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「自己中心的利他」を考える 仲山さんCamp振り返り

5月からの約3か月間、『自己中心的利他』を実践で学べる仲山進也さんのCampに参加しました。
この3ヶ月学んだことが多かったので、振り返りを記録に残しておきます。(ネタバレしない程度に…)


『自己中心的利他』とは?

※仲山進也さんXより引用

「やりたい」「得意」「喜ばれる」の3要素が重なるところ。
自分も相手も自己犠牲をしないで、自由に働ける状態が『自己中心的利他』

この『自己中心的利他』を言語化・実践することが、Campでの大きな目標でした。

参加のきっかけ


2024年のテーマとして掲げたのが、『自己中心的利他の模索』
工房ベルを立ち上げて約5年。
好きなこと(やりたいこと)を仕事にしようと始めたけれど、うまく収益に結びつかないことにモヤモヤ…
「働くって何だろう...」 「自分にとって仕事とは...」とモヤモヤすること数年…
自己中心的利他の「得意」と「喜ばれる」が自分の中で言語化できていないんだろうなぁ...と。

そんな風に考えていた時に、仲山さんのセミナーがあることを知ります。
(このセミナー動画だけでも見る価値がすごくあると思います)

この動画の中で

・チームビルディングは他人とのすり合わせであり、喜ばれるポイントを探ること。
・フリーランスの人こそチームビルディングの理解を深めた方がいい。

この言葉を聞いて参加しようと決めました。

あと…「初めましての人が集まるワークショップが苦手な人でも、居心地が悪くないように設計してます」ってのが参加の後押しに。
苦手だけど参加してみよう!ってなりました。


名前覚えテスト


仲山さんと直接話せるワクワク・ドキドキと、初めましての人ばかりのドキドキで迎えたDAY1。
最初にやった「名前覚えテスト」が、僕の中でこのコミュニティを居心地の良い場所にしてくれた。
自分の名前を呼んでもらうことに大きな意味があったと思います。名前を呼ばれるだけで、なんとなく嬉しくなる感覚がありました。

「強み」あるある


ストレングスファインダーを使って、自分の強みの言語化をしていきました。

僕の上位5つの資質は
1.最上志向
2.慎重さ
3.学習欲
4.内省
5.収集心

仲山さんの「強み」あるあるを聞いて、自分の上位資質については「わかる~」がたくさん。
こんな風に資質を捉えたらいいんだ…という発見も。
「内省」はストレングスファインダーの解説を読んでもピンと来てなかったのが、この資質すごい使ってる…となりました。
ひとりでグルグル考えてることばっかり…

無意識にやっていることを改めて言語化したことで、自分の強み(ついついやってしまうこと)の解像度が上がりました。
他の参加者の上位資質も共有されていたので、この資質があるからこういう言動や思考になるのかも…と新しい視点が増えて面白かった。


思考プロセス


DAY2の後からはお題への回答に思考プロセスも書き添えるように。
自分が何を見て、どう考えてその回答に至ったのか…

※仲山進也さんXより引用

この思考プロセスを伝えることが、自分を知ってもらう・相手を知るのにとても大切だと感じました。
他の方の回答を見ても、思考プロセスがたくさん書いてあるものは、より面白いな~。こんな風に考えるんだ~と、その人に興味が湧くように。

今までの自分を振り返ってみると、思考プロセスを人に話すことが極端に少なかったのではないか。
おそらく「最上志向×慎重さ×内省」の資質が影響していると思う…
なので、このCampの中では意識的に思考プロセスを口に出すようにしました。
思考プロセスを口に出すようにしたことで、自分に興味を持ってくれる人がいたと思う。
ちゃんと言語化して、目で見られる、耳で聴けるようにしたことで思考や感情がより整理された気がします。


また、この思考プロセスは作品ページにも同じことが言えるのではないか…と。
完成した作品が結論だとするならば、作品に込めた想いや作ろうと思った理由などが思考プロセス。
思考プロセスがたくさん書いてある作品ページの方が、作品に興味を持ってもらえるのでは…と。

新月をモチーフにしたカフリンクス【moon】で実践してみることに。
・なぜ新月をモチーフにしたのか...
・新月とカフリンクスに込めた想い
・こんな人に使ってみてほしい…
こんなことを作品ページに書き加えました。


「喜ばれる」ポイントを探る


DAY3の後には自分の得意をテーマに考えるお題が。
自分の得意って…と悩みながら「器用」をテーマにすることに。

自分が器用になるために工夫してきたことは知りたいと思う人がいて、それを伝える(発信する)ことは利他(喜ばれる)になるよ…と言ってもらった。
これが僕の中では大きな気づきで
自分では利他だと思ってもいなかったことが、ある人からすると利他になるんだ!
これが他人とのすり合わせで「喜ばれる」ポイントを探ることなのか!となりました。


自己中心的利他と器用


お題を進めるため「器用」を深堀りしていく中で、自己中心的利他と器用になることは似ているのでは?という仮説が…
器用とは、「器(うつわ)を用いる」こと。
つまり、器用は「持っている強みを上手く使えている状態」なのでは...。
この強みは自分の強みだけでなく、相手の強みも含まれると考えると
器用になろうとすることは、チームビルディングや自己中心的利他を実践しようとすることに似ているのではないか?

また器用になるために工夫してきたことを振り返ってみると、自分の資質(強み)を使っていたことに気が付きました。

最上志向・・・完璧を捨てる(もっと良くできないか)
慎重さ ・・・違和感に気づく(普段と違う状況に目が行く)
       脳内シミュレーション
学習欲 ・・・幅広い情報をぼんやりと入れる
       まずは一回そのままやってみる
内省  ・・・自分を見る
       なんか違う…は切り捨てる
収集心 ・・・抽象度の高い情報をストックする

DAY1から考えてきたことが最後のお題で全部繋がったかもなぁ...と。


おわりに


仲山さんやCamp参加者の方々にたくさん刺激をもらって、充実したあっという間の3ヶ月でした。
思い切って参加をして本当に良かったです。

この記事を書くことも1つの思考プロセスを共有することなのかなぁ...と。

器用について更に言語化を進めることで、自分なりの自己中心的利他の解像度も上がる気が…
なので「器用」をテーマに記事をいくつか書こうと思っています。

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鈴木健太|工房ベル
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