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Nintendo Switch Liteのキャリングケース作成の総括


こんにちは、革工房を開く事を目指してるまめねこです。
今は、9月頃に目標にMinneに出品する為に技術の向上とオリジナル作品のデザインをしています。

一つ一つ、作品を作るたびに総括をして技術やデザインをブラッシュアップしていこうと思います。

■次につながる作品だった。

今回の作品作りは、次につながる作品だったと言うのが最初に感じた事です。
精密機器をのキャリングケースで傷をつけない事、破損しない様にする事を意識しつつ、大人が手にしていて違和感がない上品さを目標に作りました。

結果として、液晶面に傷つけない様に裏地にスウェードを貼るなどの工夫、アナログコントローラの様な破損しやすそうな凸部を保護する様な形状など、考えながら作ったので、時間はかかったのですが、かなり

■ コバを磨けない革の扱い方。

今回ヘリに革を巻き付けて処理してみました。
結果としては上手くはいったのですが売り物としての品質ではありませんでした。 

上の開口部がそうなのですが、縫い目がヘリを押さえている革に対して波打ってしまっています。
これは革の貼り付けが綺麗でなく、表面と裏面で縁が平行になっていないために裏面の縫い目は水平なのに対して、表面では波打ってしまいました。

厚さ1.0mmのをそのまま使ってしまったのが失敗の原因です。
革を漉いて扱いやすい厚さにしておけば綺麗に出来たはずです。

これは一度、端切れで練習してみようとおもいます。

■サイズに関して

うまく行ったのは開口部に向けて広げる形をとった事。
これによって、Nintendo Swtich Liteの出し入れがスムーズになった
底が本体と同じ厚さなので中でガタガタと動く事が無いので安心できます。
ですが、凸部のアナログコントローラーやLRボタンなどは本体より1cmほど厚みがあったので、どの様にするか試行錯誤した結果、広げる形に落ち着きました。
これによってアナログコントローラーに干渉しないのも良かったです。

横方に関しては、取り出しをスムーズにする事を考え、余裕を持たせた結果3cmも余裕が出てしまった。

キャリングケースという性質上、コンパクトに納めるのは大切ですよで組み立てながらも、実物に合わせて、微調整するべきでした。

■ボックス型の形状を縫う際の注意点

これは完全な設計ミスで当初はボックスの縫う場所を箱の広い面のみで考えていました。
デザイン的な事しか考えてなかったのですが、いざ組み立て始めて気がついたのですが、針の長さより箱の厚みが無いので、縫う事ができない事に気がつきました。

そこで、急遽革を継ぎ足して、側面で縫うようにしました。結果的にはそれが良かったのですが、設計段階でどうやって縫うかを考えながら作らないとダメですね。

■革の厚さについての考察

今回は全て、1mmで作成したが、背面部には1.6mm 又は2mmを使って箱を堅牢にした方が良いかと思う。

精密機械を入れるので柔らかさは大切ですが持ち運ぶので堅牢性も大切です。

■次に作る際に気をつける事

革の厚さを意識する。
縫いの工程を考えて設計する。

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