
あとは受けが薄いので押し切れば勝ち。

赤緑アポロ
とにかく速度命。赤い稲妻をとりあえず出して破壊してもらえるよう祈りましょう。
トリガーは効かないのでドロンゴーでもう一度赤い稲妻が出なければ投了もやむなし。

アナオービ
とにかくじゃんけんで勝ちましょう。話はそれからです。
あとはとこしえが増殖しないことを祈りながら殴りましょう。
受けは薄いので殴れれば行けるはず。

アナカラ―サガ
メタが並ぶ可能性があるのがきついが受け自体はそこまで硬くないと思われるので祈りながら殴り切ろう。
ズッとも対策で殴る順番は灼熱の斬撃を最後に回すとまだマシかも。

青魔導具
ラガンが出ないことを祈りながらさっさと行きましょう。
ラガン出てきたら泣きながら投了です。

クローシスサガ
ウォズレックで2コスが抜かれるのが怖いところ。
硬すぎるわけでもないから。案外何とかなるかも。
取りあえず赤い稲妻を立てるのは忘れずに。

4C邪王門
バラドはともかく邪王門を引かれてないことを祈りましょう。
殴る時のカツキングケアも忘れずに。

5Cザーディクリカ
トリガー引かれたら負けです。
神社で祈ってから大会に行きましょう。

4.まとめ


現時点で赤青テスタロッサは環境デッキに対しても速度では対等でありある程度有利と言える対面も存在するという、ファンデッキの中でもかなり勝てる部類のデッキではあると言えます。

しかし同時に受けの堅いデッキが無理、動きの安定性、再現性に欠けるという明確な弱点も存在する環境外でも仕方ないデッキでもあると言えます。

【次回予告】

今後は超CS本選出場という目標に向けてこのリストを基礎として、弱点を少しずつつぶしていこうと考えています。ひとまず次回は、まずあの憎き青魔導具をひねりつぶすための構築を考えていこうかなと思います。

今回の報告はこれで以上となります。6000字超えのこのような拙いファンデッカーの文をここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
では、次回の中間報告でお会いしましょう。では。

ps.ここまで書いといて抽選落ちたら笑う。

【デュエルマスターズ】4000人規模「DMGP2023-1st Day2オリジナル(2023/4/16)」結果 赤単我我我ブランドが優勝 青魔導具が準優勝 赤緑アポロヌスが3位入賞 アナカラーCRYMAXジャオウガが4位入賞 田園補完計画 第十七次中間報告書 (supersolenoid.jp)
GP2023-1st本戦デッキ分布について引用

田園補完計画 第十七次中間報告書

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