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【共同売店に関する考察11〜共同売店と個人商店のちがい〜】

共同売店で買った缶コーヒーを飲みながら、お店の前で共同売店についての話をしていた今朝。今目の前にある、小さなお店を眺めながらぼんやりと考えていた。

共同売店と個人商店の決定的違いってなんだろう?

見た目は同じ。置いてある商品も大して変わらない。地域ごとに共同売店の運営方法は異なるので、あくまでも私が見てきた範囲内の検討材料であることを踏まえて…。

<共同売店>は地域の人たちが出資して運営される、共同体の象徴。区の財政と直結している。公民館や自治会館と併設されていることも多く、地域の政(まつりごと)にも深く関わっている。お祭りがあれば共同売店で飲み物を仕入れたり、何かの会合だったりミニデイがある時は共同売店でお弁当やお惣菜を調達したりする。昔は電気代など公的料金の支払いもここで取りまとめていたこともあった。

<個人商店>も同じように地域で利用されるけど、在庫を抱えるリスクや得られる利益はすべて個人の管理責任。あくまでも個人のため、地域の政(まつりごと)には深く関わっていない。

共同売店が皆の共同出資で運営されている以上、それはいわば皆の持ち物であって、店が経営難に陥っているとすればそれは皆の問題でもある。細かいことを言えば、品揃えが悪い、商品棚が散らかっているなどの課題があるとするなら、運営の方向性も含めて皆が共有して一緒に考えていくべき課題なのだ。

つまり…

● 運営を人任せにしないこと
● 管理する人は私物化しないこと
という前提を踏まえた上で、「この店は私たち皆の店なんだ」という意識を持って運営を支えていくことが大事。

そのためには…

● 定期で運営報告をする
● お店の中の人の役割を一定期間で見直す
という仕組みが必要なのかも。どうかな?

この「意識」があるかないかが、共同売店と個人商店の決定的な違いを生む要素なのでは。…という本日のまとめでした。

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