見出し画像

無能でもリタイヤする方法

世の中にFIRE という言葉で出てきて随分と経ちました。

financial independent  retire early(経済的自立及び早期引退)の略称だそうで、日本語で「ファイヤー」と呼ばれています。

僕は、この響きが非常にダサくて嫌なので経済的自立という部分だけを言葉として使っています。

タイトルにリタイヤという言葉をあえて使ったのには経済的自立という言葉に、「親からの支援からの脱却」という意味も含まれているからです。

今日は僕みたいな無能でも経済的自立を実現する方法をお話させて頂こうと思います。

結論

「経済的自立仕様のマネーマシン製作の仕組み作りとコストの削減」

結論はこれですが、分かりづらいですね。
分解してみます。

「経済的自立仕様」「マネーマシン製作」「仕組み作り」「コストの削減」

そして、これを項目別に整えて、順番を入れ替え、必要な周辺情報を足します。

①経済的自立とは
②マネーマシン
③マネーマシンを作る
④経済的自立仕様マネーマシン
⑤経済的自立仕様マネーマシンを作る
⑥マネーマシンを作る仕組み
⑦マネーマシンを使う仕組み
⑧無能な僕でも出来る

①経済的自立とは

経済的自立とは自身の資産から生まれる運用益だけで、生活が出来る状態の事を言います。

シンプルで簡単です。

つまり、大金持ちになるというのとは根本的に方向性が違います。
裕福になって引退するのではなく、ただ、生活に困らない仕組みを作っておく、というお話です。

②マネーマシン

資産から運用益を自動で作り出す仕組みの事です。

このお話には何回も「仕組み」という言葉が出てきます。
資本主義社会という土台の上に、資産というコードを使って、マネーマシンをプログラミングする、というお話です。

有能なプログラムが必要だという話なので、コードの量は重要ではありません。
つまりお金が沢山ある事が重要だという話では無いです。

マネーマシンには幾つかの種類があります。
僕が作っているのは

株式配当マシン
為替金利差マシン
権利収益マシン
リセールマシン

です。

株式配当マシンは経済の成長を背景に元本を増加させつつ、配当利益をもたらしてくれる仕組みです。

為替金利差マシンは日本の極端な低金利政策を背景に、金利が相対的に高い通貨との金利差で収益を自動で生み出してくれる仕組みです。

権利収益マシンは行った仕事の価値を、後から誰でも買える仕組みで、労働投資を行った後も所得が得られる仕組みです。

リセールマシンは仕事で使っていたものを売却する時にキャッシュインをもたらしてくれる、事業の必要性の低下=収入になるように事業に付加してある仕組みです。

マネーマシンを作る

一般的にマネーマシンを作るには二つの力が重要だとされています。

①入金力
②継続力

ただし、僕は無能なので、これらの力は強くありません。

有能な人であれば、会社に勤めて高い給料を貰えるので、継続して入金する事が可能ですし、もっと有能な方なら、事業を起こして継続的に大金を稼いで入金する事も可能です。

ただし、僕は無能なので、これらの技は使えません。

なので、ここも仕組みで対応します。

まず、手始めに事業を立ち上げました。
無能な人は会社では役に立たないので、事業を立ち上げた方がいいです。

会社の給料は
業界の収益率×能力査定×就労時間
みたいな感じで決まるので、無能だと能力査定が絶望的に低いのでダメです。

また収益性の良い業界は有能な人が沢山働きたがっているので、無能の付け入る隙はありません。

結果、就労時間の足し算の様な収入になってしまいます。

なので、無能な僕は起業一択です。
そして、需要の高い仕事をします。

能力が低くても、需要が供給を上回っているビジネスは収益率が上がるので、収入を増やします。

僕は一昨年まで、そうして元本を獲得しました。

そして、元本をまずは老後資金(国が必要だと言っていた2000万円)まで貯めます。
低学歴無能でも、自分で事業を所有し、需要の高いビジネスをガムシャラにやる戦法であれば、稼げる金額です。

そして、まずはそれを低リスクな金融商品に振り分けていきます。
ここで、この2000万円のリスク許容度がめちゃめちゃ大きい事が肝です。

老後資金としての2000万円は最悪、僕の場合65歳定年だとしても、30年ちょっとで元が取れればいい訳です。

そして、これらの投資を始めて、一般的に言われている投資というアクションも実は二つに大きく分けられる事を知りました。

一つは前述のマネーマシンになる様な方法、もう一つは資産を用いた労働です。

マネーマシンは前述してあるので、労働の方を。

一般的に投機的資産運用と呼ばれるものがそれになります。
レバレッジ取引やリスクの高い個別株の短期取引などがこれに当たります。

これはあまり、よく無いです。
原資が山の様にあればいいのですが、僕のように老後資金しかないような人間には無理で、更に金融取引の能力が高くないと無理です。

僕は無能なので、これらの危険性から逃げる事にしました。

それでマネーマシンになる金融資産=低リスクで、リターンの確実性があり、少額から始められるものに投資を集中させました。

米国株ETFや超低レバレッジFXのポジション長期保有、超有名老舗バリュー株への積み立て、低目標設定での仮想通貨の現物取引などです。

ここで注意なのは、これはあくまで「資産によって収入を生み出す装置」としてのマネーマシンなのであって、後述する「経済的自立仕様マネーマシン」にはなっていないという点です。

④経済的自立仕様マネーマシン

経済的自立仕様のマネーマシンは通常のマネーマシンとは少し違います。
経済的自立=資産運用収益での生活なので、お金を増やしてくれるマネーマシンではダメで、収益を生活に回す、というのが、この仕様の目的の特殊性です。

これを作るには年利5%で1億円をマネーマシンにすると、500万円、僕は2人家族なので、これで世帯の平均年収250万円、税金を引いてなんとか生活はできるかな、と言った具合です。

勿論、無能なので1億円も稼げないので、この段階で経済的自立仕様のマネーマシンを作る為の仕組み作りの必要性が明らかになります。

⑤経済的自立仕様のマネーマシンを作る

前述したマネーマシンのうち、権利収入マネーマシンは原資は労働力ですので、この分の収益から必要な運用額を差し引く事が出来ます。

月一万円の権利収益をもたらしてくれるマネーマシンがあれば、お金の運用で作るマネーマシンの原資は年利5%で240万円も少なくて大丈夫になります。

またリセールマシンを成長させておけば、これも原資から差し引く事が出来ます。事業の撤退時期などによって、値段は変動してしまうので、計算は非常に難しいですが。

加えて、僕は事業の中、つまり、所有するビジネスの中にもマネーマシンを作る事にしました。
これは協業ネットワークと、リソース運用最大化戦略と呼んでいて、一つは自分たちで仕事を独占するのではなく、多くの外部の事業者様と分け合う事でリスクを低減し、それに必要物資を供給する事で、一部収益を自動化している仕組みと、設備投資を積極的に行いリセールマシンとしての事業価値の拡大と、それを運用する事で労働負担率の少なく、競争力のあるビジネス展開をする、というものです。

これによって、昨年は売り上げが過去最高額に到達しました。

そして、それらのお金を一定額、個人で取得し、定期預金で徐々に手元に戻ってくるセルフベーシックインカムを作り、これを継続的にマネーマシンに投下しつつ、あまりは全額、資産型労働(権利収益マシンを作る仕事)とリセールマシンとしての事業の成長に入れ込みます。

リセールマシン側は労働収益を現時点ではもたらしてくれています。
この部分を縮小できる範囲こそが、経済的自立仕様マネーマシンの対応領域になります。

少ない金額でよくしておく上で、使用開始時にブーストが効く仕組みを作った訳です。

この上で、マネーマシンを成長する仕組みを再度見直す事にしました。

⑥マネーマシンを作る仕組み

これには二つの課題があります。

①穴を塞ぐ
②水を注ぐ

です。

マネーマシンに回せる原資を増やせば、増やすほど、マネーマシンを成長させる事が可能になります。

僕が作るマネーマシンは労働=時間によって作るモノと、金融資産によって作るモノの2通りあるので、原資と呼べるものは「時間とお金」です。

この二つに関して、この二つの課題を考えて、仕組み化していきます。

まずは①穴を塞ぐ、です。
簡単に言えば、お金と時間の無駄を省く、という事になります。

ただし、これは簡単なようで簡単ではありません。
なので、これも仕組みを作って、解決します。

これは多種多様な戦術の集合体で対処しているので、幾つか例を挙げると、「テレビを捨てる」「保険を解約する」「思い立ったらアウトソーシングの見積もり」「やりたい事が出来ないなら寝る」などがあります。

今回は詳しい説明は割愛しますが、どれも無能な僕でも出来るお気に入りの戦術です。

②水を注ぐ、に関しては前述したマネーマシンによるマネーマシンの為の収益以外にも、モノを持たない事で時間も金も節約して、それをマネーマシンに注ぎ込む事をしています。

高くないモノでも、持っていると、意外と時間を食います。
逆に全く時間を食わないモノを持っていて、それが自動収益化装置でもない限り、完全にお金の無駄です。

マネーマシンにお金を注ぎ込める仕組みを作って、ついでに生活のコストも削減しておきます。
生活のコストを削っていく事は⑦マネーマシンを使う、にも非常に有効に役立ちます。

⑦マネーマシンを使う仕組み

正直、僕の場合、ここまでやってもまだ足りませんでした。

なので、作りかけのマネーマシンにも役に立ってもらう事にしました。

マネーマシンに関する事をコンテンツで書く、時々、尖った内容(誰にとっても意味があるわけではない内容)の時だけ有料化してみています。

一番効果的だったのは、マネーマシンが現在生み出している金額を自分が労働で稼がなくてはいけない、と考えるノルマから差し引く、という考えです。

これによって、僕は仕事が徐々にやらなくてはいけない事(=第一領域)から、やっておきたい事、やりたい事(=第二領域)にシフトしてきました。

これは精神的に大きな力となり、精神的にバランスが取れると、自動的にパフォーマンスが上がり、収入が増える、という好循環を生み出しました。
このお陰で、一昨年と比べて、去年の僕の時給は1.5倍くらいには跳ね上がりました。

加えて、マネーマシンが対応する生活にもメスを入れて、夫婦で話し合い、生活から不必要なモノを取り除いていく戦略を立てました。
この全てが完成すると、1人15万円、世帯で30万円あるだけで、かなり裕福に暮らせる事がわかりました。

月に30万円ですと、年360万円、当初のマネーマシンのサイズと比べると2800万円も少ないマネーマシンで生活する事が可能だと言う事になります。

所得を削減して、余剰金を増やす仕組みを作って、マネーマシンに還元する。
このサイクルの先にマネーマシンを使っての生活が待っています。

⑧無能な僕でも出来る

僕はまだ、マネーマシンを使って生活をしてはいません。
まだ仕事を通して、または生活を通して学びたい事が沢山あるからです。

これを学べば、より小さなマネーマシンで、より早く、より豊かな暮らしが出来る様になります。

これは僕が生涯を通してやりたい事ではなく、生涯を通してやりたい事をやり続ける為の地盤です。

これは、僕みたいな無能でも実現出来る話です。

重要な事は一つだけ。

無能な自分を受け入れて
だったら、こうしてみよう!と
考え続ける事です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?